永 泉

 

あなたは今何をしておいででしょうか。
暑さの為木陰で休んでいらっしゃるのでしょうか?
水に触れ、涼んでいらっしゃるのでしょうか?

・・・・そして何を思っているのでしょうか・・・・?

私は、その・・。
水面にきらきらと映し出される陽の輝きが・・
あなたの笑顔に見えるのです。
さらさらと時折そよぐ風の音が・・
あなたの声に聴こえるのです。
私はどうしてしまったのでしょうか?
あなたに会えない。
そのことがまるで鉛となり私の心に重く鈍い響きをもたらします。

・・・・もしも・・・・
もしもあなたが思っていらっしゃるのが私であるのでしたら・・。
今すぐにでも訪ねてよいでしょうか?あなたのもとへ。
乾いてしまった心の泉を・・あなたで満たしたいのです。
夏の陽にも似たその輝く笑顔でどうか待っていてください。

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