「合 掌」
仏教ではインドの昔から、左手は不浄の手で、悪魔の心を現している。左手の小指は地獄の心、薬指は餓鬼(がき)の心、中指は畜生(ちくしょう)の心、人指し指は阿修羅(あしゅら)の心、親指は人の心、ってね。
 そして右手は清い仏様の心を表している。右手の小指は天人の心、薬指は声聞(しょうもん)の心、中指は縁覚(えんがく)という羅漢(らかん)さんの心、そして人指し指は菩薩さまの心、親指は如来さまの心なのです。
両手を合わせる(合掌)のは、悪魔の心から仏様の心にできるだけ近付きますように!ってお祈りをすることなのです。