雲をつかむ話 〜SMAPおでかけ記
The slogan is MIJ << SMAP '03 MIJ TOUR >> 9.6 宮城スタジアム(前編)
※いつものことですが、クサナギさん中心の感想文です。
メモはとっておらず、全て記憶に頼っておりますので、
会話部分などは意訳も多々あるとお考えください。
とんでもない間違いがあったら、ご指摘くださいませ。
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Nakai  Kimura  Inagaki  Kusanagi  Katori




スクリーンに 「final!」の文字が出たのは、どの瞬間だったんだろ?MIJの垂れ幕が落ちた瞬間?
そして、私は確かにそれを見たのだろうか?見たんだよね?見たのかもしれない…

てな感じで、記憶が混沌としているSMAP '03 MIJ TOUR FINAL。
例年、振り返って感想を書く作業というのは、記憶の粒を一個一個繋げていく過程が楽しいのですが、
今年はなかなか繋がらないというか、脳みその機能低下を感じずにはいられないんですよねぇ。
そんな状態ながら、備忘録代わりに今年のツアー全体を振り返りつつ、オーラスの感想です。


《VTR:SMAPフライト中》
横浜からだったか、微妙に時事ネタが更新されており、
お隣だから韓国が好きだったクサナギさんは、木村くんに言われてエアコンの温度設定を27度にした人に。
冷夏だったし、もともとエアコンはあんまりつけない人のはずなクサナギさんに言われてもなぁ、
って気がしないでもないけれど。

『世界に一つだけの花』
「この一年、僕にも皆さんにもいろいろなことがありました」
私はともかく、クサナギさんには本当にいろんなことがあった一年でした。
そんなクサナギさんのオデコ、今日は登場とともに全開。

『Flapper』
『SUMMER GATE』
今日のオヤビンはオデコだけじゃなくてダンスも全開よ!
横浜1日目に「あれ?ちょっとお疲れですか?」と思って以来、久々に全開モードのクサナギさんを見た気がします。
『SUMMER〜』のサビは何度経験しても、なんていうのかなぁ、
ワクワクのキモチが胸から耳元を伝わって飛び出しそうになる感じ?
宇宙へ飛べそうな気持ちって、こういうことなのかも、と思ったり。
中居ちゃんの「うぃずみー!」は言うに及ばず、クサナギさんの思い切りのある右足蹴り出しが気持ち良くて、
それを見るだけでも、うわぁっ!となります。

『青いイナズマ』
今年最後の挨拶は、
「後悔しないように最後まで盛り上がりましょー!」
「後悔しないように」。本人は深い意味なく使った言葉なのかもしれないけど、今日の私にはちょっとグッときた。
別にそんな大袈裟なことじゃぁないんだけれど、とにかく今夜は素直に、考え過ぎずにライブを楽しもう、
逆にヘンに気持ちを盛り上げようともしないでココロのままに感じよう、跡にスッキリしない気分を残したりしないようにしよう、
そんな風に思っていたので、なんだか言い当てられたような気がしたのと、
横浜以来、どうやら足が本調子じゃなさそうなクサナギさんの、
それでも心の底から自分も楽しんで、みんなにも心の底から楽しんでもらおう、てな気持ちを感じたような気がしたから。
って、ポエマーか、私は。
とにかく理屈で考えるのは、もうここまで。吹っ切れた気分。

《VTR:MIJで世界一周》

『Theme of MIJ』
どのアルバムでも、最初に聴いた時には特に感慨を催さない"Theme of 〜"。
でもライブを経験した途端にしっかりとメッセージを持って立ち上がってくるのも、毎回のこと。

『SHAKE』
サビで入る太鼓の「どんどん!」が好き。
そして、クサナギさんの白い二の腕がやっぱり好き(ちょっと袖が短めなんだよね。むふ)

『はじめての夏』
『SMAP NO.5』
激しい慎吾ちゃんに気をとられて、今日もクサナギさんの腰クニクニを見逃してしまう。
既に後悔その1です。ごめんよ、オヤビン。
でも、おじいちゃんを連れて階段を降りてくるシーンは見逃さないわ。
おじいちゃんとのカンフーでえらく嬉しそうに笑ってるのも見逃さないわ。

『オリジナルスマイル』
アイリッシュダンスを踊るスマさんは、くるっと後ろを向いた時の後ろ手がとっても可愛らしい。
手を使えない踊りっていうのは、なんというか、一種禁欲的なものがあって、その戸惑い加減がエッセンス。
タータンチェックのプリーツ、みんなはちょっとルーズにぶら下げてるのに、
中居くんだけは短めで女子高生のスカートみたいだなぁ。
横浜の感想にも書いたけれど、最後の一礼は本当に好きです。
先頭で数万人の気持ちを右の掌で掴んで、そっと胸に仕舞う気持ちって、どんな感じなんだろう。


■MC

「なんで、ファイナルが宮城なのか?っていうことなんですけどね」
と、そりゃこっちが聞きたいわ、てな話題からスタート。
ゴロちゃんは、
「理由はただ一つでしょう。湿気がないからです。キーピング・ヘアスタイル!」
慎吾くんは、
「それは何処よりも宮城のおまえらが熱いからだよ!最後までヨロシク!」
「慎吾、今日も親指みたいだよ。みんな、シャープになった慎吾くんがステキって言うけどさ、
  オレは前の慎吾の方が好きだった。ぶよぶよ慎吾が好きだった…」

「本がね、発売になりました!その中には中居くんの好きなオレが載ってるよ。88kgのオレが」
と云うことで、今昔どちらの慎吾くんが好きかどうか客席にアンケートをとってみるものの、
一番拍手が大きかったのは、
「慎吾くんだったら、何でも好きって人〜!」な訳で。
「ありがとう!太ってるオレ、痩せてるオレ、いろいろ言ってくれたけど…オレのことはオレが決める!」
渋く決めてみたものの、その顔は「月亭八方みたい」なんだねー。
次に問いかけられたクサナギさんは、
「………やまへいやまかつっていうおさけがあるんですよ」
って、私の耳には聞こえたんれすけど、もしかして、それはビストロのご褒美で文太さんからいただいた
宮城のお酒、"やまへい勝山"のことでしょか。
パワスプで、宮城に持って行って皆で飲みたいって言ってたらしいですもんねぇ。
「あ、まってまって、もういっかい最初からやってもいい?」
「…どうしてファイナルが宮城になったのかというと?はい、剛くん」
「やっぱり、みんなのスケジュールの都合じゃないの?」
むー、勝山をSMAP5人で飲みたいからですって言ってくれたら可愛かったのに。
「…微妙だなぁ」
「お前からはソウルが感じられないっ!!」
「まぁまぁ、月亭八方!」
「…やめてよ、月亭八方ってウチワ持つ人が現れるから…最近多いんだよ、親指ってウチワの人」
で、最後に木村くんが、
「場所が何処だろうと、ここでやれるってことは幸せなことなわけで」
と模範解答で締めくくり、それをまた月亭八方が熱く繰り返して、中居兄ちゃんに怒られておりました。

いつの間にやら、とっぷりと陽が暮れたスタジアム。
「MCの間に暗くなったのって、初めてじゃない?」
「明るいとね、ライトが効かないじゃないですか。やっぱり、この方が芸能人のオーラっていうんですか?あるっていうか」
「これでライト消したら、すっげぇ普通だよね」
ってことで、試しにスポットライトを消してみます。暗がりの中にぼーっと佇む5人の人影。
「ほーら、皆さんが会いたくて会いたくて待っていた人たちは、こーんな人たちなんですー」
「並んでると、ただの応援団みたいだねぇ」
「木村でさえ、オーラ消えてるもんなぁ。ほらっ、見て、剛!」
いつもに増して、ぼーっと立ち尽くしているクサナギさん(の影)。
「一般以下だよ」
や、一般以下でもいい、たくましく育ってほしい (なに?)。
少しずつ照度が上がり、段々とアイドルに戻っていくスマさんたち。
「やっぱり、こうなると手の届かない人になりますよね。雲の上のヒトというか」

ファイナルなので、というか、ファイナルなのに、ダメ出し大会に。
「ボク、一つあるんですけども。吾郎ちゃんのソロの前の人形劇、あの吾郎ちゃんの人形の顔は、千秋そっくりです」
「えー、そんなこと言わないでよ。今日、みんな、あー、千秋だーって思っちゃうじゃないですか」
「や、ほんとにソックリですから。みなさん、見てください」
「ボク、黒目が多いんですよ。そこがね、千秋に似てるんです」
「それと、『夏日憂歌』ね、サマータイムブルース、あのソロの慎吾くん、立たされてるみたいなんですよ。
  音楽の成績が悪くって、残されて、立たされて歌ってる、みたいな」

なので、アクションをつけて熱ーく歌ってもらいたいのだと言う中居くんに、
「そこは、違うでしょ!だって笑うとこじゃないもん!あーあ、ダメだよー、今日、まだビデオ撮りもしてるんだよ!」
そう、だから、客席も油断しちゃダメなんだそうよ。
「ビデオ撮りの時って、こう、必死で顔隠して逃げてるヒトがいるよね。映るのが困るなら、来るな!ってね」
「追われてるんじゃないですか?」
そうよ、私たちはねぇ、や、少なくとも私はねぇ、追ってくる仕事とか、しがらみとか、いろんなものを振り切って来てるのよ。
当日、無事に席に着くまでに、いろんなことを乗り越えてきてるのよ。
だから、下手に映ったら困るのよ。横浜では近くをちょろちょろするカメラを必死で避けたわよ。
っていうか、そもそも客席をアップにする演出はもう止めて欲しいのよー。ぷん。
…閑話休題。
で、熱くアクション付きで歌ってもらいたい中居兄ちゃんのしつこい要望に困り果てた末っ子は、
「じゃぁ、ミディアムで」
と、宣言してしまったのでした。

「どうですか、剛くん?」
きょとん顔のクサナギさん。これも今日限りかと思うと、いっそう愛しいじゃないですか。
「えっと、基本的に全力ですよね、今日はもう」
「おまえ、話聞いてた?」
「ドラマのインタビューとかで、見どころはどこですか?って聞かれたりするじゃないですか。
  あれと同じで、見どころは全部です」

だから、話聞いてた?
「気になる点はないですか?」
「……中居くんのソロ。なんで、あの歌、歌ってんのかな?って」
「おまえ、ずっとそう思ってたの?」
「あのね、愉快だなっていうか」
「ムツゴロウさんみたい」
「あの、ほら、芯だけになるまで、とかって言ってるじゃないですか。あの歌詞、最近知ったんですよ。
  だからね、今日も歌うのかなぁ?って」

なんとなーく、言いたいことが分かるような、でもやっぱり分かんないような。
「吾郎ちゃん、どうですか?」
「うーん、中居くんのソロでね…」
と言いかけたゴロちゃんをあのクサナギツヨシが遮った!
「ボク、今日、中居くんのソロでトイレ行かないから!」
「…今まで行ってたの?」
「行ってたの。あのね、この後ソロがあって、それから慎吾のソロとかあって、ずーっと出っぱなしなんですよ。
  だから、トイレ行くのって、あそこしか無いんですよ。でも、今日は行かないから!」

じゃぁ、どこで行ったんでしょか。ガマンは体に悪いっすよ、オヤビン。

ゴロちゃんは、自分のソロで出て行くと中居くんが散らかしたトイレットペーパーの残骸で足を滑らせてしまうのが悩み。
「たまにね、1個くらい落っこってたりするのよ。気になるんだよね」
「あ、そうだ、これ、言わない方がいいかなぁ?」
と、マイクを外してメンバーに相談する中居くん。なになに?これで言わなかったらズルイってばー。
「『世界に一つだけの花』のね、吾郎ちゃんの手の振りが小さ過ぎる」
毎回ビデオチェックすると、ゴロちゃんだけチンマリ手を動かしてるんだそうよ。
「それはね、場所が場所だけに、体を動かすと、吾郎ちゃん的にはとっても怖いんだよ。
揺れちゃって立ってられないんだよ。15年も一緒にやってるんだから、それくらい分かってあげようよ」

とフォローしてみる木村くん。
「でも、ここんとこ (最後のクイッと拳を握るとこ)、ここんとこだけは、がっ!ってやろうよ」
「吾郎ちゃんね、グーすると親指が中に入っちゃうんですよ」
親指だけじゃなくて、
「怖いとね、顔も中心に集まっちゃって、口がね、こんなふうに (受け口でパクパク)なっちゃうんですよ」
「なってないよ!」
でもね、ゴロちゃんにはすごい秘密があるんだよ。
「僕ね、衣装の袖の裏はシルクにしてもらってるんですよ。引っ掛からないように」
シルク…その響きが何だかThat's 稲垣吾郎だわ。うっとりだわ。
「袖の裏のシルク、泣いてるよ。俺、スベリ用かよ!って」

恒例の何処行くの?シリーズ。
「剛、何処行くの?」
「うん、あのね、公文!」
「何、計算できないの?何算?」
パタパタと駆け足しながら、
「掛け算!」
ふむ、耳鼻科よりも可愛いじゃん。エンピツ握り締めてるチビツヨが目に浮かぶわー。


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【2003/09/21 UP】


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