構造変更にチャレンジ

8ナンバー・キャンピング車から1ナンバー・普通貨物車へ!

エクスプレスの登録は8ナンバーのキャンピング車であるが自動車税の「節税」目的でキャンピング登録も年々税額が上がり節税にならなくなっている。 自分自身では経験していないが保険会社によってはキャピング車としては保険に入れず普通車と同じ保険料を払わせたり、車両保険には加入させい等という理不尽なことも発生している。エクスプレスの車検は2004年2月27日で検査満了となるため、これを機会に普通貨物車(1ナンバー)への構造変更にチャレンジすることにした。

注意! 書かれている内容は中国運輸局・山口運輸支局の検査官に確認したもので各運輸支局や検査官によって判断が違うことがありますので参考情報としてください。実際には管轄の陸運支局へ確認願います。
キャンピング車・普通車・普通貨物自動車の経費比較
(エクスプレス5700cc、車両総重量3トン超とした場合)
  キャンピング車
8ナンバー
普通自動車 
3ナンバー
普通貨物車
1ナンバー
左記の他にも任意保険額の違いや
貨物の場合は継続検査が1年毎となるた
め単純比較は出来ない

普通貨物は高速道路料金が中型車となり
約2割高となる

自動車税は地方税であり都道府県により
異なる
自動車税(年額) 70,400円 88,000円 16,000円
自賠責保険(12ヶ月換算) 20,365円 14,890円 31,650円
重量税(年額) 25,200円 31,500円 25,200円
合計 115,965円 134,390円 72,850円

2004年1月8日(木)(車検切れまであと50日)
貨物車に構造変更するに当り、一番問題となりそうなのがホイール。鉄ホイールであれば何も問題は無いが、今付いているアルミは「JWL」マークはあるものの「JWL-T」マークが無い。これでは要件を満たさないためにヤフオクで15インチ7Jの純正アルミを落札した。ホイールの到着予定は1月12〜13日頃。(純正であれば多分、問題は無いだろう!という考えだけで確証があるわけではない)
2004年1月9日(金)(車検切れまであと49日)
午後、時間が空いたのでエクスプレスを陸事に持ち込んで構造要件の相談をすることにした。検査ラインに待機している検査官のところへ車を持っていくと金曜の午後2時過ぎという時間にもかかわらずラインに車は数台しか入っておらず、お陰で丁寧に対応してくれた。色々とメジャーで測定してラインにある秤で前軸過重と後軸過重の測定を行い、簡易的に最大積載量を算定してくれた。結果は最大積載量は概算で350kg程度となった(500kgを超えると荷室と座席の間にバーなどの保護棒が必要になるとのこと)運転席の後ろから最後部の距離の1/2以上の荷室が必要であるが3rdシートを取り外せば要件は満足できる。ただ当然のこと乗車定員を3名分減らさなければならなくなる。最悪は乗車定員減もやむを得ない。
アメリカ製純正のアルミホイールには「JWL-T」マークがある訳などなく、現物を後日確認して貰うこととした。
陸事訪問に先立って保険会社にナンバー変更しても今の契約割引等級が継続できることも確認しておいた。
2004年1月10日(土)(車検切れまであと48日)
今日は別府まで遊びに行っていたが、その間にホイールが到着していた。早速、センターキャップを外して刻印を確認すると何と!「JWL」マークが入っているではないか!「JWL-T」ではない「JWL」なのである。その他にはGMという刻印。ホイールの裏も確認したいが暗いのとホイールの裏が汚れているため確認できず。明日再度確認してみよう。
2004年1月11日(日)(車検切れまであと47日)
ホイールの裏を洗って確認。「T-DOT」という規格を示す刻印を発見したが、果たしてこれでOKなのか?規格そのものが判っていないので今のところ不明である。
2004年1月12日(月)(車検切れまであと46日)
念のために先月まで使っていたアメリカンレーシングの15インチホイールの裏も確認すると「DOT-T」の刻印を発見! これでもいけるのかなぁ・・・・
とりあえずこれも陸事の検査官に見てもらうことにしよう
2004年1月16日(金)(車検切れまであと42日)
午後、再び陸事へ出向く。2種類のホイールを検査官に確認して貰った。
結果は「DOT-T」「T-DOT」マークとも貨物用としてOKだが純正ホイールには余計な「JWL」マークがあるためにNG! 但し、「JWL」マークだけしかない場合でも車両総重量が2800kgを超えないときにはOKとのこと。しかしエクスプレスは2800kgを越えるため使うことは出来ない。
よって構造変更検査時には下のホイール(DOT-Tマークあり)を使うことにした。
2004年1月18日(日)(車検切れまであと40日)
一応、車内寸法を測定してみた。 下図の通りに荷室として必要な長さ(3000mm÷2=1500mm)に対して1300mmと200mm不足している。3rdシートを外して定員を5名にすれば問題は無い。
2004年2月2日(月)(車検切れまであと25日)
今日は久々の雨模様、仕事にならないので空いた時間にと思い午前中「希望ナンバー」の申し込みに行く。ナンバーはもちろん43番、3800円を支払い。予約票によると今のナンバーとの違いは特種車の8が1になっただけであとはひらがなを含めて全て同じ^^
ナンバーの受取は2月5日以降であればOK!その足で隣にある陸運支局でユーザー車検の予約を行う。予約日は2月9日(月) うまく行けば来週の月曜には普通貨物への変更が完了する。
2004年2月7日(土)(車検切れまであと20日)
ここのところ3日続けて雪、朝起きたら積もっていて昼前には消える、でも日中は雪がちらちらという感じの天気。
構造変更を明後日に控えて保安基準を満たすべく小変更と点検整備記録簿作成を行う。
1. 後部の反射鏡の位置は純正では車体中央より過ぎるのでバンパーに反射鏡を追加
2. マフラーが車体横向きなので下方向へ排出するようにマフラーエンドを取り付け
3. 17インチのホイールから15インチのDOT-Tマーク入りホイールに交換
4. 各部を点検し12ヶ月点検整備記録簿を作成

明日の予定は3rdシートの取り外しと車体下回りの洗浄(これは必須ではないが下回りを検査する検査員へのマナーとして)
2004年2月8日(日)(車検切れまであと19日)
予定通り洗車場で下回りの洗浄を行いついでに洗車、3rdシートも外して倉庫へ片付ける。
3rdシートがなくなると巨大な荷室(下の写真)が出現した。
2004年2月9日(月)(車検切れまであと18日)
今日は検査の予約日、午前9:30に陸運支局に到着
大きな問題はなく午前中で車検証交付まで完了、これで今日から1ナンバー=節税車(笑)完成!!

詳細はこちらのページで説明
 
2004年2月16日(月)(おまけ^^;)
昨年6月にETCを付けていた。 高速道路の料金所ではノンストップで通り抜けられるので非常に便利である。ETCの普及率が低いためか並んでいるゲートを横目にスッと通り抜けられるのは何とも言えない優越感もある。
ただETCは端末に車の情報が書き込まれていてナンバー変更などを行うと再セットアップを行わなければならない。川崎ナンバーから山口ナンバーに替えたときも本来は再セットアップを行わなければならないのだが、ナンバーのみだったので再セットアップは行わなかった。使用上も問題は発生していない。
しかし今度はキャンピング車→普通貨物車への変更であり高速道路の料金も普通車→中型車となる。料金所ではナンバーを読み取って「中型車」と判断するがETCのロムは「普通車」のままなので料金に不一致が発生する恐れがあるので(これは想像だけなので実際にはどうかわからない)ETCの再セットアップを行うこととした。
近所のETC取付店に行くと申込書を書いて15分ほどで再セットアップ完了。料金は3150円なり。