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ベトナム画像レポートその3

フエのホテル(Huong Giang Hotel)
フエで泊まったホテルは高級そうだった。中は相当大きく、ロビーから自分の部屋にたどりつくまで、建物の中や外の廊下を結構歩いた。レストランでは観光客向けにアトラクションのショーなどもある。中に大きなアンティークショップなどがある。専用の両替デスクがある。支払いにクレジットカードは使えないとのことだった。ホスピタリティは最高。ホテルの裏手はフォン川である。
ドンバー市場(ノンを売る人)
フエ最大の市場。ベトナムの編み笠「ノン」を売る女性。この市場は、商品のディスプレーに独特の美意識や文化を感じる。売り子も、おしゃれして、銭湯の番台に座るおかみさんのように、商品の間にすわり、魅力的に見せようとしているところがにくい。ホーチミンの市場独特の「怖さ」は、ここにはなく、中部らしい人なつっこさを感じさせる。
ドンバー市場(反物を売る人)
斜めに所狭しと反物を並べ、売り子はその上に載っている。右も左も、同じ光景。その絵になる光景が面白い。写真は暗すぎてよくわからないが、女性は結構おしゃれなうえに、美しい。こういった客の目を引いて買う気にさせるマーケティングテクニックは、台湾の高雄周辺の檳榔小娘」に通じるものがある(唐突だったかな)。
雨に打たれたフエの駅
「GA」というのは「駅」だということがわかる。小雨のなかの淡いピンク色をしたフエの駅は、美しかった。カメラの目の前の木の小枝をあえて構図の中に入れてみた。いにしえのベトナムの首都フエという町は、人間の知恵や美意識が何かにこだわってきたことを強く感じさせる「文化都市」である。見た目は古いが、それがなぜだかかえって新しく見える。
「マンダリンカフェ」(フエ)
目抜き通り(といっても狭い)で見つけたカフェで昼食を食べた。この写真は店内から通りに向かってレンズを向けている。周りの席には外国人の観光客がたくさんいる。窓際には、若い日本人女性らしき人がひとりでぼんやりと道行く人を眺めている(写ってはいないけど)。かように、若い女性がひとりでも気軽に入れるしゃれたカフェである(ということを言いたい)。
インターネット・アクセス・サービス
フエに限らず、ベトナムの観光客が集まる都市にはこうしたインターネットサービスの店が必ずある。旅先で絵葉書を熱心に書いていた欧米の観光客は、いまはインターネットメールで近況を伝えるのが一般的になっている。この店のPC環境はあまり十分とはいえなかった。モデムスピードは56Kではなかった。とにかく遅かった(この店だけがそうだったのかも知れない)。
カラオケクラブ(フエ)
前の夜ガイドのチー君と二人で軽く酒を飲める場所をと、探して見つけたカラオケクラブ。翌朝撮影。韓国系のオーナーなのか、ハングル語の曲が多かった。曲のリストはそんなに多くはない。歌い終わったあとに歌唱力の「スコア」が出る「最新」のシステムのように見えたが、誰が歌っても「75点」だった。
証明をケチっているのか店の中はとにかく暗い。料金は格安。
フエの庶民的なレストラン
前の日夕食を食べたレストラン。家族みんなで支えている。注文を取るのも、メニューを運ぶのも、料金を精算するのも、それぞれ子供たちがやる。われわれのテーブルの横で、家族がいっしょになって夕食をとっている光景は、日本の家族がどこかに置き忘れてきてしまったほほえましさがあった。テレビを見ながら談笑する少女の笑顔が、済みきっていた。

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