ほしたびの旅

兵庫・岡山、黒田官兵衛ゆかりの地の旅2014

(前編)前泊星見と上月・姫路・三木

今年の大河ドラマは「軍師官兵衛」ということで、5月2日(金)~5月4日(日)の2泊3日で、黒田官兵衛(孝高よしたか)の出身地である播磨を中心に、ついでに天文台があるキャンプ場に泊まって星見も楽しむ。

1日目の5月2日(金)、日中は移動のみ。岡山市建部町内のドライブインで友人と合流、久しぶりにバイク2台連ねてツーリング。16:50頃、今日の宿泊地である、岡山県赤磐市竜天天文台公園キャンプ場に到着し、テントを張る。ここはテント1張700円で、キャンプ場宿泊利用者は管理棟のシャワーが1人100円で利用できる(人数が少ない時は利用できない時もある)。

竜天天文台
管理棟
竜天天文台公園キャンプ場
テントサイト

夜は晴れていたので天文台に行き、40cmカセグレン反射望遠鏡で木星・土星等見せてもらった(観望会は通常毎週金土の19:00~22:00で、観望料200円)。行った時は他に人がいなかったので、接眼レンズ後部にに直接デジカメをくっつけてコリメート法で木星・土星の写真を撮らせてもらえた。(^^)

竜天天文台
望遠鏡

少しピントぼけてるけど・・・土星

1日目の走行距離は204.2kmなり。

2日目の5月3日(土)、ゆっくりめで9時前にキャンプ場を出発。北上し、美作を経由して兵庫県佐用町に入り、上月にある上月城跡のふもとの駐車場に10:20頃到着。毛利方についた城主が守る、美作・備前との国境に近い播磨にある上月城は、1577年から1578年にかけて織田方との間で攻防戦が繰り広げられた山城で、官兵衛は羽柴秀吉に従って参戦している。毛利方から奪取した上月城には尼子再興をめざす尼子勝久らが入ったが、毛利軍に取り囲まれ、突然の別所長治の毛利方への離反で三木城攻めに集中する事になる織田方からの救援が得られず、尼子勝久は切腹し、尼子氏再興はかなわなかったという所である。

さて、ふもとの駐車場から歩いてつづれ折りの遊歩道を登っていく。途中、少しだけ平らになっていて上月の町並みが見渡せる「休郭」という所がある。さらに進み、「堀切」を過ぎて登っていくと頂上部である「主郭」に到着。隅っこに供養碑があった。奥に進むと、ここにも佐用川方面が見下ろせる、視界の開けたところがあった。さらに進むと下りとなる。直進の登りと曲がって下りの分岐点では下りに進み、降り切って緩やかな道を駐車場近くまで進んでいった所にも尼子勝久公追悼碑等がある。

上月城跡
頂上の供養碑

頂上からの眺め

11:30頃に姫路に向けて出発。姫路市内に入り、13:00頃に姫路城の北西側にある書写山のふもとまでたどり着いたが時間があまりなくなってきたので登るのはやめた。ふもとから見ても、書写山は高くて上部は広そうで多くの兵を駐屯させるのに良さそうなのがわかる。姫路市街に入っていく。改修工事中の姫路城は通り過ぎ、神戸方面に向かう国道2号線沿いにある食堂で遅めの昼食をとる。


書写山
御着城址公園にある
城風の姫路市役所東出張所

食後、国道2号を少し走ると左手にある御着城跡に到着。姫路城から東南東約5kmの位置になる。御着城は、官兵衛が父から家督を継ぐまで近習として仕えた小寺政職こでらまさもとの居城。小寺政職は、官兵衛の進言により織田についたが、別所長治や荒木村重に続いて離反し、その後、城を追われた。その本丸跡には城の形をした姫路市役所東出張所、横に官兵衛の祖父と母の廟所が建っていて、その前は小さな公園になっている。公園内には黒田官兵衛顕彰碑が建っている。GWということもあってか、ボランティアで小学生たちが解説をしている。国道2号線を挟んで南側へ歩道橋で渡ると、そこにも小さな広場があり、小寺氏を祀った小寺大明神があり、ここでも解説がされていた。


廟所

黒田官兵衛顕彰碑

15:00頃に御着城址公園を出発、少しだけ北へ進んでかし東進し、三木市へ入る。目的地の三木城は、上月城の攻防が行われている頃の1578年に別所長治が織田方から毛利方に離反して篭城したが食料が尽きて降伏し一族切腹して果てたという所。三木城跡の北側にある県道を何度か往復したが、三木城跡へどこから入って行けばよいのか標識がよくわからない。その県道の脇にあった観光協会に寄ってようやくわかった。南西方向すぐの信号機交差点を左折して、三木城址または図書館の標識に従って細い上り坂を進み、美術館・図書館の敷地内にある駐車場にバイクを停める。このあたりが西の丸だったようす。本丸の方へ歩いていく。稲荷神社を通り過ぎると、別所長治公像が建っていた。ぐるりと回っていく。結構訪れている人も多い。町並みが見渡せる。

三木城址公園
別所長治公像

城から三木の街
そうめん滝キャンプ場
キャンプファイヤ場に張った

17:00頃に三木城跡を出発し、友人は東へ、私は西へと別れた。姫路市内に戻り、そうめん滝キャンプ場をめざす。国道をそれ、現地とは別の連絡先としてあげられている東洋冷機の工場前を通り過ぎて細い道を2km程上がって到着。今日は祝日で18時まで受け付けをしていたようで、ぎりぎり間に合った。大人1人の料金は平日は220円だが、土日祝は260円になっている。トイレはぼっとんでゴミは持ち帰りになっている。キャンプファイヤーの利用予約がなければ、そこにテントを張ることができるということなので、他の人たちが張っている横にテントを張った。ただし、炊事場が遠くなる。一般のテントサイトは駐車場・管理棟より奥になる斜面に段々で作られている。キャンプ場の連絡先電話番号は079-264-4373。


炊事場

テントサイト

テントを張って場内を少し周った後、風呂に入りにキャンプ場から約4km南、JR野里駅の西側すぐの所にあるスーパー銭湯「花の湯」に行く。「花の湯」はビルの2階にあり、1階にはパチンコ店などが入っていて、すぐ西側にはイオンもあり、便利。料金は大人平日500円、土日祝600円、営業時間は9:00~24:00で年中無休。

2日目の走行距離は202.3kmなり。