ほしたびの旅

兵庫・岡山、黒田官兵衛ゆかりの地の旅2014

(後編)姫路・岡山

7:30にキャンプ場を出発。7:45、姫路城の北側に位置する広峰山にある広峯神社の駐車場に到着。黒田家との関わりとしては、備前福岡から姫路に流れてきた黒田官兵衛の祖父・重隆が広峯神社の御師おし(参詣者の案内・世話をする人)が配るお札と共に黒田家に伝わる目薬を売って財をなして小寺氏に仕えることができたということらしい。登りは大祖父社を通る歩道の参道を歩く。大祖父社を過ぎると少し下りになる。右手には御師屋敷跡の土塀が残っている。


広峯神社参道

御師屋敷跡の土塀

下りきると社殿の下の前に出る。階段を上ると正面に社殿がある。



社殿

右手には千年松といわれる松が立っている。左手には休憩展望室があり、姫路市街が一望できる。


千年松

姫路市街の展望

下りは細い舗装道を歩く。途中にある憩の広場には「目薬の木」というのがあった。


目薬の木

8:30に駐車場を出発。ぐんぐん西に走り、岡山市街を通り抜け、国道180号線を進む。前を通るついでに吉備津にある吉備津神社に寄る。吉備津神社は吉備津彦命を祀っていて、桃太郎の話のモデルになっている伝説があるという。駐車場の前には「桃太郎」というお土産・食事処があり、店頭に(人形)がいる。

吉備津神社前の「桃太郎」にいる鬼
吉備津神社入口

階段を上り、本殿を見て先を急ぐので引き返す。


階段を上がっていく
吉備津神社
本殿

国道180号をもう少し進み、備中高松にたどり着く。備中高松といえば、1582年、黒田官兵衛の進言により羽柴秀吉が約3kmの堤防を築かせ足守川の水を引き入れて備中高松城を湖の中に孤立させる「水攻め」を行った所。国道から県道241号に曲がって岡山空港方面に200m程北上すると、目の前に県道をまたいだ最上稲荷の大鳥居がそびえる。その鳥居の南東300m程の所に「高松城水攻め史跡公園」があった。


最上稲荷の大鳥居

高松城水攻め史跡公園

この公園の山側に隣接したこんもりとした所が蛙ヶ鼻かわずがはなと呼ばれていて、このあたりが堤防の東端にあたるということだ。公園内には調査により発見された杭や土俵の一部の様子を復元している。




備中高松城址へ向かい、12:45頃、高松城址公園駐車場に到着。駐車場から入った所に地図と各武将の陣の方位を示した物があった。また、すぐ近くに資料館(10時~15時、月曜休館、無料)があったので中に入る。こじんまりとはしているが、水攻めの図・模型等の資料や清水宗治の像、現代の1985年に洪水で水没したときの写真等、興味深いものもある。外に出て、奥に進んでいく。振り返ると池も広がり、のどか。本丸の跡までくると、和睦の条件として切腹した高松城主、清水宗治の首塚があった。そして散策。あやめがいっぱい咲いている。


高松城址公園

あやめ

14:00頃に備中高松城を出発。あとはひたすら西へ走り、広島に帰着。

3日目の走行距離は286.7kmなり。