リズム=大地のドラマー山木秀夫。
ハーモニー=大洋のキーボーディスト井上鑑。
メロディ=天空のヴァイオリニスト金子飛鳥。
正に三原色。三つのエレメント。それらが織り成す万華鏡のような世界。
敢えてベースもギターも外した究極のトリオは、それ故にかつてなかったほどの解放感を手に入れた。
このユニットと比べると、どんなインプロビゼーションもまるで奴隷のように不自由に思えてしまう。
華々しい16分の13拍子のオープニングを聴いただけで、間違いなくリスナーは絶句する。
空気感まで完璧に再現された録音技術も含めて、高次元な芸術の域に達している。
因みに、この発売記念ライヴ時に、何と飛鳥さんはエレクトリック・バイオリンの弦をぶった切ってしまった(笑)。
サインのメッセージはその時の記念です。