(B) 佐潟水鳥・湿地センター(1998年5月開設)で、2003年7月3日の夕方に撮影。サンショウウオの採集から、研究室に戻る途中に寄ったものである。
夏には潟水にハスを含むアヤメ属などの水生植物が群生し、冬にはコハクチョウやヒシクイを初めとするガンカモ類が数多く飛来する。撮影時にセンター近くの潟水では、ウシガエルの鳴き声が響いていた。
ラムサール条約: 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(1971年にイランのラムサールで締結)。この条約に日本は釧路湿原の登録(1980年6月)を皮切りに加盟し、国内の登録湿地は佐潟で10番目になる。私が1997年にエゾアカガエルの調査をおこなった別寒辺牛湿原は1993年6月、国内6番目のラムサール条約登録湿地に追加された。