小ネタ集
ン二一、マウス型パソコン発売
〜エイプリルフールネタ〜
(2003年4月1日)

注意
この文章はエイプリルフールに向けた嘘ネタであり、この様な製品は実際には発売されていません。ご了承下さい。

マウス型の本体
 
 ン二一(ん21)は、4月1日にマウス型パソコン、PGC-MO77/Mを発表した。
 一番の特徴は、何と言っても「マウス型」をしていることである。形だけでなく、実際にマウスとしても使用可能だ。本体を使用時にマウスとして使うことも可能な上、他のパソコンと付属ケーブルで接続することで、マウスそのものとして使用することもできる。ちなみに、本体にはキーボード・液晶ディスプレイは内蔵されず、あくまでパソコン本体のみとなる。

PGC-MO77/M
PGC-MO77/M PGC-MO77/M
PGC-MO77/Mと付属のキーボード。付属のキーボードは無線式であるため、ケーブルをつながなくても使用できる。本体の背面から出ているケーブルは、電源ケーブルである。 本体の前面にはイヤホン・マイク端子がある。PCカードスロットは右側面に、USBとIEEE1394、ディスプレイ端子は背面(写真上部)に用意される。

妥協のない基本仕様
 
 基本仕様にも妥協はない。
 CPUは最新の超低電圧番Pentium Mの900MHzを搭載する。メモリはオンボードで256MB搭載されており、空いているソケットに512MBメモリを刺すことで最大768MBまで増設可能だ。ハードディスクドライブは、本体サイズを考え1.8インチタイプが使われるが、容量は40GBあり不満はない。グラフィックはATIのMobilityRADEONを搭載する。グラフィックメモリは8MBと最小限だ。外付けのDVD-ROM/CD-RWコンボドライブが付属する。OSはWindowsXP Professionalで、予想実売価格は17万円前後だ。
 インターフェイスは最小限となる。機器を増設する際は、2基のUSB2.0と1基のIEEE1394、それにTypeII×1のPCカードスロットを利用する。ディスプレイ端子がある物の、小型の特殊形状をしており、ディスプレイをつなぐには付属のケーブルで変換する必要があるのは残念だ。ちなみに、変換ケーブルはアナログRGB用とデジタル○○用の2種類が付属しており、抜かりはない。
 バッテリも内蔵されており、バッテリ駆動も可能だ。駆動時間は公称値で2.5〜3時間となる。本体重量は530gであり、持ち運びも苦ならない。

キーボードと液晶ディスプレイ
 
 付属のキーボードは10キーのない77キーの小型のタイプだ。ノートパソコンのキーボード部分を外付けにしたようだと言えばわかりやすいだろう。キーピッチは18mmで、デスクトップパソコンの物と比べると若干小さいが、キータッチは悪くない。電波方式の無線接続で、ケーブルの煩わしさはない。もっとも、本体をマウスとして使うことがあるため、何本もケーブルが接続されると使いにくいと言う判断からだろう。
 ディスプレイは付属しない。市販の液晶ディスプレイやCRTディスプレイを使うことも出来るが、専用の液晶ディスプレイ(予想実売価格39,800円)も用意される。画面サイズは8.4インチで、解像度は1024×768ドットとなる。高解像度の割にサイズが小さいが、くっきりと明るい表示のために文字の視認性は悪くない。重量は320gで、本体・キーボードと併せても1kg強であるため、いしょに持ち歩くことも可能だろう。
 ちなみに、コネクタ形状は本体の専用タイプであり、変換ケーブル無しで接続できるのも見逃せない。付属の変換ケーブルで一般的な形状に変換する事で、他のパソコンと接続することも可能だ。

 以上のように本体形状のおもしろさだけでなく、基本仕様はしっかりしているため実用性は高い。本体をマウスとして使うのは少々無理がある物の、価格も安価に設定されており、モバイルパソコンの候補になるだろう。