安田しん二のスポーツ観戦日記
2003年10月編

私、安田しん二が一スポーツ・ファンとして書く、独り言のコーナーです。
これは私の個人的な意見で、独断と偏見によるものであります。
そこのところをどうか御了承ください。

2003年10月7日火曜日
 MLBプレーオフ、次なるヤンキースの相手はボストン・レッドソックスに決りました。
 今日の『オークランド・アスレチックスvsボストン・レッドソックス』は最後まで目を離せない試合でしたが、ボストン・レッドソックスはシーズン中から勢いが付いてる感じがします。なんと言っても、ペドロ・マルチネスやデレク・ローなど、投手陣は強敵です。とくに松井秀喜には厄介な相手になると思います。しかし、ここに来て松井秀喜もジャイアンツ時代のオーラが出始めてる気がします。次は先に4勝した方がワールド・シリーズへ駒を進める事が出来、最多で7試合戦うわけですが、きっとその中で松井秀喜がホームランを打ってくれると信じてます。私の予想では2〜3本行ける!!

 マーヴェリックスはユタ・ジャズとプレ・シーズン・マッチをメキシコで行いました。結果は85−90で負けてしまいましたが、注目のアントワン・ジェイミソンも出場し、ダーク・ノビツキーと並ぶ、チーム最多の16得点を挙げました。ただ、フリー・スローが6本放って1本も決らずでしたが、ま、これは元々不得意なわけではないので、心配する事は無いと思います。最長出場は、地元出身のエデュアルド・ナヘラで、33分間も出ました。しかし、8得点しか挙げられず、おまけに6ファールで退場してしまうと言うあまり良い活躍ではなかった気がしました。トラヴィス・ベストは30分出場し、5アシスト、10得点とまずまずでした。新人のジョシュ・ハワードは18分間出場で8得点、3リバウンド、ブロック・ショットも1つ決め、新人としては今後が楽しみな結果を残しました。ジリ・ウェルシュは先発で26分間出場し、8得点、4リバウンド、2アシストでしたので、去年のシーズンよりは良い働きをしたと思います。これから出場機会をどんどん与えて、伸びてくる事を期待しましょう。あとは、ダニー・フォートソンが自分の持ってる力を発揮できればと言うところでしょうか。
 ところで、マイアミ・ヒートのウラジミール・ステパニアと言うセンターがFAでまだ残ってますが、どこのチームも獲らないのでしょうか?マーヴェリックスはセンターが欲しいところですが、サラリー・キャップの空きは無いのかな?すると、やはりこのプレ・シーズンが終る頃にロースターを整理して、獲る……なんて事はありえるでしょうか?ン〜、どうなんだろう?

2003年10月8日水曜日
 マーヴェリックスのプレ・シーズン・マッチの第2戦目、オーランド・マジックとの対戦は99−89でマーヴェリックスが勝利しました。
 新人のマーキス・ダニエルズがチーム・トップの17得点を挙げる大活躍を見せ、もう1人の期待の新人、ジョシュ・ハワードも12得点、7リバウンド、スチール、ブロック、アシスト共に1つずつ挙げました。マーキス・ダニエルズはNBA初ゲーム、ジョシュ・ハワードもまだ2戦目、その新人が二桁得点を挙げるなんて!彼等はサマー・リーグでも活躍してましたので、もしこのまま行けば……、オールスターのルーキー・チームに選ばれるかも……って、ちょっとはしゃぎすぎでしょうか?
 それからダニー・フォートソンも10得点、リバウンドはたったの4つでしたが、昨年のゴールデンステイト・ウォリアーズ時代よりは期待出来るかもしれませんね(私は期待してるのですが…)。
 「果してニック・ヴァン・エクセルの代りが務まるか?」と心配されてたトラヴィス・ベストですが、この2試合では充分チームに適応してる様です。トラヴィス・ベスト自身は、マーヴェリックスのプレイスタイルは自分に合ってると言ってる様です。これはかなり期待出来ますよ。今年、マーヴェリックスの戦力補強で最もリスキーだった事は、ニック・ヴァン・エクセルを出してしまった事だと思いますが、トラヴィス・ベストがこの穴を埋める事の可能性は高まったのではないでしょうか?それともまだ、喜ぶのは早いかなぁ?
 ニュージャージー・ネッツを解雇されたディケンベ・ムトンボをマーヴェリックスが狙ってるとの噂が!ディケンベ・ムトンボは、昨年4年契約でニュージャージー・ネッツにフィラデルフィア・セブンティーシクサーズから移籍しましたが、昨シーズンは手首の故障が期待外れに終ってしまい、戦力構想外となってしまいました。マーヴェリックスとしては、37歳と高齢ではありますが、インサイドのディフェンスに長けたディケンベ・ムトンボを是非とも獲得したいところです。
 単純に考えて、昨シーズンまでのマーヴェリックスのセンターはレイフ・ラフレンツ、ショーン・ブラッドリー、イヴァン・エシュマイヤーの3人。現在はイヴァン・エシュマイヤーがゴールデンステイト・ウォリアーズにトレードされ、レイフ・ラフレンツとショーン・ブラッドリーの2人です。ですから、イヴァン・エシュマイヤーの代りがディケンベ・ムトンボだとすると、マーヴェリックスにとっておつりが来るほどの補強と言う事になります。

2003年10月11日土曜日
 ヤンキースはアメリカン・リーグ優勝戦1勝1敗で、場所を適地ボストンの『フェウェイ・パーク』へと移します。
 この2戦、第1戦目はボストン・レッドソックスのナックルボーラー、ティム・ウェークフィールドにやられてしまった感じでしたが、2戦目は相手の中心投手、デレク・ロウを責め、見事な勝ちっぷりを見せてくれました。ヤンキースは、このシリーズでのセット・アッパー役に抜擢されたホセ・コントレラスが最高164kmの豪速球を投げ、マリアーノ・リベラと“勝利の方程式”を完成させた感じです。ホセ・コントレラスの調子は、シーズン序盤とは見違えるほど素晴らしく、例えば、抑えがマリアーノ・リベラではなくホセ・コントレラスであっても決しておかしくはないほど、完ぺきなコントロールと驚異的な球威があります。これはヤンキースにとって、シリーズを征する為の好材料です。
 第3戦は、ヤンキースがロジャー・クレメンス、レッド・ソックスがペドロ・マルチネスの投げ合いです。ペドロ・マルチネスはリーグ・ナンバー1の好投手ですが、ヤンキースは気合が入ってます。2戦目の試合終了後の握手の時、笑ってる人が1人もいませんでした。次の戦いに向けてのモチベーションを保ち続けている様でした。レッド・ソックスも、メンバーのほとんどが頭を丸刈りにすると言う気合の入れ方は凄いですが…、でも逆に丸刈りにしてないヤツがポツポツといるのは、あれってチーム内に不協和音って出ないのでしょうかね?

 デンバー・ナゲッツでロースターに残る事を掛けてキャンプ参加してた、田臥勇太がプレ・シーズン・ゲーム・デビューし、1スリー・ポイイント・シュートを含む7得点を挙げ、評価を上げてる様です。田臥勇太がロースターに残るには、あと一つと言われてるポイント・ガードの枠を、ジュニア・ハーリントンと争い勝たなくてはなりません。そのジュニア・ハーリントンは2得点しか挙げれませんでしたので、今の所田臥勇太の一歩リードと言っても良いかと思います。がんばれ、田臥勇太!

 マーヴェリックスが獲得するかと期待してたディケンベ・ムトンボですが、ニューヨーク・ニックスと契約してしまいました。ン〜、残念……。これであと優秀なセンター1枚獲得出来れば、マーヴェリックスの戦力補強は完成されたと思ったのにぃ〜!

2003年10月13日月曜日
 ヤンキースはアメリカン・リーグ優勝決定戦戦績を2勝1敗としました。
 昨日はヤンキースがロジャー・クレメンス、ボストン・レッドソックスがペドロ・マルチネス、両エースの投げ合いで、途中死球をめぐって乱闘騒ぎなども有りましたが、松井秀喜も貴重なタイムリー2塁打を打ち、勝利に貢献しました。それにしても、クレメンスが相手バッターのマニー・ラミレスに投じた高目の球ですが、あれで怒っちゃいけませんよね。その前の布石も有るから仕方ないのかもしれませんが……。コーチのドン・ジマーのマルチネスに対する猛突進も凄かったです。結局、マルチネスに倒されてしまいましたが、あれで72歳なんですから…。
 今日の試合も荒れるのでしょうか?

 昨日はマーヴェリックスとニューオリンズ・ホーネッツとのプレ・シーズン・マッチも行われました。結果は100−99でマーヴェリックスが勝利を収めました。
 マーヴェリックスのスターターは、ガードにスティーヴ・ナッシュとジョシュ・ハワード、フォワードがダーク・ノビツキーとアントワン・ジェイミソン、そしてなんとセンターがダニー・フォートソンと言うメンバーでした。身長2m3cmのダニー・フォートソンがセンターと言うのは、ちょっと強引かなぁとも思いましたが、それでもリバウンドを12も挙げるところは大したモンです(そう言えば先日もエデュアルド・ナヘラをスターター・センターで起用してました)。それからアシスト5と言うのもなかなかな数字です。今年のマーヴェリックスのカギの一つ、「ダニー・フォートソンの再生」ですが、私は行けそうに思えてきました。
 それから、マーヴェリックスではダニー・フォートソンの他にも、レイフ・ラフレンツとアントワン・ジェイミソンが二桁リバウンドを挙げるなど、今年はチーム全体のリバウンド数もかなり上がりそうです。今のところスターターを外れてるレイフ・ラフレンツも今年は奮起しそうな雰囲気ですよ。彼は元々得点能力は高かったのですが、マーヴェリックスに来てからはちょっと遠慮気味です。ディフェンスの方も、ショーン・ブラッドリーと同様に、「ちょっとソフト」と言われてる様ですが、私が昨年テレビで観た試合では結構頑張ってましたよ。現に、昨年の対インディアナ・ペイサーズ戦では相手のセンター、ブラッド・ミラー(現サクラメント・キングス)を見事封じ込めてましたし…。
 注目の新人2人、ジョシュ・ハワードとマーキス・ダニエルズですが、ジョシュ・ハワードの方は12得点とまずまずの出来でした。マーキス・ダニエルズの方は、出場時間も10分と短かったものの、スリー・ポイント1つを含む4得点と言う内容。それにしても、ターン・オーバーが5つと言うのはちょっと頂けませんが、それはジリ・ウェルシュも同様。彼もターン・オーバーが6つも有りました。この2人にはもう少し出場機会を増やして、経験を積ましてやりたいですね。
 ここまでの数試合の結果を見てみますと、ジョシュ・ハワード、マーキス・ダニエルズ、ジリ・ウェルシュの若手3人衆は、今年のマーヴェリックスの新戦力になる事は間違いなさそうです。特にジョシュ・ハワードは、実力的にはスターター・クラスかもしれませんよ(実際はマイケル・フィンリーとアントワン・ジェイミソンが居る限り難しいですが…)。

2003年10月15日水曜日
 ヤンキースは今日のボストン・レッドソックス戦を征し、ア・リーグ優勝戦に王手を掛けました。
 雨で一日順延になり、明日は移動日を挟まずに本拠地、『ヤンキー・スタジアム』に場所を移してのゲームです。ヤンキースはアンディー・ペティットが先発予定ですが、ここで一気に決めて欲しいところですね。

2003年10月16日木曜日
 ま、ま、負けたぁ〜……、ヤンキース…。1−4を一度ひっくり返したところまでは、ヤンキースに流れが有りましたが、中継ぎ陣が崩れ始めると、もうボストンのペースでした。明日の先発は天敵のペドロ・マルチネス、それににティム・ウェークフィールドも出て来ると思います。ティム・ウェークフィールドも相当厄介な投手です。ヤンキースの運命は、ロジャー・クレメンスの踏ん張りに掛ってます。中継ぎ陣も気合を入れ直して、頑張って貰わないといけません。松井秀喜には、そろそろホームランを打ってもらいたい…、いや、それよりもチームの勝利が先か。がんばれヤンキース!

2003年10月17日金曜日
 アメリカン・リーグ優勝決定戦、『ニューヨーク・ヤンキースvsボストン・レッドソックス』は、ヤンキースが延長11回、アーロン・ブーンの本塁打でサヨナラ勝ちし、通算4勝3敗で2年ぶり39度目のリーグ優勝を果たしました。爆発的な驚異の打線とアメリカン・リーグ随一と言われてるエース・ピッチャー、ペドロ・マルチネスを持って戦いを挑んできたレッドソックス、やはり“バンビーノの呪い”はとけなかったのであります…。
 試合は両チームのエース、ヤンキース:ロジャー・クレメンス、レッドソックス:ペドロ・マルチネスの先発で始まりましたが、ヤンキースは早くも2回にトロット・ニクソンにツーラン・ホームランを打たれ、おまけに今日スタメンで3塁を守ったエンリケ・ウィルソンの痛いミスで3点目を献上、4回にもケヴィン・ミラーに本塁打され、4点のリードを許しました。流れは完全にレッドソックスの流れでした。しかし、最後まで諦めないのがメジャーの、それもポスト・シーズンを戦ってるチームの選手達です。ここら辺りは流石メジャー・リーガー!試合をテレビ観戦してた私などは、もう首をうなだれてましたが…。
 5回には今日7番に下がった主砲、ジェイソン・ジオンビーがセンター・バック・スクリーン横にホームラン、1−4としたのですが、今度は代ったばかりのデヴィッド・ウェルズがレッドソックスの5番DHのデヴィッド・オルティスにホームランされ、絶体絶命のピンチに。それでも諦めの雰囲気はベンチのどの選手にも、『ヤンキー・スタジアム』で応援してるファン達にも微塵も有りませんでした。
 ヤンキースは7回にジェイソン・ジオンビーの2打席連続本塁打で反撃し、3点を追う8回には松井秀喜の2塁打を含む4連続長短打で追い付きました。松井秀喜は天敵、ペドロ・マルチネスの内角の難しいところを見事ライト戦に2塁打を打ち、打線を繋げました。1死2、3塁としたところで、続く6番ホルヘ・ポサーダがセンター前にポテン・ヒット。この打球の行方を2塁ランナーの松井秀喜はよく見てました。打球をセンターが獲れないと判断するやいなや、一気にホームへ駆け込んで来ました。前を走るランナー、バーニー・ウィリアムスに追い付くかと言う様な勢いでした。ホームして同点とした松井秀喜の気合と歓喜の表情は、ジャイアンツ時代には見た事の無い凄いものでした。
 その後、守護神のマリアーノ・リベラが3イニングを失点0に抑え(3イニング投げたのは7年ぶりだったそうな)、延長11回に相手ピッチャー、ティム・ウェークフィールドの魔球ナックル・ボールを途中出場のアーロン・ブーンがサヨナラ・ホームランしたのでした。因みにマリアーノ・リベラの後を投げる予定だったのは、先日気の弱いところを露呈してしまった、キューバ出身のホセ・コントレラスでした。コントレラスには悪いですが、この回にサヨナラが出て本当に良かったです。
 さて、ワールド・シリーズの第3戦〜5戦までは、アウェーでの戦いで、ナショナル・リーグのルールでDHが使えませんが、そうなるとどう言うオーダーになるのでしょうか?そう言えば、今日のヤンキースはオーダーを大幅に弄って来ましたね。まず、3番ジェイソン・ジオンビーを7番に降格させ、3塁手アーロン・ブーンに代って、ペドロ・マルチネスに強いとされてるエンリケ・ウィルソンを8番バッターに、松井秀喜はポスト・シーズン初の5番バッターでした。アーロン・ブーンはここまで、大振りが目立ち、どうも良いところが有りませんでした。が、しかし今日の延長11回の打席では、その大振りがかえって功を奏し、見事ホームランとなったのでした(ホームランが出そうな雰囲気有りましたよね。あれが他のピッチャーだったらどうなってたか?)。アーロン・ブーンは元々ナショナル・リーグのバッターです。私は彼はワールド・シリーズの方で活躍してくれると思ってたのですが、今日のホームランで更に乗って来るかもしれませんね。逆に、又々力が入り過ぎて…なんて事になる可能性も有りますが…。エンリケ・ウィルソンの方は、相手に余計な1点を献上してしまう痛いミスを犯してしまいましたが、それでも私は今日のオーダーは妥当だったと思います。多分、3塁は又アーロン・ブーンに戻してくるでしょう。それから、今日は先発ピッチャーを3人もつぎ込んでしまいましたが、ワールド・シリーズの第1戦目の先発は誰になるのでしょうか?アンディー・ペティート、それともローテーション通りにマイク・ムッシーナか?
 それから、今日の影のヒーローは、私は今日メジャーでは初めてリリーフ登板をしたマイク・ムッシーナではないかなと思います。チーム劣勢の嫌な雰囲気の中、相手の勢い・流れをよくぞ止めてくれました。ムッシーナの好投が無ければ、今日の様な勝利は呼び込めなかったでしょう。

2003年10月20日月曜日
 やりました、出ました!松井秀喜のワールド・シリーズ、日本人第1号ホームラン!それもセンター・バック・スクリーンに!
 ヤンキースは昨日の嫌な敗戦から一夜明けて、今日はこの松井秀喜の先制3ランで見事勝利!先発のアンディー・ペティートも後一歩で完封(9回2死、アーロン・ブーンのエラーから得点され、ピッチャー交代)というところでしたが、惜しかった。でも、完封とか何とかよりもワールド・シリーズ1勝には違い有りません。
 明後日から、いよいよ適地、フロリダの『プロ・プレイヤー・スタジアム』でも3連戦です。『ヤンキー・スタジアム』は気温12度ととても寒かった様ですが、松井秀喜にとっても暖かいフロリダはプレイし易いはず、更に調子を上げる事でしょう。

 マーヴェリックスのプレ・シーズン・マッチ、今日の相手は今シーズンも天敵となるであろうサンアントニオ・スパーズです。84−89と低スコア・ゲームでしたが、ディフェンス・チームのサンアントニオ・スパーズに見事勝利しました。
 チームのスコア・リーダーは新人のジョシュ・ハワードで15得点でした。ダニー・フォートソンも15分の短い出場で14得点挙げました。それにしても今年のマーヴェリックスの新戦力、“ヤング・スリー”(ジョシュ・ハワード、ジリ・ウェルシュ、マーキス・ダニエルズのトリオ。勝手に命名しました)はかなり活躍が期待できますよぉ!

2003年10月21日火曜日
 マーヴェリックス、凄い事になりましたぁ!!またまた大トレードです。今度はナント、レイフ・ラフレンツ、クリス・ミルズ、それに昨日“ヤング・スリー”と命名したばかりの期待の1人、ジリ・ウェルシュの3人を放出してしまいました(来年のドラフトの1巡目の権利も)。ン〜ガックリ……と来ると思ってたら、ナント、ナント、ナント獲得したのは、ボストン・セルティックスの看板パワー・フォワードのアントワン・ウォーカー、それにポイント・ガードのトニー・デルクの2人!アントワン・ウォーカーはオールスター級のスター選手、これでスティーヴ・ナッシュ、マイケル・フィンリー、ダーク・ノビツキーの昨年までの“ビッグ・スリー”がアントワン・ジェイミソンとアントワン・ウォーカーの加入で、“ビッグ・ファイヴ”となってしまいました(大興奮!)。今年大補強したロサンゼルス・レイカースやミネソタ・ティンバーウルブス、それにライバルのサクラメント・キングスとサンアントニオ・スパーズ、この西地区の強豪5チームの中でも、補強度ではマーヴェリックスがトップに躍り出た感じです。
 レイフ・ラフレンツは今年のプレ・シーズン、スターターでの出場が1試合だけで、新加入のダニー・フォートソンがセンターを務めたりしてました。しかし、リバウンドなども積極的に獲ってる印象が有り、私は今年のレイフ・ラフレンツは昨年より頑張るのではないかと思ってました。レイフ・ラフレンツはデンバー・ナゲッツから移籍して以来、マーヴェリックスでは本来の力を出し切れてなかった印象が有ります。新天地では是非頑張ってもらいたいです。ジリ・ウェルシュはこのプレ・シーズン・マッチで期待され、出場機会も沢山得て、ブレイクの可能性が有りました。しかし、昨シーズンは平均1.6ポイントしか挙げておらず、これから実積をのこすはずでした。クリス・ミルズはジリ・ウェルシュ等と一緒にゴールデンステイト・ウォリアーズからトレードされて来ましたが、マーヴェリックス入団前からトレード要因として考えられていました。ですから、プレ・シーズン・マッチでの出場は有りません。クリス・ミルズにとってもボストン・セルティックスに移籍でき、ホッとしてる事でしょう。
 移籍してきた2人、アントワン・ウォーカーとトニー・デルクですが、トニー・デルクは1974年生まれのポイント・ガードで、身長188cm、体重85.7kg、昨年の成績は、67試合出場、うちスターターが39試合、平均出場28.0分、平均9.8得点、2.2アシスト、3.5リバウンドと、トラヴィス・ベストと比べても退けをとりません。多分、スティーヴ・ナッシュに次ぐ、第2のポイント・ガードとなるかもしれません。トラヴィス・ベストとトニー・デルクの2人と、ゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍したニック・ヴァン・エクセル&エイブリー・ジョンソンの2人を比べても、総合的にはそん色ないかもしれません。これでニック・ヴァン・エクセルの穴は完全に埋まったと考えたいです。
 今、マーヴェリックスでセンターと言えば、ショーン・ブラッドリー1人だけです。昨シーズンまでのセンターはそのショーン・ブラッドリーとトレードに出したレイフ・ラフレンツとイヴァン・エシュマイヤーの3人でしたが、2人放出してしまったわけです。マーヴェリックスの補強課題はフィジカルなセンター・プレイヤーだったわけですから、ここの穴は余計に広がってしまった事になります(このままのはずはないとは思いますが…)。ダーク・ノビツキーもセンターは出来ますが、彼をフォワードにしないのはちょっと勿体ない。このプレ・シーズン・マッチでは、本来パワー・フォワードのダニー・フォートソンとエデュアルド・ナヘラをセンターとして起用しましたが、サイズ的にも物足りないです。しかし、ドン・ネルソンはダーク・ノビツキーをセンターで使うと言ってる様ですが…。まあ要は、ダーク・ノビツキーのシュート力が持ち腐れにならなければ良いのです(元々ヨーロッパ型のセンターはスリー・ポイントとかも打てちゃったりする)。それにしても、アントワン・ウォーカーと言う強力なパワー・フォワードを得たマーヴェリックスは凄いチームになりました。アントワン・ウォーカーはオールラウンド・プレイヤーで、フィジカルも強い、リバウンド獲れる、スリー・ポイントも打てる、元同僚のポール・ピアースとも上手くやってたので、点取屋が揃ったマーヴェリックスでもちゃんと共存出来ると思います。ちょっと今シーズンのスターターを想像してみましょう。

ポジション

今シーズンの予想スターター

昨シーズンまでの主なスターター

ポイント・ガード  
シューティング・ガード
スモール・フォワード
パワー・フォワード 
センター      

スティーヴ・ナッシュ
マイケル・フィンリー
アントワン・ジェイミソン
アントワン・ウォーカー
ダーク・ノビツキー

スティーヴ・ナッシュ
マイケル・フィンリー
エイドリアン・グリフィン
ダーク・ノビツキー
レイフ・ラフレンツ

ポジション

今シーズンの主な控え

昨シーズンまでの主な控え

ポイント・ガード 
 
シューティング・ガード

ガード&フォワード


フォワード

フォワード&センター

センター
     

トラヴィス・ベスト(新加入)
トニー・デルク(新加入)
マーキス・ダニエルズ(新加入)
ジョン・ステファンソン(新加入)
ジョシュ・ハワード(新加入)
タリーク・アブドル・ワハド(残留)

クリス・オーウェン(新加入)
ジョシュ・パウエル(新加入)
エデュアルド・ナヘラ(残留)
ダニー・フォートソン(新加入)
ショーン・ブラッドリー(残留)

ニック・ヴァン・エクセル(移籍)
エイブリー・ジョンソン(移籍)
ラジャ・ベル(移籍)

ウォルト・ウィリアムス(移籍)
アントワン・リゴドー(移籍)
タリーク・アブドル・ワハド(残留)
エデュアルド・ナヘラ(残留)
ポパイ・ジョーンズ(移籍)


ショーン・ブラッドリー(残留)
イヴァン・エシュマイヤー(移籍)

 凄い!凄すぎる!私独りで盛り上がってますが、これならロサンゼルス・レイカースのスターターにも退けをとりません。このメンバーだけで、100点位獲っちゃいそうです。
 スターター以外のベンチを見ても、期待の新人のジョシュ・ハワードとマーキス・ダニエルズ、リバウンド獲り屋のダニー・フォートソンに控えポイント・ガードのトニー・デルクとトラヴィス・ベスト、古参のエデュアルド・ナヘラとショーン・ブラッドリーと揃ってます。身長2m3cmとセンターとしては小さいですが、ダニー・フォートソンやエデュアルド・ナヘラがセンターとして活躍出来る様で有れば、このスターターでゲームを始め、途中からダーク・ノビツキーをフォワードとしても使えます。

2003年10月24日金曜日
 ヤンキース、ダイエー、共に負けてしまいました……。私もいつの間にかダイエー・ホークスを応援してますが、ま、ホントはジャイアンツ・ファンなので王さんを応援するのは自然な流れだと思うのですが。

 さてさて、マーヴェリックスの方はプレ・シーズン・マッチを全て終えて、現地時間28日の開幕戦を迎えるのみとなりました。対戦相手は、あのロサンゼルス・レイカース。いきなり強豪との対戦です。後半のプレ・シーズン・マッチをユタ・ジャズ、サクラメント・キングス戦とボロ負けし、不安も残ります。移籍してきたばかりのトニー・デルクもとうとう出場しませんでした。ボストン・セルティックスでも1試合のみの出場。アントワン・ウォーカーは1試合のみで、おまけにダーク・ノビツキーもスティーヴ・ナッシュもマイケル・フィンリーも、スタッツを見るとちょっと元気が無い様に思えます。でも、期待しましょう。シーズン本番になれば、テンションも違うでしょう……のはずです。
 ところで、先日、マーヴェリックスのスターター予想を書きましたが(ポイント・ガードにスティーヴ・ナッシュ、シューティング・ガードがマイケル・フィンリー、スモール・フォワードのアントワン・ジェイミソン、アントワン・ウォーカーがパワー・フォワード、そしてセンターがダーク・ノビツキー)、アントワン・ジェイミソンは6thメン、つまりスターターを外れる様です。昨年までのニック・ヴァン・エクセルと同様、ベンチからのスタートです。私は点取り屋5人を一気に最初から使うより、上手く時間をずらした方がアントワン・ジェイミソンの得点力をフルに使え、得点効率が良い様に思います。そうなると、アントワン・ウォーカーとダーク・ノビツキーをフォワードで使い、センターはリバウンドを獲れる(本来はパワー・フォワードの)ダニー・フォートソンでしょうか?昨年、最終クォーターはスティーヴ・ナッシュとニック・ヴァン・エクセルを同時に出して、マイケル・フィンリーとダーク・ノビツキー、それにボストン・セルティックスに移籍してしまったレイフ・ラフレンツで点を獲りに行ってましたが、今年はそれを“ビッグ5”で演るのではないでしょうか。
 マーヴェリックスのロースターですが、フォワードのジョシュ・パウエルとクリス・オーウェンは解雇し、只今14人。実際、ロースターには15人登録出来、そのうち3人はインジャード・リスト(故障者リスト)に登録し、12人が試合に出場できますので、後1人分の人員が空いてます。これもしかすると……。今年のマーヴェリックスは、スターターも充実してますが、ベンチも相当行けてます。ですから、インジャードに誰を置くかも難しいです。今の感じですと、ガードのジョン・ステファンソンは確実でしょうか。マーキス・ダニエルズは勿体無いですが、タリーク・アブドル・ワハドの調子如何でしょう。もしも、優秀なセンターを獲得出来れば、ショーン・ブラッドリーもインジャードでしょうね。………ちょっと失敬な事を書いてしまいました……ゴメンナサイ。

2003年10月28日火曜日
 先ずは、ダイエー・ホークスのファンの皆様、おめでとうございます。
 王さん、やりましたね。来年、我がジャイアンツは今年以上の力を付けて、王者ダイエーに挑戦しますよ。星野さんもお疲れさまでした。来年は岡田監督ですか?来年もまた強いタイガースで頑張って下さい……っと言う感じで、本人が読むわけもないのに…。

 MLBはFA解禁で、FA宣言をした人が早くも出ています。資金力のあるヤンキースはきっと誰かしらを獲るでしょうが、今ニューヨークでも話題なのが、西武ライオンズの松井稼頭央選手。松井稼頭央は、本来ショートが本職ですが、ヤンキースにはデレク・ジーターがおります。ですが、セカンド、またはサードと言う事で獲得する可能性がある様です。現在のサードはアーロン・ブーン、セカンドはアルフォンソ・ソリアーノで、共にワールド・シリーズで調子を出せなかった2人です。更に2人とも守備に不安が有り(私はブーンは上手いと思ってたのですが、このワールド・シリーズを観てるとちょっと不安になりました)、ソリアーノにはトレード節も有ります。
 私はこんな事を考えてしまいました。アーロン・ブーンにも、ヤンキースが放出すると言う可能性が有るのですが、アーロン・ブーンを欲しがるチームの一つとして、彼の御兄さんブレット・ブーンの居るマリナーズが挙げられます。マリナーズのサードはシリーロがいますが、このシリーロもマリナーズに移籍して来てからは精彩を欠いてます。ヤンキースがマリナーズの選手で欲しい選手と言ったら、野手では真っ先に名を挙げられるのがイチローでしょう。しかし、ブーンとイチローでは釣りあいが余りにもとれなさすぎます。で、ライトへのコンバートも噂されるアルフォンソ・ソリアーノを付けるとどうでしょうか?マリナーズにとっても悪い話では有りません。ま、しかしこんな事はやっぱり有り得ませんね(マリナーズのファンに怒られそう……、私も因みにマリナーズのファン。今年からヤンキースも応援してますが……)。なんと言ってもイチローはシアトルの宝ですから。

2003年10月30日木曜日
 NBAは昨日開幕しました。マーヴェリックスも昨日今日とアウエーでの連戦でしたが、昨日はロサンゼルス・レイカース相手に完敗し(109−93)、今日は格下(失礼…)のゴールデンステイト・ウォリアーズにやっとこさで勝ちました。
 昨日はコービー・ブライアント抜きのロサンゼルス・レイカースでしたが、マーヴェリックスは手も足も出ないと言う感じでしたね。まだチーム・ワークが出来上がってないのはしょうがないかもしれませんが、何しろ元ビッグ3のスティーヴ・ナッシュとマイケル・フィンリーに元気が無いのが気になります。マイケル・フィンリーに関して言えば、プレ・シーズン・マッチの頃から調子が上がってきてくれてないです。昨日は12得点(そのうち8点はフリースロー、こちらは成功率100%でしたが)しましたが、マイケル・フィンリーでしたら17〜8点は最低でも欲しいところです。それもフィールド・ゴール・パーセンテージが25%と低いのが気になります。新加入のアントワン・ウォーカーは19得点、アントワン・ジェイミソンは17得点とまずまずでしたが、ダニー・フォートソンはシャキール・オニール相手に良いところが出せなかった感じです。
 今日のゲームは、このオフにトレードをした仲のゴールデンステイト・ウォリアーズ相手でした。ニック・ヴァン・エクセルは怪我のため出てませんでしたが、エイブリー・ジョンソンは12得点6アシストと頑張っていました。こちらの新ポイント・ガードのトニー・デルク&トラヴィス・ベストが2人合わせて10得点1アシストだったので、ちょっと複雑な気持になりました。スコアは87−95と、昨日より2点多く得点しましたが、私はまだまだ満足してません。先ず、マイケル・フィンリー。彼はどうしちゃったのでしょうか?リバウンドを10も挙げたのは良かったのですが、たったの7得点だなんて……。但し、今日はフリー・スローは無し、8本シュートを打って3本決め、内1本はスリー・ポイントでしたが……。スティーヴ・ナッシュは11アシスト、16得点とまずまずでしたが(ダブル・ダブルで“まずまず”と言うのはちょっと厳しいかな?)、早く大爆発するところが観たいです。今日はセンターとしてスタメン出場したダーク・ノビツキーでしたが、29得点、15リバウンドのダブル・ダブル、おまけにブロック・ショット4と言う期待通りの働きを見せてくれました。ダーク・ノビツキーのセンター、結構行けるんじゃないでしょうか?アントワン・ウォーカーもダブル・ダブル、20得点14リバウンドで昨日に続きしっかりと働いてくれました。アントワン・ジェイミソンは16分しか出場しませんでした。古巣を相手に遠慮したのか、ショットも6本中1本の成功、フリー・スローが5本放って3本しか入らず、合計で5得点とさっぱりでした。ちょっと精彩を欠いてしまいましたね。
 私は暫く、スターターを昨年のマーヴェリックスに近い布陣で始めても良いかなとも思います。そうしてるうちにマイケル・フィンリーとスティーヴ・ナッシュの調子を上げて行きたいなぁ……。例えば、ポイント・ガードがスティーヴ・ナッシュ、シューティング・ガードがマイケル・フィンリー、フォワードがダーク・ノビツキーとエデュアルド・ナヘラ、センターにショーン・ブラッドリーってな感じ。だけど、アントワン・ウォーカーをスターターにしないのは勿体ないので、エデュアルド・ナヘラがフォワードの場合、ダーク・ノビツキーをセンターで、センターのショーン・ブラッドリーをスターターにした場合は、ダーク・ノビツキーをスモール・フォワードで使うかなぁ?新人のジョシュ・ハワードもスターターで使ってみたいし……ン〜、やっぱり迷います。素人の私には結局のところ何が良いのか分かりません……失礼しました。
 最終的にはチームが馴染んで来たら、アントワン・ジェイミソンも含めてビッグ5(目指せ、5人で100得点!)を最初からってのが理想なんですけどね……。


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