靴底の穴


靴底に穴が開いた。2004年5月20日(木曜日)、午後11時40分に帰宅し、気付いたものである。その日の新潟地方は夕刻過ぎから大雨で、水浸しになった道路を歩いていて「どうも足の裏が冷たいなあ」という感触はあったのだが、すり減った靴底に、とうとう穴が開いてしまった。しかも、両方である。

私が普段、履いている靴は、バックスキンのウオーキングシューズである。「ASICS」社の「TEXCY」という製品で、靴ひもを使わないタイプである。これの履き心地が、実に良い。もう何年、履いたのだろう?

私の場合、革靴は一足しか持っていない。夏、暑くなって裸足のときはサンダル履きだが、それ以外は革靴で徹している。もちろん、運動するときはバレーボールシューズに履き替えるし、野外調査のときは長靴か、胴長である。

22日(土曜日)の夕方5時頃、少し時間が空いたので「今日は自動車だし......」と思って、新しい靴を買いに出かけることにした。新潟大学から、新潟の市街地に向けて国道116号線を青山まで行き、それからグルっと大堀幹線を回って、大学へと戻って来た。私の記憶では、これらの街道沿いに4〜5件は靴の量販店があったはずなのだが、なぜか看板が1件も見当たらなかった。知らないうちに店が潰れて、他の業種の店に変貌していたようである。雨の降る中、約1時間のドライブとなってしまった。これじゃ、しょうがない。また、出直すとしよう。

それから一週間後の29日(土曜日)、今度は大学の近くにあるディスカウントショップを何店か、のぞいてみた。しかし、予想されたこととはいえ、こういったところに、まともな靴が置いてあるはずもなかった。こうなったら最後の手段、何でも揃っているショッピングセンターに行くしかない。というわけで、大学から約6km離れたバイパス沿いにある「SATY(新潟サティ)」に何年ぶりかで足を踏み入れ、漸く待望の靴を手にすることが出来た(1)。

今回、購入したのは「KANEKA」社の「GOLF」というバックスキンのゴルフシューズで、やはり靴ひもを使わないタイプである。靴の造りが「ASICS」社の「TEXCY」と似通っていて、無意識のうちに機能性重視の靴選びをしていることに、自分でも驚いている(2)。

[脚注]
(1) 私は「靴を購入するなどの日常生活に関わる案件に、なるべく無駄な時間を費やしたくない」と思うタイプの人間である。
(2) この店では「安売りをしている」という風ではなかったのだが、消費税込みで6,090円という靴の値段を考えれば、靴の量販店(東京靴流通センター)で以前、購入した「ASICS」社の「TEXCY」と、たいした値段の差はないように思われた。


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