イノリ

 

・・・・ん?う、うわっ!!
そんなに顔を近づけんなよ!
ご、ごめん、オレ、お前が来るのを待ってる間
少しだけ寝っころがるつもりだったのに・・居眠りしてたんだな。
こんなに日差しがきついのに、
風が柔らかくて、花の・・・香りがして・・・
すっかり安心してたみたいだ、オレ。
なんだよ、そんなに笑うなよ。
眠ってるオレが変な顔するの、見てたって・・起こしてくれればいいじゃん!
・・・まあ、いいや。
オレ、お前がそうして笑っているのを見るの、好きだ。
お前が笑っていると、俺も嬉しいんだ。
これからずっと側にいてくれるんだよな!
それから・・・あ、ありがとう・・・膝枕。

 

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