第2章 熱狂と感動のライヴ

 

直ちゃんのライヴはかなり遅れてから、スタート!

もしかすると開演予定時間から15分ぐらいは経ってたんじゃないかしら?

会場のライトが消えて、暗くなって石田さんの顔が見えなくなったんで(笑)、やっとステージに向きを変える私。

ステージ上に立つ直ちゃん。それを見て

 

――わっ、わっ、近い!!

 

思わず嬉しくなっちゃいました! だって、笑顔の笑い皺までしっかり見える距離だったんですもの〜 それに今日は男性もほとんどいないし、来ている女の子達は比較的背の低い方達が多いから、視界は良好!

 

のっけっからノリノリの、アルバムタイトルにもなっている「A to Z」でスタート。

会場中も1曲目からもうテンション高く、曲に合わせて手を振り上げて、直ちゃんの歌に同調。

続けて、休む間もなく、これまたスピード感のある「COME ON!」を熱唱。

2曲連続でアルバム『AtoZ』からのノリノリのナンバーを歌って、観客を十分にわかせてから、ご挨拶。でも、息が切れて、なかなかしゃべれないみたい。頑張れ!直ちゃん!

イノリくんのように「すっげ〜〜〜〜!!」って叫んでから、やっと挨拶が始まりました。

「今日は来てくれてありがとうございます!」そう言った後で、「どうしてくれるんでしょう、まだ始めの方なんですよ。」嬉しそうに満面の笑みを浮かべる直ちゃん。

やっと息も少し整ってきて、トークが始まりました。

昨日の夜はホームページに書き込みしてから布団に入ったんだけど眠れなくて、そこでまた起き出して書き込みをチェックしたんだけど、誰も書き込みしてくれてなくて…そうしたら…後ろのバンドの一人の方を向いて、U−KENさんが朝早く書き込みをしてくれたんです!と言っておりました。年寄りは朝が早いから…なんて言ってたような言ってないような…(違っていたら、ごめんなさい。)

デビューCDの『〜kiss you〜』が発売してからライヴをしたいと思ってて、発売から1年も経ってないのに、こんな大きいところで初ライヴが出来たと喜びきっている様子。

でも、「もう2曲目で燃えカス状態です。」なんて言ってる直ちゃん。確かに息切れして、ちょっと的を射ているところも(笑)

そして、会場のみんなも一緒に「燃えカスになるぞ〜!」って、叫びました。

その後、「恒例のキラリラリを! あっ、初めての方もいると思いますが…」と言ったのですが、確かに私…知らない。ネオロマンス・イベントではやってないよね? ミニライヴとかでいつもやっているのかしら?

「それでは、スーパー・キラリラリンで!!」と言って、せーので会場のみんなで手の平を表裏にすばやく返して星の瞬きふうな仕草をしながら、「スーパー・キラリラリン!!」と叫びました。直ちゃんは、その熱気に押されて、よろけたふうな仕草をして、「やべぇ、飛ばされたぞ」なんてふざけていたわ。

でも、何をやっても本当にニコニコ嬉しそうで、こういうところが直ちゃんが好かれるゆえんなんだろうね。

 

で、また「トラブルメーカー」と「スカイライトの空」を2曲続けて熱唱。

「スカイライトの空」では、「ラーララーララ ララー」の部分を観客の方にマイクを向けて、一緒に歌わす直ちゃん、そしてそれに応えて大声で歌うお客達。まさにステージ、観客一体でした。

 

ずっと手を振り上げたり、リズムをとったりしてたので、さすがにここまで来るとコートを着たままでは、暑い。荷物になるので着たまま通そうと思ったんだけれど、さすがにずっと着ていられる状態じゃなさそう。でも、脱ぐと荷物になるし…ちょっと考えて、「そうだ! カーディガンのように腰に巻いてみよう!」と思いついて、やってみるとこれがすっごく快適! 落ちることもなく、かと言って床にズルことなくほどいい感じ。上半身はコートを着てないので、さっきより格段に涼しくなったわ。とっさに考えたわりには正解でした。

でも、これぐらいからズキンと腰に痛みが走り始めたの。昔、腰痛をひどくして丸3ヶ月も通院したこともあって、寒い季節はとっても痛くなるのだ。よりによって、こんな時に痛み出さなくても…

さっき寒〜いところで長時間並んでたのが、響いているみたい。

でも、何とか終わるまで持ってくれ〜

 

そしてまたちょこっとトークのコーナーへ。

「みんな元気いいね。もうヘロヘロになっちゃった。」なんてまたふざけてみせてました。

その日は直ちゃんの両親や家族ぐるみのお付き合いをしている人達や昔からの友人など人生の縮図みたいにたくさんの身近な方々が来ているそうです。

「ごはん食べにおいで〜」と言ってくれた近所のおばちゃんとかも来ているらしいですし。

 

そして、「みんな携帯切ってますね。」と直ちゃんに言われて、ギクッ!

 

――そう言えば、確かどうせ圏外になってるからと思ってさっき切らなかったな…

  でも、もしかしてi-modeの方は圏外じゃないかも〜(汗)

 

そう思って、慌ててハンドバッグを開けて、携帯の電源を切った私…危ない!危ない!

その時、ちょこっと前の人にぶつかっちゃったら、パッと即座に振り返って睨まれちゃったんで、頭を下げて、おわびしました。

 

それから着メロの話に…

何でも着メロの配信会社の(?)社長さんが来て、「『AtoZ』の着メロ配信が決まりました。」と言ったので、「もうダウンロードしたもんね。」と直ちゃんが答えたら、そうじゃなくて『AtoZ』のアルバムに収録されている曲全部を配信することになったと聞いて、ものすごく嬉しかったと言うことです。しかもその社長さんが着メロの曲を自ら作ってくれるとか…

すごいね、ホント! アルバム全部なんて超有名歌手以外、あんまり聞かないもんね。

「これもみんな皆さんのおかげです!」と感謝の意を表しておりました。

でも、“着ボイス”に関しては、電話から自分の声がするとうるさいらしくて、「急げ!時間!時間!」なんて言われると踏んづけてやろうなんて思うとのことです。

 

「1曲当てクイズ!」と叫んだので、何かその場でクイズをするのかと思ったら、次に「応募した人?」と言ったので、ちょっと違うみたい。会場内の何人かの人がチラホラ手を挙げると、直ちゃんはそれを見て「意外に少ないんだな…」とちょっとガッカリしておりました。

どうやらそれは直ちゃんが東海ラジオでやっている番組の中で募集したものらしいです。ラジオは全く聞いてないんで、さっぱりわからないなぁ…

そして、「その中には、今日来れない人もたくさんいるんで、代わりにハガキを今日連れて来ました。」と言って、ハガキの積んである方に行って、「すごい厚みでしょう?」と言ったんだけど、観客の方からはほとんど見えない。「見えな〜い」と言う声が上がると、それを受けて、直ちゃんはハガキの束を抱えて来て、みんなに見せながら「すごいでしょ」と言ってから「しゃべれない〜」と言って、またハガキをもとのところに返しに行きました。

そこで、「今、しゃべってるじゃん(笑)」と心の中でツッコミを入れたのは私だけかな?

ハガキの山はざっと50cm以上はあったかな?

 

長いトークの後で、みんな汗だくでベロベロだから静かな曲を…ということで、「リフレイン」と「stay」をしっとりと歌い上げました。

 

その後でまたノリノリの曲を立て続けに2曲!

そのうちの1曲は『太陽の背中』! やっぱりこれは演らなくっちゃね!

ステージを動き回りながら、熱唱!

 

歌い終わって、「このパラパラ感がたまらない」と言ってました。

「『太陽の背中』は知ってますよね?」「知ってる〜」という声に「あは〜」と満面の笑顔を浮かべる直ちゃん。かわいい。

「イノリくんの歌なんですけど」と言うと観客から「やってーっ!!」という声が…

それに応えるように「最後まで燃やし尽くすぜ、業火滅焼―――ッ!!」とイノリくんのセリフを言ってくれました。でも、ちょっといつものイノリくんの声と違うぞ? やっぱりちょっと照れくさいのかな? そして、出来たら、ポーズつきでやって欲しかったな〜、なんて贅沢なことを考えちゃったりして!

 

もう一つの歌はみんな知らないだろうということで、それは「東海ラジオの番組の中で歌詞を募集して、それを組み立てて言って、最後に崩してまた組み立てて作った」とのことです。

「持ってる人?」と聞いても手が上がったのはほんのちらほらと…

そのCDは何でも『声優グランプリ』の通販だけで販売したものだそうです。その本に載っていた写真がすごくカッコいいらしくて、友達に見せたら「技術だね〜」と言われたとのこと。自分でも「見えない」と言ってました。そんな写真、見てみたかったな…

でも、全然売れなかったということで、事務所にドバーッと積まれてたらしいです。

その名も「男同志−NAN TONG ZHI−」!

先生、矢尾さん、そして中川亜紀子さん、とメンバーいいのに…と言ってました。

会場のみんなは一人名前が出てくるたびに「ほーっ」という感じの反応でした。でも、何人かは知らなくても知ってるような反応をした人もいたみたい。その「ほーっ」のニュアンスがね(笑)でも、確かに有名どころが揃ってるのね。あっ、だから、矢尾さんも観に来たのか…な〜る!

何でも売れ残ったCDを持って、大阪の駅前でカセットを片手にゲリラライヴとかをして売り歩いたそうです。何でもちょうど香港返還の年だったから“香港返還記念ソング”とか銘打ってたらしいわ。(笑)「警察が来たら教えて! 逃げるから」という感じでやってたということ。回りのお客さんが「イェーイ!」なんて騒いだら、「歌が聞こえないから」と言って叱ったとのことです。

その時はCDにサインもしたみたいで、CDをいっぱい抱えた人がまた買いに来てくれて「同じサインじゃなくて、違うサインをして!」と言って、英語バージョンとかいろいろ書いてあげたとのことです。いいなぁ〜、そのころ買いに行ってみたかったわ…

そうやって努力して、あと残り200枚になったとのこと。今日はそのCDを会場で販売してるそうです。知らなかったわ。後で買おうかな? 面白そうだもんね!

 

それから今度は一冊の黒っぽい本とCDを持って来ました。何でも『エレメンタル・ジェレイド』という作品で主役をやったとのこと。観客からはまた喚声が上がりました。

「単行本も面白いので読んでください。」と言ってました。もうCDを聞いた人もいると聞いて、とても喜んでおりました。元気な男の子の役らしいです。

そのCDが届いた日にちょうどカレーうどんを作ってて、お祝いに油揚げを2枚入れたそうです。えっ?カレーうどんって、油揚げ入れるもの?? 何か私のいつも食べているカレーうどんの感覚からすると…(;-_-;)

その役名は“クー”というらしくって、CDを聞きながら「クーがしゃべってる〜」と思いながら、食べていたそうです。

 

そして、「10月に発売された『Rainy-Day』がオリコン初登場43位でした!」との言葉にまた観客が大いにわきました。そして、何とかという携帯サイトで1位を未だ持続しているとのこと。「みんな入れてくれた?」と聞いてから、「僕も1票…携帯2台で2票入れたんだけどね。」と笑いながら言っておりました。

そして、何と“ファッションを真似したいアーティスト”でもモー娘を抑えて、堂々1位だということです。しかも3位はあの浜崎あゆみ…す…すっご〜い…

そして、スピーカーの上におもむろに足を乗せて、ポーズをとる直ちゃん。やっと足先まで見えたけどかなり高いヒールの靴、履いてるんだね。前に見た結城比呂さんに匹敵するぐらい! あれで、ステージの上で踊るのは本当にたいへんそう! うん、うん、少しでも後ろの人にも見てもらおうという気遣いだねぇ…(TT)

 

そして、その後、その話題に出た『Rainy-Day』から高橋直純としてのデビューCDの『〜kiss you〜』、そしてもう1曲と立て続けに披露。

 

歌い終わって、「今日は来てくれてありがとう! 最後の曲になってしまいました。」と言うと、観客中から「やだーーーっ!!!」という声が…

そして、直ちゃん自身も「やだーーーーっ!!!!」と叫ぶ。

そんな時でもおどけて、「パンツ、下がってるの」と言って、後ろを見せながら、洋服の裾をめくってチラリと見せてました。

 

「オレ、今、すごい幸せ!! 絶対幸せになってやるぞーっ!!って、思って毎日を生きてる。」と嬉しそうに言う直ちゃん。

「ライヴ終わっちゃいました…」

「ここにいる(バンドの)みんなだけでなく、見えないところでいろいろやってくれてるスタッフたち、観に来てくれたみんなに感謝を捧げます。」

そして、最後の曲の紹介を…

「最後に『A’LIVE』にしたのは、“A LIVE”1個のライヴという意味とライヴの中に生きると言う両方の意味で… 最後に聞いていただきたい曲は『A’LIVE』です。」

と言って、『A’LIVE』を熱唱!

終わり間際からキラキラ光る銀色の紙吹雪が舞い落ちて来ました。いかにもラストという感じ。

歌のラストはこれで最後とばかりに「オーーーーーーーーーーーー」と息の続く限り延ばして、合図をしてバンドの音を締めて、END。

 

曲が終わると「ありがとう〜〜〜!!!」と手を振りながら、案外あっけなく退場。

みんなは惜しみなく拍手を送りました。

チラッと石田さんの方を見ると、ちゃんと拍手してました。そりゃそうだろう!

でも、座席にまだ座っているということは…

本当はね、最後にチラッと今日来ているみんなで舞台に上がったりするんじゃないかな…なんて密かに期待してたのよね。(^-^ゞ 某声優さんのコンサートの時もそういうのがあったし、結構そういうパターンが多いから。でも、今日は違ったのね…

 

それにしても腰の痛みはいよいよ激しくなって来て、ちょっと動かしても激痛が走る。

間に腰を何回か叩いたりしたけど、あまり効果はないし…

それに腰を叩こうとして、ちょっと手を動かすとすぐに前の人にちょっとぶつかってしまって、そのたびに睨まれて…(;_;)

見知らぬ偶然前に居合わせた方、…迷惑もかけっぱなしで、本当にごめんなさい。(>_<)

 

会場中からは割れんばかりの拍手が響いておりました。

 

DVD発売前にと急いでここまで何とか上げました。

元原稿を書いたのは大分前だったりして…はははっ (^-^ゞ

 

なお、曲名および進行順は許可を得て、一部ちる様のレポを参考にさせていただきました。ちる様、ご許可くださって、本当にありがとうございます。

本家本元のちる様のレポをご覧になりたい方はぜひぜひリンクのお部屋からどうぞ♪

 

そして、レポはアンコール編へと続きます。

また、もうちょっとUPまでには時間がかかってしまうかもしれませんが、

もし、よろしかったら最後までおつきあいくださいませ。

 

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