JOURNAL 2002.fév.
〜東京幻想旅行記〜
☆2002年2月13日(水)☆
カメラを買おうと思った。
遠い昔に置き去りにした、青春のひとかけらを撮るために。
☆2002年2月14日(木)☆
ビデオで「書を捨てよ 街に出よう」を観た。
寺山修司の青春の意気込みが熱い。
音楽がかっこいい。
☆2002年2月18日(月)☆
今日、久しぶりで母校の明治学院大学(白金)に行った。
爽やかな気分になった。
☆2002年2月19日(火)☆
友人Sと玉川上水の分水のひとつ、恋ヶ窪分水跡を見に行った。
数百メートルにわたって、水のないくぼ地と
それにそって、雑木林の中を旧鎌倉街道の小道が続いている。
典型的な武蔵野風景だ。
林の中から一匹の猫が突然現れて
僕等にまとわりついて離れない。
恋ヶ窪伝説の悲恋の女性の生まれ変わりか・・・
こういう猫は魔法猫であることがあるそうだ。
遠くの町に住む素敵なともだちが教えてくれた。
その人とはまだ会ったことがない。
その後、国分寺へ出て、ほんやら洞で軽く飲む。
中山ラビさんと、ウクレレを弾きながら歌うという
“きよみ”さんという歌手がいた。
(写真左から二点旧鎌倉街道 魔法猫 ほんやら洞)
☆2002年2月21日(木)☆
本郷の古本屋で、ある本を立ち読みしていたら、
三島由紀夫と東大全共闘の討論で
“全共闘 C”として熱い発言をしていたのが
舞踏家の芥正彦氏であったことが分った。
高取英氏の『月蝕歌劇団』(沖積舎)の中で
「・・・美少女カルメン・マキよ、天才芥正彦よ・・・」
と語られている人だ。
☆2002年2月26日(火)☆
今日、ある人と話をしていて、とても大切なことを教えられた。
その人は、そんなつもりはないかも知れない。
こちらが勝手に教えられたのかも知れない。
この人は、今までにも、同じようなことを、
何度も言っていたのだと思う。
何故かその同じ言葉が
今日は胸に沁みた。