DIMAGE A1について PAGE1



DIMAGE A1について(2003.9.20)

2003年9月18日、待ちに待ったDIMAGE A1を購入しました。
オフィシャルでは19日発売となっていましたが、
予約したお店から一日早く連絡が入り、会社帰りにさっそく購入しました。

DIMAGE7(以下D7)でまだまだ頑張れると思っていた私ですが、
高速なAFと手ブレ補正がついたA1が発売されると知り、心は大きく揺れました。
一ヶ月ほど悩み、ついに我慢しきれず発売10日前に行き付けのカメラ屋さんで予約、
めだたく購入となりました。

まず箱を開けて現品を見たとき、ブラックボディが精悍で高級感があるなあ感じました。
手にとってみると非常にもちやすく、グリップに貼り込まれたラバーもしっくりとなじんで
ホールディングは良好でした。

そして一番気になるAFの速度を試してみました。
ミノルタのHPでは、D7iの1.5倍の速度だと言っていました。(0.2秒)
ということはD7の3倍ということになりますが、結果は期待以上でした!
とにかく広角側でも望遠側でもスッと素早くピントが合うんです。
待たされる感じはほとんどなく、ストレスもたまりません。
わざとコントラストの低い被写体を狙うとさすがに迷いますが、
D7よりは合焦率は高くなっていると思いますし、
合わないときは、いつまでも迷っていないですぐにあきらめてくれるので
イライラせずに再挑戦することができます。
作動音もとても静かで、快適に撮影できます。

AFについては、世界初の3DAFも搭載されました。
これは被写体の上下左右の動きに加え、
前後の動きにも自動でピントを合わせ続けることが
できるという優れものの機能です。
こちらについては、まだほとんど試してない状況ですが、
ゆっくりと走ってくる対向車を自動追尾して、ピントバッチリで撮影することが
できたので、結構使えそうです。
ファインダー内の緑色のマークが被写体の動きに合わせて動き回るのが
見ていてすごく面白いです。

次に特筆すべき機能は手ブレ補正機能です。
これまた世界初なのですが、CCDシフト方式手ブレ補正機能と言って
他の機種のようにレンズや、画像処理によって手ブレを補正するのではなく、
CCDをブレを打ち消すように動かして補正するというものです。
これによって画質を劣化させず、レンズを再設計することもなく
手ブレ補正することができます。いつかでるであろうαデジにこの機能が
搭載されれば、すべての交換レンズで手ブレ補正可能となるわけで
本当にすごいことです。
肝心の補正効果ですが、シャッター速度3段分の効果が得られるそうです。
具体的には200ミリレンズの場合、ブレないためには通常1/200秒の
シャッタースピードが必要ですが、なんと1/25秒でもブレなくなるのです。
実際ためしてみましたが、まさに効果絶大ですね。
晴天の屋外にくらべ、部屋の明かりはだいぶ暗いのですが、
この機能のおかげで、ワイド側で1/15秒、望遠側でも1/30でも
ブレませんでした。私のような未熟者でも、ブレ写真が大幅に減りそうです。
また、私はよくハイキングへ出かけるのですが、暗い森の中での撮影は
三脚が必須でしたが、これからは手持ちでガンガン行けそうです。

レンズはD7シリーズから継承された、
28ミリから200ミリをカバーする7倍ズームのGTレンズ。
この28−200というのは、実に使いやすい画角です。
特に広角側が28ミリというのはデジカメでは貴重で、
せいぜい35ミリ程度の他のデジカメに比べ表現の幅が格段に広がります。
レンズのF値も2.8−3.5と明るく、望遠200ミリで絞り開放にすれば
かなり綺麗なボケが得られるので、ポートレートにもうってつけです。
もちろん、ズームは操作しやすい手動式です。
これになれると、他の電動ズームデジカメは苦痛に思えるようになります。

このカメラを使ってみてさらに感じたことは、
全体的に動作が機敏で快適だということです。
以下、思いつくままに箇条書きで列記します。、

@起動が早く、電源を入れてファインダーを覗くとすぐシャッターが切れる。(2.2秒)
Aシャッタータイムラグが短い。(0.1秒)
A1コマ撮影時の撮影間隔が短く、ストレスなく次々にシャッターが切れる。
BEVFのライブビューの表示のタイムラグが少ない。
CEVFとLCDモニタの自動切り換えのレスポンスが高速。
D再生時のコマ送りが高速。
E再生時の拡大表示が高速。
Gすでに述べたがAFが高速。(0.2秒)

そのほかの良いところは、

@EVFが見やすくなった。
AEVFだけでなく、LCDも可動式になった(上90度、下20度までチルト可能)
B電池がリチウムイオンになり、長時間の使用に耐えられるようになった。
Cボタン、ダイヤルの配置が工夫されていて操作がしやすい。
Dカラーモードはナチュラル、ビビッド、Adobe RGB、モノクロ、ソラリゼーションと
  豊富に選択できる。
E彩度、コントラスト、フィルター効果が−5〜+5の11段階から調節可能。
Fリアルタイムヒストグラム表示機能。
Gファインダーに格子線や目盛り線を表示できる。
Hマクロはワイド側と望遠側と両方使える。
I三脚撮影に便利。どこでもAF可能な、フレックスフォーカスポイント。
J1/16,000秒の高速シャッター。
K最小絞りがF11まで対応。
L15分までの音声付動画撮影。
Mマニュアルフォーカスのピントは8倍に拡大して確認できる。

一番肝心な画質については、これからの撮影のなかで、
見極めていきたいと思います。基本的にD7並であれば私的にはOKです。
何枚か試し撮りしましたが、ノイズも減っていていい感じだと思います。

とまあ、いろいろとずらずらと書いてしまいましたが、
本当にすごいカメラを作ってくれてありがとう、ミノルタさん。
まだ購入してまもなく、天気も悪くてフィールドでの本格的な
撮影はしていませんが、間違いなく使いやすく、高性能なカメラです。
現時点でのコンパクトデジカメの最高峰と言っていいでしょう。
私自身も最高の写真を目指して腕を磨いていこうと思います。

DIMAGE A1について PAGE2
DIMAGE A1について PAGE2
トップへ
トップへ
戻る
戻る