安田しん二のスポーツ観戦日記
2003年4月編

私、安田しん二が一スポーツ・ファンとして書く、独り言のコーナーです。
これは私の個人的な意見で、独断と偏見によるものであります。
そこのところをどうか御了承ください。

2003年4月1日火曜日
 ヤンキースの松井秀喜が、カナダのトロントでブルージェイス戦に5番レフトで先発出場し、デビューを華々しく飾りました!
 1回の表、2死一三塁から相手のエース、ハラディーから三遊間を抜けるレフト前ヒットを打ち、これがタイムリーとなって、ヤンキース先制点を挙げました。その後、3打席を凡退しましたが、私が観たところ、第2打席目はセーフのタイミング……。今日は初球打ちが多かったですが、とりあえず、デビューで結果が出て何よりです。チームも4−8でヤンキースが勝ち、今度41歳になる、ロジャー・クレメンスが勝利投手となりました。
 しかし心配なのは、走塁中に左肩を脱臼し、退場したデレク・ジーター選手です。TV解説をしていた長嶋茂雄さんによると(長嶋節は絶好調でした)、復帰に1ヶ月以上掛るのではないかとの事でした。開幕早々に怪我をしてしまうなんて、なんて不運なんでしょうか?

 カージナルスの田口荘選手も残念、ロースターから洩れてしまいました。これで3A(メンフィス)スタートと言う事になってしまいました。なんでもそれを通達されたのは開幕直前の今日の朝。オープン戦の打撃が好調だっただけに残念でなりませんね。しかし、チャンスは必ずやって来ます。これにめげずに、それまで気を抜かない様、好調をキープしておいて貰いたいですね。

 メッツの新庄選手は、ニューヨークでカブスとの今季開幕戦を迎えましたが、先発を外れ、結局そのまま出番もありませんでした。オープン戦は絶好調だったので、私はてっきり先発出場するもんだと思ってましたが……。
 試合の方は、先発したトム・グラビンや後続の投手達も火だるまに…、2―15で完敗だったそうです。明日は是非、新庄選手を先発で試合に出してやって欲しいモンです。しかし当人は、「まあ、僕の出番は試合が勝っている時じゃないかな」と、余裕のコメントだったとか。

 ドジャースの野茂英雄投手はアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、4安打、7奪三振、1四球で開幕戦完封勝利を挙げました。メジャーを代表する左腕、ランディ・ジョンソンと投げ合いで勝てたのは大きいです。完封は一昨年5月25日以来2年ぶりと言う事ですが、今年はかなり良いスタートが切れましたね。チーム・メイトの石井一久投手もこれに続いて欲しいです。

2003年4月2日水曜日
 ジャイアンツは横浜との連戦の初戦を、桑田真澄の力投で勝利する事が出来ました。桑田にとっては彼自身35回目の誕生日と言う事も有り、今季は良いスタートが切れたのではないでしょうか?
 ロベルト・ペタジーニと阿部慎之助もお互いに3戦連続となる3号ホームランで競演し、チームの打撃は絶好調です。
 阿部が絶好調と言う事で、ジャイアンツにとって大きいのは、下位打線の元木大介、阿部、仁志敏久といったところが、“もう一つのクリーン・アップ・トリオ”の役目をしてる事です。元木も後の阿部の調子が良いので、力を抜いて楽に行けるし、仁志の好調も大きいです。なにしろジャイアンツの中でも特にチャンスに強いと言う印象の有る3人が下位に並んでるのですから、相手も相当しんどいでしょう。今のジャイアンツの打線は、まさしく“息の抜けない”打線です。

 マーヴェリックスはニューオリンズ・ホーネッツをダラスの『アメリカン・エアライン・センター』に迎えてのゲームでしたが、95−86で見事勝利しました。やはり今日もマイケル・フィンリーは欠場です………。ダーク・ノビツキーが30得点を挙げ大活躍してますが、やはりマイケル・フィンリーの復帰が待ち遠しいです。
 マーヴェリックスの次の相手はロサンゼルス・レーカースです。プレーオフで当たる可能性も大きいだけに、この勝負には注目したいところです。

 今日一日で4試合、野球の試合を観る事になりそうです。
 その第1戦目がヤンキース。そのヤンキースは相手チームのトロンロ・ブルージェイズから10点を挙げ、1−10で大勝しました。
 松井秀喜は3打席凡退で迎えた第4打席、トロント・ブルージェイズの4番手右投手のポリート投手から、ライト前にヒットを放ちました。そして第5打席も犠飛を打ち、打点1。これで打率は.250で、2試合連続安打中と言う事になります。

 2試合目は『横浜高校vs徳島商業』、春のセンバツ高校野球準決勝です。こちらは横浜高校が5−3で徳島商業を下し、現西武ライオンズの松坂大輔投手を擁して春夏連覇した1998年以来、5年ぶりの決勝進出を果たしました。横浜高校は1−1で迎えた6回、2死二、三塁から村田浩明選手のサード・ゴロを野手がファーストに悪送球する間に2者が生還して3−1と勝ち越しました。この回結局3点を奪って、7回にも1点追加します。そして最後は、9回2死二塁から、ピッチャーを左の成瀬善久投手から2年生右投手の涌井秀章投手に継ぎ逃げ切りました。
 徳島商業の平岡政樹投手は良く投げましたが、横浜高校は渡辺元智監督自ら「打線は弱い」と評するも、横浜高校らしい粘り強いバッティングをみせたと思います。徳島商業は第1回戦からあえて9人だけで戦う戦法をとってきた様ですが、(私は控えの選手の実力は知りませんが)それってどうなんでしょうかね?全てに秀でた9人で戦うのも良いかもしれませんが(何かしらベンチの選手の方が秀でた事があると思うんですがね、普通は…)、ベンチ入りしてる選手全員を信頼して戦う方のも監督の腕だと思います。そこのところは、「わき役が活躍するチームは強い」と言ってる、横浜高校の渡辺元智監督とは正反対で面白かったですね。

 第3戦目はマリナーズの開幕戦。相手は同じリーグ同じ地区のライバル、オークランド・アスレチックスです。チームも負けたし、イチローも打てませんでした。相手投手のハドソンって凄く打ち辛そうです。

2003年4月3日木曜日
 昨日はセ・リーグの3試合全てがサヨナラ試合と言う、セ・リーグ初の珍しい記録が生まれました。
 もちろんジャイアンツも後藤孝志のサヨナラ・ホームランでサヨナラ勝ちを収め、途中から登板のルーキーの久保裕也にプロ入り初勝利が付きました。ロベルト・ペタジーニも4戦連続の第4号ホームランを放ち、対横浜2連戦をスウィープしました。

 ヤンキース(7−9で今日もトロント・ブルージェイズを破りました)、松井秀喜は6−2(ウチ2つの2塁打、打点1)でしたが、最初の当たりは、もう少しでホームランと言うものでした。試合後半は何度かチャンスで廻ってきましたが、凡退してしまい、そこら辺はちょっと物足りなさを感じてしまいました。ですが、調子はとても良い様に見えます。メジャーは外角のストライク・ゾーンが日本よりも広いので、そこが壁になってはいますが、それでも3試合で4本のヒットを打ってます。多分、今現在の打率は.285だと思いますが、序盤にしては、結構良い感じだと思います。ホームランも近いうちに出そうな雰囲気がありますよぉ。
 因みに、今日の相手の先発ピッチャー、マーク・ヘンドリクソンは元NBAプレーヤーです(フォワード)。1996年からフィラデルフィア・セブンティーシクサーズ、サクラメント・キングスと1年間ずつ在籍、その翌年の1998年−1999年シーズンはニュージャージー・ネッツで1年間、その翌年の1999−2000年シーズンはニュージャージー・ネッツからシーズン途中にクリープランド・キャバリアーズにトレードされ、キャリアは4シーズンで114試合に出場し(スターターは8試合)、平均3.3得点2.8リバウンドと言う選手でした。しかし、バスケットでも野球でもプロとして活躍できるなんて凄いですよね(過去にも何人かいる様です。ブルージェイズで1979年から1981年までプレイした、元サンズのHCも務めた、ダニー・エインジなんか結構有名です。彼は御存知のとおり、NBA現役時代は名ガードとして、セルチックス、サンズ、トレイルブレイザーズなどで活躍しました。それから、今季のNBA得点王候補最右翼、マジックのトレーシー・マグレイディーも野球が上手いらしいです。ヤンキースが獲得と言う噂も出た事があります)。日本じゃ、格闘技意外では考えられない事だと思います。そう言えば、マイケル・ジョーダンもその昔メジャー挑戦しましたが、結局メジャーには上がれませんでしたっけ……。

 マリナーズの方ですが、イチローは4−2で今季初安打を放ちましたが、チームは8−3でオークランド・アスレチックスに大敗を喫してしまいました。
 イチローはやはり調子が良いようですね。昨日はやはりハドソンと言う事で、打てませんでしたが、心配する事は全く無い様です。しかし、チームはやられてます。ジェイミー・モイヤーが打ち込まれ、投手陣がちょっとヤバイって感じです。

2003年4月4日金曜日
 ドジャースの石井一久は今季初先発を勝利で飾ることが出来ませんでした。最初の打者一巡目までは凄く良かったのですが、4回に入るといきなり打ち込まれ、サンディエゴ・パドレスに5点を献上してしまいました。
 パドレスの本拠地があるサンディエゴは、米軍の基地があることでも有名ですが、それに因んでか、パドレスのユニホームは迷彩色でした。サンディエゴって一度だけ通った事がありますが、ラジオなんかも、メキシコの国境が近い所為かマリアッチとかが流れてましたっけ……。

 マーヴェリックスはロサンゼルス・レーカースに89−100で完敗です。コービー・ブライアントが大人しかった第3クオーターまでは五分五分の良い勝負をしてたのですが、コービー・ブライアントが点を獲る様になってからは、点差をどんどん引き離されていきました。結局、シャキール・オニールにも31得点も獲られ、ダーク・ノビツキー、ニック・ヴァン・エクセル、スティーヴ・ナッシュと頑張りましたが、マイケル・フィンリーの抜けた穴は大きかったです。それから、もしかするとマイケル・フィンリーは故障者リストに入るかもしれません。彼は今日はロースターから洩れてましたし、ポパイ・ジョーンズが故障者リストから復帰してましたので、その可能性は大いにあると思います。レーカースとはまた直ぐにロードで当たる事になりますが、今度は是が非でも勝ってもらいたいです。でないと、カンファレンス1位でプレーオフを決めても、何故か安心できない展開になりそうですし……。

2003年4月5日土曜日
 今日からヤンキースはタンパベイで、去年までマリナーズの指揮をとってたルー・ピネラ監督率いるデビルレイズと対戦します。試合は2−12と大差を付けて快勝しましたが、松井秀喜は今日もヒットを1本打ちました。これで4試合連続ヒットです。結果5打数1安打と言う事ですが、今日は開幕してから初めて四球も一つ選びました。開幕から早打ちが目立つ松井が四球を選んだのは大きいと思います。多分、まだメジャーに完全に慣れていない松井は、「追い込まれない様に」と言う意識は凄くあると思います。特に外角のストライク・ゾーンには日本のそれとのギャップをかなり感じている事でしょう。ですが、松井なりに上手く対応しようと工夫はしてる様です。並のバッターですと、今の松井位の“慣れの程度”ですと、多分ノー・ヒットが続いてしまうんだと思います。それでもなんとか結果を出してる松井はやっぱり凄いですね。私としては、暫くはこのままドツボにはまらない様にする事が重要だと思います。そのうち日本にいたときの様に“本当の松井の凄さ”が出るはずですもんね。

2003年4月9日水曜日
 やりました!!松井秀喜、本拠地『ヤンキー・スタジアム』(対ミネソタ・ツインズ戦)でデビュー!そしてなんと、メジャー移籍1号になる、満塁ホームランをライト・スタンドに打ち込みましたよ!これで ニューヨークのファンは、「ゴジラは本物だ」と認めた事でしょう。
 ニューヨーク・のファンは、松井が満塁ホームランを放つ前、守備で良いプレイがあったのですが、それに対しスタンディング・オベーションをしてくれました。「良いモノは良い!」とハッキリしてるニューヨークのファンは素晴らしいです。そして、次の松井の打席、満塁のチャンスを「ゴッジラ」コールで盛り上げてくれました。それもバーニー・ウィリアムスが敬遠されての満塁策だったので、余計に盛り上がりましたね。
 トロントでのブルージェイズ戦では早打ちが目立った松井でしたが、四球を選んだその前の打席もそうでしたが、この打席もカウント2−3まで球をじっくり見てました。「じっくり見て、甘い球を見逃さずに打つ!」と言う、日本にいる時の松井の姿になってきました。私は「でるぞ!」と確信して、2−3でTVのボリュームを上げました、その瞬間、「行っっっっったぁー!!!」。これで家族もみんな起きてしましたが、良い目覚ましになったと思いますよぉ……。
 それにしても、ホームランの後のニューヨークのファンは凄い盛り上がってました。私も『ヤンキー・スタジアム』へ行って、「ど〜んなもんだい!?ニホンのゴジラだぞぉ!」って言ってやりたかったです(寒そうでしたが……)。
 それにしても、松井は大きなプレッシャーの中での大舞台、それを自分のパワーにしてしまうところ辺り、流石ジャイアンツで何年もやってただけの事はあるって思いましたよぉ。大勢の観客には慣れてますからね。明日もきっと“ゴッジラ・コール”が起きる事でしょう。

 ヤンキース松井秀喜の話題で持ち切りですが、メッツの新庄剛志も対マーリンズ戦、8番センターで今季初先発し、3打数3安打と結果を出した様です。
 第1打席の2回無死1、3塁で手堅くセンターへ犠牲フライで先制点を挙げ、第2打席の3回に今季初安打をセンター前に、6回と9回はいずれもレフト前ヒットだったそうです。新庄はオープン戦も調子が良かっただけに、是非使って欲しかったところですね。今日は、相手の先発投手が左ということもありましたが、打率.182と不振のセデーニョに変わっての出場でしたが、このままレギュラーを奪回して欲しいです。今年の新庄は良いぞ!!

 今日はマーヴェリックスとレーカースのゲームがありました。その模様は今日の夜中、NHK−BS1で録画放映されます。私もまだ結果は知りませんが(TV観るまで知らない様にしてます)、時間のある方は是非観てみて下さい。先日、マーヴェリックスはレーカースに完敗してます。最近、レーカースは調子が良いですし、マーヴェリックスはマイケル・フィンリーがいません。プレーオフを占う意味でも、このゲームは注目です。今年レベルを上げたマーヴェリックスのディフェンスが、コービー・ブライアント&シャキール・オニールに通用するか。元々マーヴェリックスはレーカースやキングスには弱いので、今日こそは頑張って貰いたいです。ダーク・ノビツキー、スティーヴ・ナッシュにニック・ヴァン・エクセルと言った点取り屋に加え、ショーン・ブラッドリー、レイフ・ラフレンツ、エデュアルド・ナヘラ等のディフェンス、そして、タリーク・アブドル・ワハド、ラジャ・ベル、エイドリアン・グリフィンと言った脇役の内の誰かが、二桁得点を挙げてくれる様ですとホントに嬉しいです。頑張れマーヴェリックス!!

2003年4月10日木曜日
 昨日のジャイアンツはヤクルト・スワローズに逆転勝利しましたよ!絶好調ジャイアンツ、もちろんセ・リーグ首位です!
 やはり『神宮球場』でのロベルト・ペタジーニに対するブーイングは凄いもんだったです。ま、それもしかた無いと言えばそれまでですが……。昔は日本人ってブーイングってしなかったのですが、最近はブーイングも上手く(?)なって来ましたね。ブーイングもプロ・スポーツを観るうえでは、楽しみの一つだと私は思ってます。ペタジーニにはこのブーイングをバットで返してやって欲しいです。負けるなペタジーニ!

 昨夜放送予定の『マーヴェリックスvsレーカース』戦のTV中継が観れませんでした。予定では0:26からの放送だったのですが、それが1:00からに延期になり、更に1:00になると、今度は「『ワールド・ニュース』終了後」と言う事に。私はそれから頑張ってたのですが、とうとう眠ってしまいました。意識朦朧とするなか、なんとかビデオを録画にして寝たのですが、朝起きるとまだニュースの画像のままでした。それが何故か1時間半あたりまで行ったところで止まっており、結局マーヴェリックスの試合を観る事が出来ませんでした。結局、試合はレーカースに敗れ、ウェスタン・カンファレンス首位の座も危なくなってきました(スパーズに勝率で並ばれてしまった、ヤバイ!)。
 シーズン序盤は無敵だったマーヴェリックスですが、ここに来てとても力が落ちてます。頑張れマーヴェリックス!!

 今日のヤンキース松井秀喜は3−0でした。チームは、ポサダとモンデシーのホームランが出て、2−1でミネソタ・ツインズに勝ちました。松井には昨日の勢いでもう1本行って貰いたかったのですが……。でも、第1打席目はちょっと大きめのセンター・フライ。そんなに悪い感じはしませんでしたよ。日本いる頃になんとなく近づいている感じです。ただ、第3打席目は初球に甘い球があったのですが、見逃してしまいました、残念。あれを行って貰いたかったです。

 今日のマーヴェリックスはフェニックス・サンズとロードでの対決ですが、112−89と大差を付けられてのボロ負けでした。昨日今日との連戦で疲れが有るとは言え、これはちょっとヤバイかもしれません。今や順位はカンファレンス3位。このまま行くと、プレーオフ初戦はレーカースとの対戦が予想されます。もし仮に勝ったとしても、かなりの消耗戦になる事は間違い有りません。やはりマイケル・フィンリーがいないのは痛いのでしょううが、それにしてもどうした!?マーヴェリックス!シーズン序盤の勢いは何処へ行ったのでしょうか?大切なのはこれからなのに……、あ〜……。

2003年4月11日金曜日
 ヤンキースは今日も『ヤンキー・スタジアム』での対ミネソタ・ツインズ3連戦の3戦目です。その試合、松井秀喜が3安打2打点と大爆発して、2−0でチームを4連勝に導きました。昨日は3−0と連続試合安打もストップさせてしまっただっただけに、とても嬉しいです。松井はこの日、チーム唯一のタイムリーを放った上に、これで打率.314とし、いよいよ3割の大台に乗せてきました。早くもメジャーの投手に慣れて来たのでしょうか?今日打ったツインズの先発右投手のリードも、中継ぎの左投手サンタナも好調だっただけに、価値のある打撃だったと思います。

 昨日のジャイアンツはヤクルト・スワローズにやられてしまいましたね。今日から清原和博が1軍に戻って来ますが、その代り江藤智が2軍に降格してしまいます。江藤は今季絶不調で未だにヒットが出てません。昨日が1軍に残るかどうかの最後のチャンスだったのですが、残念ながら結果が出ませんでした。江藤は私の様な素人から見ても、明らかに迷いが有るとしか思えないバッティングをしてる様に思えます。
 清原も故障してた足の不安は無くなったと言うものの、ファームの試合に何試合か出場してもあまり良い結果は出ていません。果して1軍に合流して、即4番を任されても大丈夫でしょうか?今日の相手は阪神タイガース、しかもピッチャーはロッテ時代に清原と名勝負を繰り返して来た伊良部秀輝です。清原の事ですから、ここで一気に燃えて結果を出すかもしれませんね。期待しましょう。

2003年4月12日土曜日
 昨日のジャイアンツは凄かったです。阪神タイガースとの“伝統の戦い”の今シーズン初ゲームです。
 ジャイアンツは1−7で負けてた9回裏、なんと後藤孝志の3ランなどで神懸かり的に同点に追いつき、延長12回を戦い、8−8のドローに持ち込みました。清原和博もヒット2本放ち、復活をアピールしました。
 この日の先発は、阪神タイガースが伊良部秀輝、ジャイアンツは新人の木佐貫洋でしたが、序盤は伊良部の好投に攻撃を阻まれジャイアンツは苦戦してました。木佐貫も中々の好投を見せましたが、私は同じ新人でも、中継ぎで投げた久保裕也の投球の球筋が素晴らしく見えました。彼は現在でも失点0です。今後相当活躍する気がします。
 それから、清水隆行はふくらはぎに違和感を訴え、1軍登録抹消となってしまいました。清水には今年こそ、パ・リーグ時代のイチローしか成し遂げてないシーズン通算200安打を達成して貰いたかったのですが、その記録の目標達成も大ピンチです。せっかく清原が戻ってきたのに……、ジャイアンツの最強オーダーは暫くお預けですね。ま、考え方を前向きに持てば、この間に斎藤宣之等若手が活躍してくれれば、チームにとっても良いですし嬉しいですが。

2003年4月15日火曜日
 今のジャイアンツはボロボロです。清水隆行に続き、元木大介と工藤公康の戦線離脱、それに仁志敏久と清原和博も微妙だと言う事です。おまけに中継ぎ投手陣も調子が悪いし……。元木、工藤、堀田一郎、原俊介に代って、ファームからマット・ランデル投手、小田幸平と吉永幸一郎、山田真介を1軍に上げました。ランデルはギターとかもプロ級の腕前と言う事ですが、ファームでは防御率0.75と言う絶好調ぶりです。
 いずれにせよ、主力戦力を失ってひん死のジャイアンツですが、ここは先日も書きました様に前向きに考えて、若手を大抜擢、そして大ブレイクを狙って演出してみるしかないですね。大胆な案ですが、高校生ルーキーの長田昌浩内野手を1軍に上げるとダメなんでしょうか?……ファームでもまだ実積がないから、やっぱりダメかなぁ?それから、外野守備に不安のあったロベルト・ペタジーニをそろそろ一塁手として使いそうです。これは良いことかもしれません。

 松井秀喜は今日も大爆発でした。『ヤンキー・スタジアム』での対ブルージェーズ戦、6回裏6−6からスリーラン・ホームランをライト・スタンドのアッパー・デッキに放ちました。試合の方は乱打戦になり、10−9でヤンキースが勝ちましたが、松井の今日のバッティングは段々ジャイアンツ時代の豪快さが戻ってきた感じがしました。

 マーヴェリックスにマイケル・フィンリーが帰って来ました!今日はシアトル・スーパーソニックスをマーヴェリックスの本拠地、『アメリカン・エアライン・センター』に迎えてのゲームでした。やはりマイケル・フィンリーがいたおかげか、109−106でマーヴェリックスが勝利しました。でもマイケル・フィンリーの得点はさすがにたったの2点。7回シュートを放ちましたが、1度しかゴールを決めれませんでした。ま、故障上がりでしょうがないかぁ……。出場も12分だけでしたが、でもプレーオフを間近に控え、彼の復帰は喜ぶべきところです。
 マーヴェリックスの試合は残すところ、明後日のサンアントニオでのスパーズ戦1試合のみです。ホーム・ゲームは今日で最後、有終の美を飾りました。後はプレーオフに向けてスパートして欲しいです。

2003年4月17日木曜日
 NBAのレギュラー・シーズンの全試合が終り(マーヴェリックスはスパーズに勝利。でもティム・ダンカン抜きのスパーズでしたが……)、神様マイケル・ジョーダンもいよいよ引退です。
 私がNBAを好きになった切掛けは、バルセロナ・オリンピックの時にジョーダンも参加したドリーム・チームを観たからです(もちろんTV観戦です……、残念ながら)。当時のドリーム・チームはマイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、ラリー・バード、チャールズ・バークレー、パトリック・ユーイング、クライド・ドレクスラー、クリス・マリン、カール・マローン、ジョン・ストックトン、デヴィッド・ロビンソン、クリスチャン・レイトナー(当時、彼だけデューク大の学生)と言った錚々たるメンバーが集まり、まさに正真正銘のドリーム・チームでした。
 ドリーム・チームの試合をテレビで解説していた人は、マイケル・ジョーダンを「普通のNBAの選手の1.5倍早い!」と興奮気味に言ってたのが印象的でした。どうせなら、「1.5倍」とかハンパな事言わないで、切りのいいところで「2倍」と言って欲しかったのですが……。でも、マイケル・ジョーダンは他の選手の1.5倍カッコよかったのは確かでした(マジックとバードも)。
 それからジョーダンのスキン・ヘッドもカッコよかったです。私は当時長髪だったのを、ジョーダンの影響でスキン・ヘッドにまでしました。当時はスキン・ヘッドをしてるのは御坊さんかコワイ人くらいでしたので、私がスキン・ヘッドしたら周りの人達は怖がってました。スキン・ヘッドにした後、あるレコード会社に顔を出したら、そのフロアーの人が全ていなくなった事もありました。私は「この頭は怖い人ではなくて、マイケル・ジョーダンなのに……」と、自分の思惑とは違い誤解を受けた事を悲しく思ったものでした。
 よく“ジョーダンの後継者は?”と言う話題になりますが、やはりジョーダンは以上の選手となると、なかなか出て来ないでしょう。でも、アレン・アイバーソン、コービー・ブライアント、得点王になったトレーシー・マグレイディー、シャキール・オニール、ティム・ダンカン、ケビン・ガーネットなどのスーパー・スター達が、ジョーダンがいなくなってもNBAを盛り上げてくれる事を大いに期待します。

 マーヴェリックスのプレーオフの相手チームはポートランド・トレイルブレイザースになりました。もちろんプレーオフは、マーヴェリックスのホーム・ゲームから先に開催されます。
 トレイルブレイザースの得点源は、なんと言ってもラシャード・ウォーレスでしょう。しかし、チームでトップの平均得点も18.1で、マーヴェリックスのチーム2番目のマイケル・フィンリーの19.3よりも低い数字です。チーム・アベレージもマーヴェリックスの103.0に対し、トレイルブレイザースは95.2です。得点力ではマーヴェリックスの方が1枚も2枚も上手である事は間違い無いと思います。リバウンドでもマーヴェリックスの42.1に対し、トレイルブレイザースは41.1と決してマーヴェリックスは劣っていません。ただ、今シーズン、マーヴェリックスはトレイルブレイザースと4回対戦し、2勝2敗の五分、しかも後半戦は2連敗してます。特に最近はチームとしても調子が落ちてたし、マイケル・フィンリーも怪我から復帰後はまだ彼本来の調子を取り戻したとは言い切れません。
 マーヴェリックスが日本時間20日から始まるプレーオフで、如何にしてシーズン序盤の頃を調子を取り戻すかが鍵です。

2003年4月19日土曜日
 昨日のジャイアンツと中日ドラゴンズの試合はシビれました。3−3の同点で迎えた9回表ジャイアンツの攻撃、ドラゴンズのピッチャーは大阪近鉄バッファローズから移籍してきた大塚。大塚は去年のシーズン後、“入札制度”を使って大リーグ移籍を試みましたが入札されず、今年は活躍の場をドラゴンズに移して来た選手です。その大塚の決め球のスライダーを後藤孝志が勝ち越しホームラン。そして、二岡智宏もライト・スタンドへ大きなホームラン。これで3−5とし、抑えのエース河原純一に継ぎ、見事に逃げ切りました。
 先発の木佐貫洋も5回2/3を3失点と言うまずまずの内容でしたが、何と言っても今最高に調子がいいのが同じ新人の久保裕也でしょう。昨日も7回の1イニングを3人の打者できっちりと抑えました。球の勢い、キレと共に文句の付けようのない投球が光っております。

2003年4月20日日曜日
 NBAは今日からプレーオフです。マーヴェリックスはポートランド・トレイルブレイザースとホームのダラス『アメリカン・エアライン・センター』での対戦です。今年からプレーオフ1回戦は7戦マッチ、昨年は5戦マッチでしたから今年は1回戦からタフな戦いとなる事でしょう。
 マーヴェリックスは初戦を見事96−86でトレイルブレイザースを破りました。なんとダーク・ノビツキーは46点も挙げ、チームを一人で引っ張った感じです。一時は13点も相手にリードを許し、どうなることかと冷や冷やしましたが、何はともあれ、初戦を獲ったのでホッとしております。それから、注目の故障明けのマイケル・フィンリーは13得点です。試合序盤はゴールをなかなか決められませんでしたが、後半に入ると調子を上げてきました。これで次の戦い辺りから、彼本来の調子を取り戻してくれる事と思います。

2003年4月26日土曜日
 今週は随分さぼってしまいました、ごめんなさい。その間、ジャイアンツは高橋由伸の登録抹消、江藤智の復活の満塁ホームラン、マット・ランデルの初登場勝利、木佐貫洋のプロ入り初勝利などなど、色々ありました。チームは怪我人だらけで大変ですが、若手にとってはこれもチャンス、怪我の功名となる様、ここぞと頑張って欲しいです。

 マーヴェリックスは、プレーオフの対ブレーザーズ戦、ホームで2連勝の後、今日は適地ポートランドの『ローズ・ガーデン』でのゲームをダーク・ノビツキー等(なんと42得点!)の大活躍で見事103−115で圧勝しました。これで王手をかけたことになります。今日の戦い振りですと、スウィープも夢ではありません。しかし、スウィープしてしまうと、スケジュール的に次のゲームまで、そうとう日が空いてしまいます(10日前後?)。果してそれで良いのかどうか?かと言って、わざわざ負けることもないし……、油断大敵ですし。

2003年4月28日月曜日
 昨日のジャイアンツは、横浜ベイスターズの先発の斎藤隆の前に手も足も出ないと言う具合に抑え込まれてました。しかし、3−0で負けている場面、8回2死ランナー無しと言う場面から、なんと10点を獲ると言うミラクルな攻撃で見事逆転勝利しました。こう言う時のジャイアンツは凄い、凄すぎます。ジャイアンツの1イニング10得点は、実に28年ぶりだとか。
 テレビ解説副音声を担当してた、某氏が8回のジャイアンツの攻撃の時にわざわざ監督がマウンドに出て来た事を「あれで選手が動揺した」と言ってました。なるほど、プロの解説者にもなると読みも深い………、しかし、「横浜の選手もプロなんだったら、そこで監督が出て来たくらいで動揺してどうするんだぁ?」って私は思うのですが……、変ですかね?
 それにしても、横浜は若手2人の大砲、古木選手と村田選手は将来が楽しみではないですかぁ。今年のドラフトで更に即戦力の大砲でも獲得すれば、近い将来凄いチームが出来ると思います。

2003年4月30日水曜日
 昨日のジャイアンツは伝統の戦い、首位攻防戦の対阪神タイガース戦でした。
 途中まで、ロベルト・ペタジーニの鳥肌の立つ様な逆転満塁ホームランも飛び出し、完全にジャイアンツのペースだったのですが、8回の裏、岡島秀樹をリリーフした久保裕也が暴投の連発で自滅してしまい、無残にもそのまま8−6で負けてしまいました。久保は『甲子園球場』での阪神戦の雰囲気に完全に飲み込まれ、自分の力が出せず、プロの手痛い洗礼を受けてしまった格好となってしまいました。
 負けてしまったジャイアンツですが、攻撃面では、若手ががんばってます。更に、いよいよヤンキースからクリス・レーサム外野手の獲得が発表されました。就労ビザ取得するために来日はもう暫く掛りそうですが、彼は足も速く、内野も守れるオールラウンド・プレイヤーです。彼自身も日本行きは「勉強にもなるし楽しみ」と言ってます。一昔前ですと、「日本に行くと勉強になる」などと言ってくれるメジャー・リーガーなどいませんでしたが、いよいよ日本の野球も認知されたと言う事だと思います。嬉しいかぎりです。
 ジャイアンツに野手の外国人が2人以上在籍するのは久しぶりですが、私はこの際、日本のプロ野球も外国人枠など無くしてしまった方が良いと考えてます。ここ数年、日本の優秀な選手がメジャーに渡って活躍すると言う事が増え、今後も更にその傾向が強くなると思いますし、また私もそれは楽しみです。一昔前なら、“日本人純潔”にこだわってた部分もありましたが、それにこだわるあまり、日本のプロ野球のレベルを下げてはいけないと思います。外国人枠を無くしたからと言って、或るチームの1番から9番まで、全て外国人選手になるなんて事はあり得ないと思いますしね。また、優秀な「日本製外国人選手」が育って行くのも楽しみです。実際、古くはセシル・フィルダー、今最も旬なヤンキースのソリアーノ、メキシコ出身でジャイアンツにも在籍したデセンス投手、日本のいプロ野球を経験して実積を挙げてる選手も多く現れてます。
 やはり、野球も“ちゃんとした”ワールド・カップをやるべきではないでしょうか?米国、日本、ドミニカ、プエルトリコ、キューバ、ベネズエラ、韓国、台湾、メキシコ、カナダ、パナマ………、決して米国のひとり勝ちではない程に、各国のレベルは上がっています。

 いよいよヤンキースとマリナーズの日本人対決が始まりました。私は自分でもどちらを応援するのだろうかと、思ってましたが、とても複雑でした。イチローと松井秀喜、そして長谷川滋利。佐々木主浩は怪我をしていて、ニューヨークに帯同はしてた様ですが、ベンチには入らずでしたが、今日は試合後4人で食事にでも行ったのでしょうか?それにしてもマリナーズかヤンキースか、私の葛藤は暫く続くのであります。

 マーヴェリックスは今日はお休み。プレーオフのファースト・ラウンド、現在3勝1敗で王手を掛けてますが、明日、本拠地ダラスの『アメリカン・エアライン・センター』でポートランド・トレイルブレイザースを迎え撃ちます。よぉ〜っし、明日で決めるぞぉ〜!……って、私が戦うわけではないのですが、力が入ります。


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