「生活の中の仏教」
仏教やお坊さんを尊敬してくださるのはよろしいのですが、必要以上に有り難がるのは間違いです。なぜなら、お釈迦様はじめ多くのお祖師様達は、普通の生活の中にこそ仏法が有ると口をそろえておっしゃっています。つまり、特別な何かをするのではなく、普段のひとつひとつの行動を正しく精進して行く、というのが仏様の教えの目的なのです。と言っても私たちの目はつい曇りがちです。そのときの道しるべとして、お寺やお坊さんに相談をする。それが仏教を生活に生かす、本来の在り方です。