繁殖期の雄と卵嚢

Aquatic Male
Egg Sacs

(A) 4〜5月の繁殖期の夜間に、湿原の湧き水(深さ10〜20cm)にいる、ハクバサンショウウオの水生型の雄。周りには枯れ葉が多い。

(B) 湧き水の浅いところ(水深が10cmに満たない)に産出された、ハクバサンショウウオの1対の卵嚢。片方の卵嚢には30個前後の卵が入っている。本種の卵嚢は繁殖水域内で、水生植物(主にミズバショウ)の根元、朽ち木の下、堆積した落ち葉の中、等々に産み付けられるのが普通である。

このとき湧き水には、越冬幼生が頻繁に見られる。

同行者: 懸川雅市、岸冨士夫(敬称略)。


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