安田しん二のスポーツ観戦日記
2004年8月編

私、安田しん二が一スポーツ・ファンとして書く、独り言のコーナーです。
これは私の個人的な意見で、独断と偏見によるものであります。
そこのところをどうか御了承ください。

2004年8月2日月曜日
 マーヴェリックスは先日、(ユタ・ジャズからドラフト後直ぐにトレード獲得した)パベル・ポドコロジンと契約しましたが、それ以後特にこれと言った動きは無い様です。噂話としては、「ニュージャージー・ネッツのスター・ポイント・ガードのジェイソン・キッドを、交換要員をアントワン・ウォーカー&ジョシュ・ハワードでトレードする」と言うのが挙がってますが、果たして……。
 ジェイソン・キッドは元々マーヴェリックスの選手で、たしか、先日古巣のフェニックス・サンズにフリー・エージェントで出戻ったスティーヴ・ナッシュとのトレードでマーヴェリックスを出ていったのではなかったでしょうか(間違ってたらゴメンナサイ)?いずれにせよ、ジェイソン・キッドが上手くはまればマーヴェリックスの戦力は一気に上昇する事間違いなしです。ただ、ジェイソン・キッドは膝の手術をしたばかりで、獲得にはかなりリスクがあると思われます。
 もしもジェイソン・キッドがマーヴェリックスのポイント・ガードに収まった場合、新人のデヴィン・ハリスはポイント・ガードとシューティング・ガードの両方をやるコンボ・ガードとして使い、2年目のマーキス・ダニエルスはシューティング・ガードとスモール・フォワードを兼任するスイング・マンとして使うのでしょうか?そうなると、ここのポジションは既にマイケル・フィンリーとジェリー・スタックハウスもいますし、益々過多に……。ヴィンス・カーター獲得の噂の方はどうなるのでしょうか?まさか両獲りなんて事はないでしょう?

2004年8月4日水曜日
 どうやら、マーヴェリックスはアントワン・ウォーカーをアトランタ・ホークスにトレードに出し、ジェイソン・テリーとアラン・ヘンダーソンを獲得する様です。
 ジェイソン・テリーは得点力の有るコンボ・ガードで、昨シーズンは主にポイント・ガードとしてゲームに出てたと記憶しております(が、その前のシーズンはたしかシューティング・ガードとしての出場が多かった……と思います。私の記憶は当てにならないのですが…)。ま、それは良いとして、ジェイソン・テリーは身長188cmと小さいのですが(実際、スティーヴ・ナッシュも公称では身長190cm以上でしたが、彼は間違いなく190cmはないと思います)、得点力と言う事ではスティーヴ・ナッシュ以上で、マーク・キューバン・オーナー好みの選手である事は間違いないと思います。それに年齢がまだ26歳と若く、ちょうど働き盛りであるとも言えます。
 となると、ジェイソン・キッド獲得の方の話しは流れたのでしょうか?どちらにせよ、ジェイソン・テリーがマーヴェリックスのガード陣に加われば、若いマーキス・ダニエルス、新人デヴィン・ハリス、そしてジェイソン・テリーと、かなり層は厚くなります。そうなるとこれからの話しは「ジェイソン・キッドも獲得!」と言うよりかは、「最後はいよいよセンターだ!」と言う事に戦力補強の的は絞られて来たのではないでしょうか?
 サマー・リーグでブロック・ショットを沢山挙げた新人のコンゴ人センター、ディージェイ・イルンガ・ベンガもなんだか期待出来そうですが、やはりまだ彼は実績が無い……。マーヴェリックスのマーク・キューバン・オーナーの事ですからきっと、「エリック・ダンピアーかジドルナス・イルガウスカス辺りの大物センターが欲しい〜!」と言ってるかもしれません。まだまだ、これから何かが起こる気がします。

2004年8月5日木曜日
 トレードは無事成立した様です。結局、マーヴェリックスはアトランタ・ホークスからジェイソン・テリー、アラン・ヘンダーソン、それから来年のドラフト1巡目権を得て、代わりにアントワン・ウォーカーとトニー・デルクを放出する事となりました。

2004年8月6日金曜日
 マーヴェリックスのジェイソン・キッド獲得は諦めたのかと思ったのですが、実は今回のジェイソン・テリー獲得はジェイソン・キッド獲得の為の下準備だと噂されています。とりあえず、ジェイソン・テリーを再びトレードに出す為には60日間は間を空けなくてはならず、直ぐにその話しは有り得ませんが、トレード話しはシーズン開始後も目が放せない状況かもしれませんね。

2004年8月16日月曜日
 いやぁ〜、やりました、ニッポン!柔道はヤワラちゃんこと谷亮子選手、野村忠宏選手に続き、男子66キロ級の内柴正人選手が金メダル、女子52キロ級の横沢由貴選手が銀メダル、それに競泳100m平泳ぎの北島康介選手が金メダルを獲得、2日目にして日本が獲得したメダルは早くも5つとなりました。13日の日刊スポーツ紙に載っていた日本のメダル獲得の予想は「金19個、銀9個、銅20個、合計48個」と言うもので、これは勿論かなりひいき目で予想したものでしたが、今現在の調子はその大胆予想を大きく上回る出来です。その予想では、ヤワラちゃんと野村選手は金でしたが、北島選手は銀(200mの方では金を予想)、内柴選手は銅で(但し、横沢選手は予想が金でした)、実際に金メダルの獲得数は今の時点で予想よりも1つ多い事になります。因に、その他に金と予想された選手及び種目は、野球、ソフト・ボール、競泳女子800mの山田沙知子選手、ハンマー投げの室伏広治選手、体操男子種目別あん馬の鹿島丈博選手、女子レスリングの4選手全員、男子フリー55キロ級の田南部力選手、柔道男子は100キロ級の井上康生選手、100キロ超級の鈴木桂治選手、女子は63キロ級の谷本歩実選手、70キロ級の上野雅恵選手、78キロ級の阿武教子選手等です。
 毎回、日本のお家芸柔道では多くのメダルが期待されますが、実際本番になると、外国人選手の姑息な戦い方相手に力を出し切れなかったり、「えっ!?」と思う様な微妙な判定に泣かされたりしてましたが、ここまでの各選手の戦い方を見ていると、「日本人もそこらの対策立ててるんだなぁ」と思いました。これは柔道だけではないかもしれませんね。今後益々オリンピックから目が放せませんね。がんばれニッポン!!

2004年8月18日水曜日
 毎日オリンピックでの日本人選手の活躍を観る為に寝不足が続いております。それにしても、アテネ・オリンピックでの日本人選手の活躍は凄いですね。何よりも、プレッシャーをばねに変えてしまってるかの様な、若い世代の選手の活躍振りには頭が下がります。テレビで或るスポーツ解説者が言ってましたが、「試合前に緊張してしまってる時、自分をなんとか落ち着かせ様としてる時点で、実はもう勝負に負けてしまってる」と言う事を聞きました。何でも「緊張してるのは事実なのだから、それを受け止めて、だったらどう対処すべきかをすべきである」と言うのでありますが、なるほどと思ってしまいました。私達なども、ステージ前などでリラックス出来てる時はリハと同じ様に、そうでない時は無理にリハと同じ様に演ろうなどとは考えたりはしてないかもしれません。緊張してる時は、その時用のプレイ・スタイルってものが有った様な気がしました。

 ここのところマーヴェリックスのトレード関係の動きが止まってましたが、どうやらゴールデンステイト・ウォリアーズをフリー・エージェントになったエリック・ダンピアーをサイン&トレードで獲得する様です。気になるマーヴェリックスからの交換要員は、クリスチャン・レイトナーとエデュワルド・ナヘラ、それにドラフト1巡目権を2つと金銭だそうで、ゴールデンステイト・ウォリアーズからはエリック・ダンピアーの他にセンターのイヴァン・エシュマイヤーとポイント・ガードのダン・ディッカウも獲得するそうです。但し、クリスチャン・レイトナーとダン・ディッカウは実は先日トレードされたばかりで、それから60日経たないとトレード出来ないそうで、この発表は暫く後になるとの事。因にイヴァン・エシュマイヤーは一昨年までマーヴェリックスでプレイしてましたが、アントワン・ジェイミソンとのトレードでゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍し、出戻ったと言う形になります。今回のマーヴェリックスの目当ては当然エリック・ダンピアーで、ダン・ディッカウとイヴァン・エシュマイヤーはおまけみたいなものだと思います。
 もしもこのトレードが現実になったら、マーヴェリックスは待望のビッグ・マンを獲得した事になり、今迄弱点だったイン・サイドがバッチリ強化される事になります。これは何よりもマーヴェリックスに望まれてた事で、今季のマーヴェリックスの活躍がいよいよ楽しみになって来ました。

2004年8月31日火曜日
 アテネ・オリンピックも終り、日本のメダル獲得総数37個と言うのは過去最高だそうで、しかも金メダルは16個と東京オリンピックの時と同じだそうです。これだけ活躍出来た事は並大抵の事ではなく、今回は選手達も勿論頑張りましたが、日本のオリンピック役員の方達もかなり力を尽くされたと聞きます。
 バスケットの方では、アメリカNBAチームが銅メダルに終り、他国のレベルが相当上がってきたんだなと感じさせられました。勿論、国際ルールとNBAのルールとのギャップはアメリカ・チームには相当不利に働いたとは思いますが、もはやそれでけではないのではと思います。NBAもここ数年、更にグローバル化が進み、アメリカもいよいようかうかはしてられなくり、次回の北京オリンピックでは、本気でチームを作ってくると思います。

 マーヴェリックスの方では、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのトレードでエリック・ダンピアー、イヴァン・エシュマイヤー(以上センター)、ダン・ディッカウ(ポイント・ガード)を獲得し、昨年まで不足してたセンターが一気に増えました。現在の時点でマーヴェリックスにはエリック・ダンピアー、イヴァン・エシュマイヤーの他に、ショーン・ブラッドリー、カルビン・ブース、パベル・ポドコロジン、ディージェイ・イルンガ・ベンガと、6人ものセンターがいます。はっきり言って、センターばかりこんなには要りません。私が思うにロースターに入るセンターは3人もいれば良いと思いますので、イヴァン・エシュマイヤーはまずロースターからは外れるでしょうし、パベル・ポドコロジンとディージェイ・イルンガ・ベンガの2人のルーキーのうちの1人もロースターから外れるはずですが、それでもまだ1人余ります。センターが過多にになった分、今度はパワー・フォワードの控えがいなくなってしまい、やっぱり次なる獲得はパワー・フォワードでしょうか?そうなるとショーン・ブラッドリー辺り、トレードに出されそうです。
 それにしても、念願のビッグ・マン、エリック・ダンピアーを獲得出来た事で、マーヴェリックスのスターターは昨年に比べてもかなり整ったと思います。今のところの私の考えたマーヴェリックスのスターターは、昨年(終盤)からはこんな風に変りました。
 ポイント・ガード    スティーヴ・ナッシュ   → ジェイソン・テリー   (デヴィン・ハリス)
 シューティング・ガード マーキス・ダニエルス   → マイケル・フィンリー  (マーキス・ダニエルス)
 スモール・フォワード  マイケル・フィンリー   → ジョシュ・ハワード   (マイケル・フィンリー)
 パワー・フォワード   ダーク・ノビツキー    → ダーク・ノビツキー
 センター        アントワン・ウォーカー  → エリック・ダンピアー
 主な控え        アントワン・ジェイミソン → ジェリー・スタックハウス
 毎年シーズン前は、「ディフェンスがザル」と言う事から評価の低いマーヴェリックスですが、エリック・ダンピアー加入でその辺りもかなり変るのではと思います。ダーク・ノビツキーの得点も、イン・サイドが固まった事で更に伸びてくれる事を期待します。それから、サマー・リーグで得点力アップを見せつけてくれたジョシュ・ハワード、昨年のプレーオフで大活躍のマーキス・ダニエルス、新人離れした活躍が期待できるデヴィン・ハリスの3人はブレイクの香りがプンプンとし、かなりやってくれるんではないでしょうか。あえて言うと、心配なのは元オール・スターのジェリー・スタックハウスでしょうか?プライドの高い彼が、一昨年のニック・ヴァン・エクセルや去年のアントワン・ジェイミソンの様にベンチ・スタートを了承して気持ち良くプレイしてくれるのでしょうか?故障持ちのジェリー・スタックハウスは、出場時間は限られる為、かえって一昨年のラジャ・ベルやエイドリアン・グリフィンの様にスターターにして早めに交代、と言う手も有りかとは思いますが、いかがでしょうか?


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