南山御蔵入騒動

  南会津郡只見町一帯、大沼郡三島町・金山町・昭和村一帯は「南山御蔵入(みなみやまおくらいり)」とよばれ、幕府直轄地でした。八代将軍吉宗の時代、この南山御蔵入地(南会津・大沼両郡の天領)で、1720(享保五)年から3年間、年貢減免・江戸廻米の停止・郷頭制の廃止などを要求して百姓一揆が展開されました。これを南山御蔵入騒動といいます。この一揆は天領における最初の強訴で、幕府に深刻な打撃を与えました。農民6名が処刑され、さらし首になる犠牲者がでました。田島町(南会津郡)の丸山公園内に南山義民碑があります。

 

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