日を追うごとに春が近づいて来ている3月のある日、泰明はカレンダーをじっと見つめ、ふっと 笑みを零す。 そして携帯を取り出すとおもむろに電話をかけ始めた。 「私だ・・・・」 そして3月14日当日の朝、あかねの前に黒のポルシェが止まっていた。 車から降り立った泰明はあかねの手編みのセーターに黒のレザーパンツにレザージャケットよ いういでたちだった。 泰明があかねの家の2階を見上げると、あかねが窓から顔を出して手を振っていた。 「泰明さん、今行きますね♪」 「ああ・・・」 あかねの可愛らしう行動に微笑む泰明、程なくしてベピーピンクのワンピースに白のコートを 手に持ったあかねが泰明の前に現れた。 「お待たせしました、泰明さん。」にこにこと微笑むあかねに、泰明は助手席のドアを開けた。 「あかねを待つのは苦ではないぞ。」 「そうですか、よかった。」あかねは嬉しそうに助手席に腰を下ろした。 「でわ、出かけよう。」泰明も運転席へ座ると、車をある場所へと走らせた。 出発して2時間・・・泰明とあかねを乗せた車はあつ花畑へと到着した。 車から降りたあかねの目に飛び込んできたのは辺り一面黄色の菜の花畑だった。 「わぁ・・・すごい、すごい。泰明さん、よくこんな場所見つけたね。」 菜の花にきゃあきゃあとはしゃぐあかねに泰明は優しい眼差しを送る。 「今日の為に探しだした、あかね。」 「今日の為に?」 あかねが小首を傾げて泰明を見つめる、そんなあかねの肩を抱き菜の花畑の中を歩き出した。 ゆっくりと歩き出した泰明とあかねを菜の花達が風に揺られながら出迎える。 「今日は何日だ?あかね」 「えっと・・・・3月14日・・・あっ!」あかねの大きな瞳が見開く。 「あかね・・・・バレンタインのお返しだ。」 泰明は用意してきた小箱を取り出し、あかねに手渡した。 「泰明さん、これは?」 「開けてみればわかる。」 驚きながらも小箱を開けるあかね、そこにあったものは・・・・。 「いいの?泰明さん・・・・・」箱の中にはルビーにダイヤモンドをあしらった指輪が入っていた。 「あかねにはいつも愛をもらっているから。」さらりと言ってのける泰明。 「も、泰明さんったら(///)」そんな泰明の台詞に真っ赤になるあかね。 そしてルビーの指輪を取ると、あかねの右手の薬指にはめていく。 「左手には・・・あかねが卒業をしてからだ、よいな。」あかねの右手の甲にそっと口づける泰明。 「うん・・・うん、泰明さん、絶対だよ?」 あかねの言葉に泰明はとろけんばかりの微笑みを向ける。 「ああ・・・私の隣はあかねの為にあるのだから・・・愛している、あかね。」 「泰明さん・・・私もです。」 暫し見つめ合う泰明とあかね、やがて二人は菜の花に囲まれながらそっと口づけを交わす。 そんな二人にあてられて菜の花達は一斉に揺れ始める、本格的な春がもう間もなく近づいている 今日は・・・・White day END
asato様『運命の時を越えて』 http://www.fuki.sakura.ne.jp/~sei-lan/index.htm
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[涙のひと言]asato様のサイトで2002年ホワイトデーフリー創作としてUPしてあったものをいただいてまいりました。黒のポルシェに自分の手編みのセーター、それに黒のレザーパンツにレザージャケットなんてまさに女の子の理想のスタイルじゃないですか! でも、泰明さんだったらそんな格好も超似合いそう!!一面の菜の花畑の中でルビーの指輪を渡すなんて心憎い演出を~もうどこでそんな演出覚えたのかしら? 泰明さんったら!asato様、とってもラブラブで、ステキな作品をありがとうございました。
[涙のひと言]
asato様のサイトで2002年ホワイトデーフリー創作として
UPしてあったものをいただいてまいりました。
黒のポルシェに自分の手編みのセーター、それに黒のレザーパンツ
にレザージャケットなんてまさに女の子の理想のスタイルじゃない
ですか! でも、泰明さんだったらそんな格好も超似合いそう!!
一面の菜の花畑の中でルビーの指輪を渡すなんて心憎い演出を~
もうどこでそんな演出覚えたのかしら? 泰明さんったら!
asato様、とってもラブラブで、ステキな作品をありがとうご
ざいました。
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