2年生の練習内容 2002年12月号 作成:平成15年1月5日 |
目 次 |
●ボール蹴り出しゲームの罰則追加 先月紹介したボール蹴り出しゲームに新たな罰則を追加した。 すばやくサークル内に戻らせるには このゲームを始めてしばらくすると、サークルからボールを出された子の戻るスピードがだんだん遅くなってくる。たった1分位経過しただけで、サークルの中に入るのをやめて外で見ている子も出てくる。それを防ぐために最後にサークルに入れなかったら腕立て伏せ5回の罰則を加えた。わかりやすくするために「10,9,8,7・・・」とカウントダウンをするとゆっくりしていた子もあわててサークルに戻ってくるようになる。 |
●ボルリフティング競争のやり方を変える ボールリフティングを3分間位連続でやらしておくと、途中で飽きてサボる子がでてくるようになった。そこで、練習方法をまた少し変えてみた。 今度は2人一組にさせてから、一方がボールを落とすごとに交替してリフティングをやらせることにした。こうすると、2人で互いに相手の回数を確認しながら競争しあうので、5分位そのまま放っておいても最後までサボらずにやるようになった。 |
●自分で高く上げたボールをトラップしてシュート 今月も高く上がったボールをトラップする練習を重点課題にした。 今回は、自分で3m以上前方に投げ上げたボールに対して、次の2種類のトラップを行ってからシュートをさせてみた。 @インステップに乗せる。 A体を横向きにしてインサイドでショートバウンドさせた後、回転する。 これだけをひとりずつやらせてもすぐに飽きてしまうので、2列に並ばせた後、2人が笛の合図で同時にスタートして競争する方式にした。「シュートをして先にゴールに入れた方の勝ちです。」と言うだけで、シュートをするまで集中力が途切れなくなる。 キーパーはコーチがやってもよいが、チーム分けして互いのチームから1人ずつキーパーを交代して出させた方が盛り上がるようだ。 |
●ワールドカップにコーチが参加する この頃ワールドカップゲームをやる回数が増えてきた。このゲームはなぜか最後まで子供たちの集中力が切れないからだ。真剣にやっているうちは確実に上達していく。子供達もすっかりこのゲームにはまってしまったようだ。この頃は毎回子供達に催促されるようになって来た。しかし、相変わらず団子サッカーの典型みたいのをやっている。ちっとも教えたことをやっていない。いくら外からあれこれ注意しても何も変わらない。そこで、今回からコーチが少年リーグ(一番弱いブロック)に入って一緒に真剣に(見えるように)プレーをすることにした。直接プレーをしながら口頭で指導する、あるいは良いプレーを見せてやることが覚えさせる早道だということが今さらながら分かったからだ。教えることは次々出てくる。 @ゴールキックの時の蹴る側ともらう側の動き。 Aキーパーがボールを持って味方にパスを出すときの互いの動き。 Bドリブルしている時のパスを出す方ともらう方の動き。 Cコーナーキックの時のパスの出し方。 Dセンタリングする時のボールをもらう方の動き。 こうして書いてみると、いかにボールをもらおうとする子が、もらえる位置に動いていなかったがわかる。出すところが無いからパスもしない。ただ、前に蹴るだけ。 子供たちのひとつひとつのプレーに対して悪いところは次々と指摘する。良いところはオーバーにほめてやる。最初は注意してもすぐにできないが、そのうちに自分で考えて出来るようになってくる。あるいは言わなくてもコーチのやっていることを真似してうまくできるようになったりする。 現時点ではまだまだうまく出来る子はほとんどいないが、こうしたことの繰り返しで団子サッカーの原因を段階的に打開しようと考えている。 |