葛原家住宅


葛原家(本家)外観 非公開      
建築年代:
   19世紀初期
   

所在:
   
富筋・南会所町 (じないまち散策地図
由来:
   葛原家は 奈良県吉野郡十津川村(とつかわ)の元郷士で、天明元年(1781年)頃に当地で酒屋を始めたと伝えられている。しかし、現在の母屋が建てられたのはそれより後で19世紀の初め頃の再建と考えられる。
建物の特徴:
  
一区画の半分を占める敷地内には、母屋のほかに東方に表玄関をもつ別屋敷と土蔵が、壺庭を「コ」の字形に囲むように配置されている。接客空間の「奥」に12畳半の広い書院座敷があり、当時の大商人の実力が偲ばれる。

酒造業で栄えた葛原家 (絵図下段)

「天下一徳利」 (葛原家所蔵、寺内町センターで展示中)
「天下一正宗」(葛原家清酒醸造所)
母屋の鬼瓦
鬼瓦と通気口

鬼瓦
黒壁に虫籠窓(むしこまど)と出格子窓が調和している。 厨子 (つし)二階、虫籠窓(むしこまど)
出格子窓 (親子格子)
母屋に連なる土蔵 米蔵と見越しの松
富筋からみた母屋外観 葛原家住宅全景

玄関先の親子格子

親子格子
上部の竪子(たてこ)を間引いて、建物の内部から戸外が見えるようにした格子
米蔵
南会所町筋から見た外観 虫籠窓と格子窓の見事な調和
板壁と虫籠窓
富筋
富筋
富筋
(南から北方向を望む)
富筋
(土蔵・腰板がひときわ高いのが特徴)



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