4k66:「はらたまhomeの日」はいつだ
ここには書くことのできない、とある理由から私は今工場にいるのである。 おかげ様(周辺状況にも助けられ)で製品は良く売れているようである。ありがたい事なのである。 まあ会社の話はともかく今は目の前の仕事なのである。モダンタイムスなのである。 ボケラーとそれらを眺めていると、ロットNo.の中に「1」の連続を見つけた。なるほど今日は11月11日であった。 「ポッキー&プリッツの日」なのだそうだ。 うまいこと考えたものだと思う。おかげで後輩ST君のように普段買わない人間までもがポッキーを買っていたりするのだ。一度聞いたら忘れられない日である。 先日こんなことがあった。 娘Pと一緒に遊んでいると、台所から妻Qが私に言うのである。 そりゃ所謂ひとつのあれでしょう。あの日ですよ。 「…バレンタインデーだろう」 「ちがうよー。『煮干の日』」 Qが煮干の入った袋を片手にウヒャヒャと笑っている。 どうやら語呂合わせで「煮干の日」は2月14日ということになっているらしい。しかしどうだろう。2月14日になったからといって煮干を買う人間がいるだろうか。 いた。 「これから2月14日にはチョコレートをやめて煮干をあげることにするよ」 Qだ。 バレンタインデーの話を書き出すと延々長くなりそうなので、話を煮干に戻すことにする。 調べてみた。 全国煮干協会という団体があるらしい。どうやらその全国煮干協会が煮干の普及を目的として2月14日を「煮干の日」と決めたということらしい。 どうやらサイトは無いようだ。全国煮干協会。頑張って欲しい。 ちょっと想像してみる。 全国煮干協会の定例会議が某所で行われているのである。 議長が話はじめる。 「議長、提案があります」 「記念日を決めるというのはどうでしょうか」 ざわざわ。 場が少し盛り上がるのである。なにしろ記念日なのである。「煮干の日」なのである。 「それでは何月何日にしたら良いものだろう」 「2月14日では。に(2)ぼう(1)し(4)で煮干ですから」 ざわざわざわ。 おいそりゃまずいのではないか。2月14日と言えばあの日だろう。煮干の日にしちゃってもいいのか。 「だからこそこの日にぶつけるのです。煮干の素晴らしさを広く知ってもらうにはこれくらいのインパクトがないと」 ざわざわざわざわ。 確かにそうかも知れない。いや幾らなんでも無謀ではないか。どうするんだ恋人同士が煮干でもめたりしたら。いやそんな心配は無用だろう、もともと恋人同士で煮干なんかやりとりするもんか。シッ声が大きいぞ。 ざわざわざわざわざわ。 「いや、ここは大きな賭けになるが、2月14日を『煮干の日』とすることに関して、この場で採決を取ろうと思います。この提案に賛成の方、拍手願います」 ぱち、ぱち、ぱちぱちぱちぱちぱち。 煮干を愛する方々の心が一つになった瞬間なのであった。 (勝手な想像ですみません。>全国煮干協会様) さて、実は「煮干の日」でサイト検索をかけ、色々と調べた訳なのであるが、全国煮干協会の作戦(?)は見事に成功していると思う。 応援しましょう。煮干。 2月14日になってもこの4k覚えているだろうか。私は。 |
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