氷が溶けるまえに

 

さわやかな風が 街をすり抜けた午後
夏のふりした陽差しが グラスの氷を揺らして

あなたは少し 眠たそうな目をして
カーテンの向こうからこぼれる
街の景色に気をとられて
私の話の半分も聞いていない

聞いていなくても いいよ
あなたの横顔を見つめていられる
この時間が幸せ

今日はどこへ行こうか?
そんな問いは置いて 一緒に歩こうよ

手をつないでもいい?
いつもは引いてくれるあなたの手を
私からつないでもいい?
私の頬よりもきっと温かいと思う

木漏れ陽が不規則な影をおとして
風が影を揺らしたら その影をおいかけて先にすすもう

街に溢れる「こいびと」たちが 窓の外
幸せそうな顔で過ぎてゆく
私たちは幸せな「こいびと」に見えるかな?

訊ねたら あなたは何て答えてくれるだろう?
そんな風に考えられる この時間が幸せ

グラスの氷が溶けるまえに 街へ出よう
あなたが生まれた 若葉のまぶしい季節が

窓の向こうで待っている

 

ぱーぼぅ様
『the Lunarcook』:http://parbow.7days.tv/

[涙のひと言]

ぱーぼぅ様のサイトで、勝真さんのBirthday企画として

フリーで配布していたものをいただいてまいりました。

久々のぱーぼぅ様のポエムですよvv 嬉しいなv(o^.^o)

やはりぱーぼぅ様のポエムは絶品です。窓から射し込む

暖かな陽射しとそれに照らされるグラスの氷が一枚の絵

のように美しい情景として目に浮かびます。勝真さんを

見つめる花梨ちゃんのは目は限りなくやさしくて幸せそ

うなのでしょうね。(^。^)

言葉がなくてもこういう二人っきりの時間って本当にい

いなv

ぱーぼぅ様、素敵なポエムを頂戴いたしまして、本当に

ありがとうございました!

 

ぱーぼぅ様のサイトへは『リンクのお部屋』からどうぞ

 

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