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PIPIt04:目指せ木工職人 TH55を横開きの木製カバーに包んでみる

弐番館の方ではチラっと触れていたのですが、ほぼ完成の域に達したと思われるので、報告することに致します。

こんな感じ
こんな感じになっています。色調は暗い方が似合いそうです。TH55の場合。
母艦PCも真っ黒なInterlinkですからこれぐらいが丁度良いはずだと自分に言い聞かせています。

見えにくいですがバックボタン周辺は大きめに切り欠いた方が良いみたいです。
裏板です。操作を妨げないように切り欠いております。スピーカー部分は穴をあけ、メモリースティックスロットの蓋もかわしておかなければなりませんね(最初塞いじゃった)。

今回のコンセプトは

通勤電車の中で使っても浮かない、見た目重視

です。一見手帳風。これを目指しました。木ですけどね。かえって浮いてしまいやしないか心配です。
材料は会社に落ちていた産地不明の「なんちゃってローズウッド」 銘木系です。
表板、裏板ともに厚さ2mmに加工し(いや。もらった時既に2mmだった)、面取りと切り欠きをしました。
表板、裏板をつなぐ部分は会社のゴミ箱から拾った(またか)人工皮革ぽい入れ物からチョキチョキと頂戴いたしました。さあこれで横開きに。

こうして……こうすれば。はい横開きに。(繋いだだけ)

横開きにしたかったのはあくまで「一見して手帳」に近づけたかったためです。PDAの場合、縦開きの方が使いやすい事が多いんじゃないかと思うのですが、縦開きにするとそれは「ケータイ族」に属する機械になりがちかなと思いまして。treo90なんかは上位機種が電話な訳だしそれで良し、TH55は標準のフリップカバーが透明のアクリル板なのでこれもイメージとしては「ケータイ族」で良いかと。
でも今回は何とかTH55を「手帳族」ぽい物品に仕上げたかったのでした。

手帳ぽくは―― 見えない?

本体への取り付けは両面テープ。多少の覚悟が必要になりますが、自分のモノなので必要なのは多少の覚悟だけであります。ノープロブレム。問題ありません。

さて次にフタを閉じる時の押さえが必要になりますが、ここは会社で取引先にもらったサンプルを流用(いい加減にせえよ<自分)。
トイレの便座カバーなんかで使われている、吸着シートをカットして使ってみました。開いたところの右側についている黒い奴がそうです。
ヒタっとくっつきます。粘着ではないのでベタベタしません。もうちょっとしっかりくっついて欲しいところですが、このあたりは良い方法があればそのうちやっておこうかな、という程度です。

スタイラスは切り欠きを設けて、表板と裏板の間に引っかけられるようにしました。

スタイラス作るのもすっかり慣れました

あとは表面です。
もともとは面倒だったため手触りを重視して無塗装の状態で使っていたのですが、ある時NS課長に

高級感無いなあ

と言われてしまった為、何か塗ろう、でも塗装は面倒だなあということでフローリング用の樹脂ワックスを塗ってみることにしました。艶が出りゃいいんでしょ。艶が。

出た。艶が。うふーんいい感じ。

艶。

手触りも変わってちょっとベタっとしっとりした感じに。早く秋にならないかしら。

作り方としては簡単なもので確立してしまいましたので、そのうち別の樹種で作ってみるのもいいかと思い始めました。はい。