ほしたびの旅

備前・日生カキオコを訪ねて2009

(前編)日生カキオコ

「牡蠣」と「お好み焼き」。どちらも広島の名物です。ただ、キャベツがメインでばらけやすい広島のお好み焼きに丸くプリッとした牡蠣を入れるのは合いにくい感じがするので、今までそれは食べたことがありません。実際広島のお好み焼き店の多くには牡蠣入りのメニューはありません。およそ2年程前に日生の「カキオコ」の存在を知って、どんなものか興味はありましたが、腰を痛めたのと冬季に長距離をバイクで走るのはつらいのでなかなか行けませんでした。今回暖かくなり始めた時期にがんばってカキオコをメインにツーリングに行って来ました。(2009年3月12日)

まだ薄暗い早朝、広島を出発、国道2号線を東進。八本松の手前付近にあった気温表示は-1度だった。服を着込んでいるが手が冷たい。岡山バイパス君津ICから岡山ブルーラインに入る。しばらくは平野をほぼまっすぐに走る快走路。それから山道となり少しして道の駅「一本松展望園」に9:20頃到着。長距離を走ると腰が痛い。湾に浮かぶカキいかだや小豆島まで見えて、眺めが良い。


一本松展望園からの景色

休憩後さらに東進。鶴海IC付近から片上大橋がきれいに見えた。その橋を渡り、備前ICで岡山ブルーラインを降り、国道250号を東へ走ると程なく、日生港に出る。山に囲まれた静かな港町だ。


日生港

さて、まずは第一の目的、カキオコだ。日生港に面した国道の裏通りとなる路地に入って行き、「浜屋」(営業10:00~18:00、火曜定休)というお好み焼き屋に入る。まだ10時10分ということもあってか、一番乗りだ。

日生にある店
お好み焼「浜屋」の外観

店の中は狭めで、小さめの鉄板の周りに6席程あり、その後ろに待機用にイスがいくつか置かれている。店のおねえさん(ご年配であっても、日生の女性店主はおねえさんと呼ばれます)であるみっちゃんに「かきのお好みね」と聞かれたので、「はいそうです」とカキオコ(900円)を注文する。

浜屋に貼られた
メニュー1
浜屋に貼られた
メニュー2

できあがるまで、作り方を観察する。まず鉄板にたっぷりの油を引いた。ボールにキャベツを入れ、粘り気が無いパシャパシャの生地をかけ、それを鉄板に広げる。その上にキャベツを追加して乗せ、天カスを乗せ、ネギを乗せる。

カキオコを焼く:
鉄板に広げた所
カキオコを焼く:
天カス・ネギを乗せた

容器からカキをむんずと掴んでザルに入れ、軽く水通しして本体の上に乗せ、しばらくそのままにして焼く。みっちゃんは腰に手をあててどっしりと待っていた。

カキオコを焼く:
焼けるのを待っているの図
カキオコを焼く:
カキが乗っている様子

2分程経ってから、上から生地をかけ、裏返した。それから5分ほどして表に返し、もう一度裏返して1分程焼いてから表に返した。上からソースを塗り、紅生姜を乗せ、ねぎをかけてできあがり。焼き始めてから約11分だった。ソースは岡山市にあるソース会社が作っている、タイメイソースを使っているとのこと。

カキオコを焼く:
裏返した所
カキオコを焼く:
できあがり

早速、端からヘラで切って食べ始める。食感はジトッとして、中のキャベツがポリポリとしていて、関西風のお好み焼きのような感じが強い。カキを食べる時、少し磯の香りがした。ヘラでカキも一緒にサクッと切れるので、本体と一緒に味わえる。食べ初めて間もなく10時半ごろに、2組目のお客さんがやってきた。それからまた直ぐに別のお客さんもやってきて、鉄板の周りの席は埋まってしまった。食べ進めていく内に、結構重たいと感じてくる。でも、おなかが空いていたので問題なく完食。全体としては、じとっと重くて特別に美味しいというわけではないけれど、カキ入りのボリュームたっぷりのお好み焼きを普通においしくいただきました。