雑誌の配達(宅配便業者の排除?)


2004年12月24日(金曜日)、新潟大学理学部生物学科事務室に郵便物を受け取りに行くと「Herpetologica 60(4)、2004年12月号」が届いていた。

モンゴル・ウランバートルから戻った、休み明けの2005年1月11日(火曜日)、溜まった郵便物の中に「Copeia 2004(4)、2004年12月号」と「Journal of Herpetology 38(4)、2004年12月号」が認められた。

1月31日(月曜日)、今度は「Herpetological Review 35(4)、2004年12月号」が届いた。

いずれにも日本語のラベルが見当たらず、今回は全て「郵便局による配達」であった。ここで面白いのは、宅配便業者の配達がなかった今回、雑誌の届く順番が、宅配便業者が国際誌の国内配達に参入する以前と同じ順番に戻ったことである。2月(3月)、5月(6月)、8月(9月)、12月と不定期に発行される「Copeia」を除いて「Herpetologica, Journal of Herpetology, Herpetological Review」の順である。

聞くところによると、米国では「郵便取り扱い会社」が幾つかあり、各国に、それぞれの会社が契約している「配達引き受け業者」が存在するそうである。従って「米国の学会事務局が、日本郵政公社と契約している郵便取り扱い会社を選択できる」という、配達が不確かな日本の宅配便業者を排除するシステムが、既に機能しているようである(1)。

[脚注]
(1) 爬虫両生類学関連の各学会事務局には、日本の郵便事情を簡潔に説明してある。そして今回は、それらの学会が発行する国際専門誌4誌で、宅配便業者による配達がなかった。「これが、たまたまだったのか、それとも私の推察通り、宅配便業者が排除されたのか?」は「次の号の配達が全て郵便局によるものかどうか?」で、判明することになる。


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