EMERSON, LAKE & PALMER 『WELCOME BACK, MY FRIENDS TO THE SHOW THAT NEVER ENDS ~ LADIES AND GENTLEMAN』

1. HOEDOWN
2. JERUSALEM
3. TOCCATA
4. TARKUS
a) erpution
b) stones of years
c) iconoclast
d) mass
e) manticore
f) battlefield including epitapf
g) aquatarkus
5. TAKE A PEBBLE
a) still... you turn me on
b) lucky man
6. PIANO IMPROVISATIONS
a) 'fugue'
b) 'little rock getaway'
7. TAKE A PEBBLE (conclusion)
8. JEREMY BENDER / THE SHERIFF (medley)
9. KARN EVIL 9
a) 1st impression
b) 2nd impression
c) 3rd impression

 エマーソン・レイク・アンド・パーマーことEL&Pの1974年の絶頂期にリリースされた、アナログ盤当時3枚組のライヴ・アルバム、『レディース・アンド・ジェントルマン』です。
 メンバーは勿論、キース・エマーソン(オルガン、シンセサイザー、ピアノ)、グレッグ・レイク(ヴォーカル、ベース、ギター)、カール・パーマー(ドラムス、パーカッション)の3人です。キース・エマーソンは元ナイス、グレッグ・レイクは元キング・クリムゾン、カール・パーマーは元アトミック・ルースター(後にエイジアを結成して一世風靡しました。レイクも一時期だけ参加します)と言う元祖スーパー・グループで、噂によると、ジミ・ヘンドリックスやジェフ・ベックが入るかもしれなかったと言う事が言われてました(私の記憶力が良くないため、確かではないですが……)。
 EL&Pの聴き所は、キース・エマーソンの超絶キーボード・テクニック、それにグレッグ・レイクの歌、特に彼の独特の声質、カール・パーマーのスピード感溢れるドラミングです。カール・パーマーはエイジアの頃は「リズムに難有り」と言われましたが、この頃は、バンドの性質にあってるのか、走ったりモタッタりする事が、独特の揺れを出していまして、私は好きです。それは、歌心あるリズムの揺れとでも申しましょうか、軽快なドラミングをする時もあれば、物凄くヘヴィーなビートを刻むときも有ります。それから、ゴング、チューブラベルズ、ティンパニーなどのパーカッション類をとてもドラマチックに使いこなす所など、カール・パーマーならではと言った感じがします。
 キース・エマーソンは現在ではコルグ・シンセサイザーの使い手としても有名ですが、この頃、ムーグ・シンセサイザーの先駆者として、既に他のキーボード・プレイヤーよりもアグレッシヴにシンセを操作する事が出来ていました。それからジャズやクラシックなどの音楽性も身に付けたピアノとオルガンのテクニックも素晴らしいものがあり、ライヴ・パフォーマンスでも他のキーボード・プレイヤーの中でも軍を抜いていました。


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