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二本電気 真のノート型パソコンを発売 〜エイプリルフールネタ〜 (2006年4月1日著）
二本電気（2EC）から、発売されたLavei Dシリーズは、真のノートパソコンと呼べる製品だ。と言っても世界最小であるとか、世界最高性能であるとか、世界最長のバッテリー駆動であるとか言う事ではない。大学ノート型のノートパソコンなのである。さらに、デザイン面でノートのようであるだけでなく、スペックから付属ソフトまで、大学ノートと同じように使えるように工夫されている。
本体サイズは、液晶ディスプレイのサイズの関係で、本物の大学ノートと比べると一回り大きくなっているが、273.5×204.5mmと、かなり小型に作られている。厚みも28mmと薄型で、重量も1.34kgと持ち運びにも苦にならない。ここに11.1インチ1280×800ドットの液晶が内蔵されている。バックライトにLEDを使用したスーパーシャインビュー液晶で、明るさは十分である。 CPUはLD700/FDが超低電圧版Pentium M-1.2GHz、LD500/FDが超低電圧版Celeron-1.0GHzを採用している。メモリは512MB、ハードディスクは80GBとなっており、基本性能はモバイルノートとしては問題ないレベルだ。DVD±Rの2層書き込みに対応した、DVDスーパーマルチドライブを内蔵している。 端子類としては、USB端子が右に1基、左に2基、PCカードスロットが1基、メモリーカードスロット（SDカード、メモリースティック、xDピクチャーカード対応）を搭載し、最低限不満のない構成になっている。もちろん無線LANも内蔵である。ちなみに側面のデザインは分厚いノートのようなデザインにされており、側面から見ても大学ノートに見えるのだ。 バッテリ駆動時間は、LD700/FDで8.5時間、LD500/FDで7時間と非常に長く、電源のない教室などでも使いつづけられるように工夫されている。また堅牢性にも優れており、耐加圧120kgfを実現し、鞄などに入れていた際にラッシュ時の電車内など圧力のかかった場合も安心となっている。
付属ソフトには非常に特徴がある。まず、オリジナルソフト「Paso de Note」が重要である。マイクロソフトのWordと比べると、黒板の書き写しに向いたソフトになっている。マウスを使った手書きの画像を文章内に簡単に挿入できたり、文字の色を簡単に変えられたり、マーカーを引いたり出来るようになっている。また、罫線表示も、通常の罫線の他、大学ノート風に最上段にタイトル欄を付ける事も可能である。その他、数学での利用することを考えて分数や数式が簡単に入力できるようになっているのも特徴だ。 もちろん普通のMicrosoft Wordを含むMicrosoft Officeをプリインストールしているが、特に上位機種LD700/FDはPowerPointの含まれるOffice Professional 2003を採用しているのも面白い点だ。 実勢価格は、LD700/FDが23万円、LD500/FDが19万円と決して安くはないが、軽量で耐加圧に優れ、バッテリ駆動時間も長く、持ち運びに向いている上に、専用ソフトの魅力を考えると悪くないだろう。デザインは独特だが、大学ノート代わりに使えるパソコンとして有力な候補になるだろう。
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