雲をつかむ話 〜SMAPおでかけ記
The slogan is MIJ << SMAP '03 MIJ TOUR >> 8.23-24 横浜国際競技場(前編)
※いつものことですが、クサナギさん中心の感想文です。
メモはとっておらず、全て記憶に頼っておりますので、
会話部分などは意訳も多々あるとお考えください。
とんでもない間違いがあったら、ご指摘くださいませ。
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Nakai  Kimura  Inagaki  Kusanagi  Katori




暑かった。とにかく、この2日間の横浜は暑かった。
新横浜の駅から15分ほど歩いて横浜国際競技場に着いた頃には、すでに体中ベトベトです。
でも、これくらいの方がテンションあがるって効用もあるので、実はそんなにキライではありません。

23日はバックステージ前の1階スタンド。見晴らしの良さに気を良くした私が、
「7万人って言っても、そんなにバカデカッ!ってほどじゃないねぇ」と口にしたら、
「いーや、騙されちゃいけません!」とMちゃんに怒られました。
確かに冷静に見れば、アリーナの広さと、ゆったりと翼を広げたスタンド席。
デカいです。
24日はアリーナ最後方、バックステージ至近距離。


←特製ペンライト。

ウソです。リスト&フィンガーバンドを持参したのだけれど、
あまりに暑くてつけていられないので、ウラスマ・ペンライトに着せてみました。
これがなかなか可愛らしくて、ご満悦。
陽が傾いてからは、ちゃんと双方とも本来の目的で使いましたけども。
(ちなみにこのペンライトは後日新潟の雨で昇天したので、
  今後、もしコレを持ってる人がいても、それは私じゃありません。
  お声を掛けませぬよう(笑))


冒頭のクサナギさんは、遠目だと白いコートがワンピースに見えて、セミロングのお嬢さんみたいです。
宙吊りのスマさんたち@手繋ぎバージョンを見るのは今回が初めて。
手を離した後のクサナギさんは、もう一度ゆっくり手を広げながら降りてきます。気持ち良さそうだなぁ。
ご挨拶は「みなさん、アンニョンハセヨー!」で、次の言葉は音が反響して聞き取れず。

整備士服から衣替えした、ブルーのガウンとパンツ。民芸調というか、エセ・ジャポネスクというか。
でも、くるくる回ると裾が揺れて、腰に結んだ帯がびゅんびゅん靡いて、要するにカッコいい。
煽られる袖口からチラチラ覗くクサナギさんの白い二の腕がなまめかしい (おっとヨダレが)。
ガウンを脱ぐと、オレンジのジパングTシャツ (背中に世界地図があることに、今回初めて気が付きました)に、
おぉ、これが噂のキルトスカートもどき。ふーん、まぁ、いっか。なんとなく可愛いから (いいかげん)。

オリスマの終わり、カーテンコール風のお辞儀は何度見ても好きです。
ハイテンションになった直後、ゆっくりと綺麗に弧を描いて胸元におさまるクサナギさんの右手に吸い込まれそうよ。


■23日 MC

まずはビデオ撮り注意事項から。
木村くん曰く、私たちが気をつけるべきは鼻の下の汗と腋の下のゴマ塩だそうで。
「でもですねー、今、ステージの上にいるスマップは、臭いですー」
確かに物凄い汗ですもんねぇ。ゴロちゃんでさえ、茹ダコみたいに顔が上気してるもの。
「でも、臭いって言っても、スマップはいわゆる、何?にんにく系の匂いじゃないよね」
「なんの匂いなんですか?」
「…アロマテラピー」
木村くんはローズマリー系、慎吾くんは本人曰くシナモンのかほり。ゴロちゃんは柘榴のバスオイルをご愛用。
「最近いい匂いするのは、つよぽんだよね」
「僕はけっこう体臭ないんですよ」
にんにくクサイ時はあるけどね(おっと)。でも、慎吾くん曰く、函館の匂いなんだそうです。日本の名湯シリーズ?

撮影用のヘリをウチワで扇ごう企画(「風圧でヘリがブワッ!ってなるかもしれないよ」)や、
ふたたび客席へのビデオ撮り注意事項やらで進行していくMC。
気が付けば観客になってる人には、中居くんがちゃんと話を振ってくれます (いつもいつも申し訳ない)。
「そう、あのー、すごいですよね、7万人。ほら、手繋いで出てきた時、思わなかった?」
みんなが、ふーん、そうぉ?って反応の中、彼なりに一生懸命話すクサナギさん。
「去年は横浜スタジアムだったじゃないですか」
違うよ、何いってんだよ。ステージと客席から責められるクサナギさん。
「あれ?違ったっけ?あ、あれか、アリーナ!」
おまえの記憶はどこから止まってんだよ!と更に責められるクサナギさん。さすが、刹那に生きる男。
で、結局何が言いたいのかというと、これだけ大きな会場なので、
「僕たちがみんなでパワー出さないと、お客さんのパワーに負けちゃうなって思うんですよ」
だから、どうしたいのかというと。

「5人でね、円陣組もう」

突然の『SMAP真夏の夜の夢・続編』に、眉間に皺を寄せつつも円を作るスマさんたち (こう見えても素直なタイプ)。
中居くんに仕切ってもらおうとするクサナギさんですが、
ダメだよ、おまえがちゃんと仕切れ!だいたい何について円陣組むんだよ!と責められて、
「えっと、だから、ライブやってると上手くいかないこともあるかもしれないけど」
「なんだよ、上手く行くようにやるんだろ!」
「いや、だけどほら、アクシデントとかもあるじゃないですか、やっぱり」
「なに?アクシデントが起きてほしいの?」
「いやいや、そうじゃなくて、もしも、そういうことがあったら…」
「どうしてほしいの?」
「………助けて」
オヤビン、そんな子犬のような目でお兄ちゃんを見上げるのは止めなさい。

で、クサナギ(臨時)リーダーが一人一人にメッセージを贈ることに。
「木村くん…木村くんは着替える場所が近いんだよね」
いや、顔が近いです。木村くん、睨みつける目がコワイです。
「だから、ほら、何かあったら、いつでも言って来て。不安なこととかあったら」
「何言ってんだよ、木村は不安なことなんかないよ、絶好調じゃんか」
「うん、でも、何かあったらさ、いつでも。ね」

「慎吾、慎吾はいつも年下だけど…」
「いつもって何だよ。時々年上になったりすんのかよ」
あー、でも、それはある意味真実ですなー。
「いや、年下だけどね、慎吾としては弱みを見せたくないっていうのもあるわけですよ。年下だからって、ね?」
慎吾くんもガンつけます。さらに顔が近いです。
「久しぶりにビーパップの顔みたよ」
「だから、年下になりたい時は言って」

慎吾くんの隣の中居くんをとばして、
「ゴロちゃん…」
「ちょっと、なんでオレのこと、とばすの?」
「や、だってほら、リーダーだから。
  ゴロちゃん…さっきMC始まる時、『オレ、髪だいじょうぶ?』って訊かないで」

なるほど、クサナギさんはゴロちゃんの鏡代わりなんですね。
「でも、ゴロちゃんとはね、こないだ一緒に山登りしたから」
「そう、行ったんだよね」

「中居くん…じゃ、仕切りヨロシク」
「なんだよ、オレにもメッセージくれよ!」
「いや、やっぱり最後は中居くんに締めてもらわないと」
と、逃げようとするクサナギ(臨時)リーダーですが、「つよし!つよし!」のコールで後退不能に。
「…今まで11年間…」
11年じゃねぇだろ、おまえの時間はどこで止まってるんだよ、とまたまた責められるクサナギ(臨時)リーダー。
「おまえは森か?!」の声も聞こえたような聞こえなかったような…
「もとい。今まで15年間、いろいろ山あり谷あり、オレたちスマップ5人、
  今日ここに精一杯チカラを出すことを誓います!」

む?選手宣誓?なんだかわかんないけど、面白いよ、オヤビン!
「今さ、オレ、ちょっと冷静になった。剛がなんだかイイこと言ってたけど、客席みたら、案外みんな、フーンって感じで」
「そんなことないですよ、みんな、ね、楽しい?楽しい? (とコールしてみる) 」

円陣の掛け声は何なんだ?と訊かれたクサナギ(臨時)リーダーは、
「じゃぁね、僕がハナ、トゥル、セッ っていうから、シージャ!って。いちにのさん、せーの!っていうことなの」
「シージャ!」は、「せーの」に「イェイ!」がくっついたような意味なんだそうよ。
「じゃぁ、ハナ、トゥル、セッ、シージャ!で、イェイ!で行こう」
「…なんだか、メイド・イン・ジャパンの意味がわかんなくなってきたじゃんか」
「好きなんだよ、お隣さんだから」
「じゃぁ、みなさん、隣の人と手つないでくださいね。ちょっと汗でべとべとしてるかもしれませんけど」
構えに入ると、モニターには強張ったクサナギ(臨時)リーダーの顔が大映しに。
「じゃ、いくよ」
……………(沈黙)
「おまえ、緊張すんなよー」
「オレ、こんなに間近で緊張してる人見たの、久しぶりだよ」
とかなんとか、けっこう長時間引っ張りながら、7万人+5人の「ハナ、トゥル、セッ、シージャ!イェイ!」で、
真夏の夜の夢・円陣スマップ編、これにてしゅーろぉ!です。

これってビデオ撮りなのに良かったのかな?と疑問を感じながらステージに戻っていくスマさんたち。
一番後ろをトボトボ歩くクサナギさんの肩の落ち具合が、とってもクサナギツヨシ。
「どこいくの?剛」
「ちょっと、いろいろやることあるから」
「バイトかよ!」
ポコポコと去っていくクサナギさん。
「契約違反だよ!」
せっかくのビデオ撮りなのに喋り足りない!とブータレる中居くん。
「でも剛はたくさん喋ったからね。今回のツアーで一番喋ったんじゃないの?」

ワールドカップの決勝をこの会場で観戦したスマさんたち。
中居くんはスマップのコネも効かず、天井席でペットボトルの回し飲みをしながら観ていたのに、
サッカーに興味のないゴロちゃんは、ガラス張りのVIP席でグラスを回しながら優雅に観戦していたそうな。
そんなゴロちゃんも最後には興奮して慎吾くんに抱きついて「しんごー!しんごー!」状態だったW杯。
「だって、テレビで観るのと違うじゃないですか、走るスピードとか速くて」
変わんないって!とゴロちゃんが突っ込まれ役を引き受けてるうちに、クサナギさん登場。

「タップシューズ買ったの」「いくら?」「3万5千円」 「一括?」「一括で」「いくら?」「だから、3万5千円っ」
「服が光り過ぎて、顔が負けてるよ。だいじょうぶ?」「うん、だいじょうぶ」「帽子からハト出すの?」「出さないよ!」
いつまでも2人でどうぞ、って感じですね。
「じゃぁね、僕がこれから夢のステージをお贈りします」
「なんで?」
な、なんで?
「…えーと…えーと」
オヤビン、目が泳いでるんですけど。
「…………… なんでだろ…」
おい。
「剛さ、顔の下半分が影になってるんだけど。立ち位置、違うんじゃない?」
確かにちょっと暗くなってます。一歩前に出るクサナギさん。お、ちょうどキレイにライトが当たりました。
「いや、もっと、下がってみ」
一歩下がるクサナギさん。また顔に影がかかります。
「もっと」
もう一歩下がるクサナギさん。さらに顔に影がかかって暗くなります。
「これくらい?」
「そうそう、そのへん」
こう見えても、やっぱり素直なタイプ。



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【2003/08/26 UP】


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