PIPIt01:憧れの木製スタイラス
Clieユーザーの多くはスタイラスに苦しんでいるという。
職場でTJ25ユーザーが増えてきており、私も触らせてもらうことができるので実際にスタイラスを見てみることにした。
確かに。これは使いにくい。
職場に、最近ClieユーザーになったYMさんという人がいて（PalmVx MilleniumEdition → ClieTJ25)、この人の言葉をかりると
「こいつは『書く』道具ではない。『つっつく』道具や」
という事になる。
TJ25標準のスタイラスは伸縮式であり、伸ばした状態では非常に頼りない。確かにこれは文字を書くなどの用途には向かないようだ。
実はこのYMさん（50台男性）、非常に高い加工技術をお持ちであり、自作のスタイラスを作っていた。
簡単に作れるそうなので、同じくスタイラスが欲しくなったClieユーザーST君（T600C）とついでに私はYMさんにねだった。
「これいいですねえ。同じ木で僕らのも作ってくださいよお」
「いいよ。どんなのがいい？」
「これくらいの長さで……。ドリルで穴あけて定規につけられるようなのが」
「僕は魔法使いの杖みたいなのがいいっす」
数時間後（早い）、私達の元に憧れの木製スタイラスが。
右がST君依頼のスタイラス、左が私が依頼した「魔法使いの杖」である。
これが何とも書きごこちがよろしい。南洋材を削って作られたスタイラスは液晶保護シートに傷をつける様子もない。はっきりいって気に入ったのであった。
おまけに私の「魔法使いの杖」は、とある角度で握った際、私の手に絶妙なフィット感を与えるのであった。
ちなみにもっとすごいものがあって、YMさんはクレードルが標準で付いてこないTJ25の為に「木製クレードル」を完成させている。
そちらは次回に紹介。