杉田家住宅


非公開      
建築年代:
   18世紀後期   

所在:
  城之門筋・堺町 
 (じないまち散策地図
由来:
   当家は代々「樽屋善兵衛」と称し、もとは油屋を営んでいた。善兵衛の名は天保14年(1843年)の村方様子明細帳に百姓代として載っている。   
建物の特徴:
 
 住宅の建築年代は不明だが、18世紀後期と考えられる古い建築。 また、母屋の西方や西北方には土蔵が所狭しと並んでいるが、その多くは油蔵であったと考えられる。
堺筋に面する杉田家 杉田家住宅全景 (堺筋)
煙だし小屋根と虫籠窓(むしこまど) 煙だしと虫籠窓 (堺筋)
切妻面
興正寺別院・鼓楼(手前)と堺筋を挟んで向き合う杉田家住宅
杉田家住宅と「あてまげの道」石標 (城之門筋)
城之門筋からみた母屋と板塀 母屋と板塀 (城之門筋)
魔除けの瓦人形 (母屋東側妻面、城之門筋)

京都でもよく見かけますが、町家の屋根に載っている瓦人形の鐘馗(しょうき)さんは、通りを挟んでちょうど向かい側の家の鬼瓦に対面する位置に置かれています。富田林・寺内町にある城之門筋を挟んで、それぞれ向かい合う杉田家住宅と田守家住宅。渋谷家住宅と小田家住宅。いずれも魔除けの鐘馗(しょうき)さんが、それぞれ相手側の鬼瓦に向かって置かれています。鐘馗(しょうき)さんの由来についてはボランティアガイドのお一人からご説明をお伺いして、なるほどと納得しました。魔除けの置物という説明だけでは物足りず、由来まで調べてご説明をされています。

「石屋のないしょ話」(第19話)に詳しく由来が紹介されています。
石屋のないしょ話

杉田家玄関 木戸口 (玄関)
玄関脇の一体型出格子 一体型木格子窓



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