新旧プリンター比較 2019年春発売のプリンターを旧機種と比較する (2019年8月16日公開)
PX-S05はバッテリーを内蔵しながら、重量1.6kgと軽量なモバイルプリンターであった。それ以外にもUSB充電対応や小さいながらも液晶モニタの内蔵、Wi-Fi機能も搭載するなど、隙の無い製品であった。今回、4年ぶりに新製品PX-S06
まずは、PX-S06 インクの色数、インク構成、使用するインクカートリッジまで、PX-S06 ノズル数も同じであるため、印刷速度も同等だが、PX-S05では、AC電源の時はA4カラー文書は4.0ipm(image per minute:1分あたりの印刷枚数。数字が大きいほど高速)、A4モノクロ文書は7.0ipmだが、内蔵バッテリー動作時は、それぞれ2.0ipmと3.5ipmと半分になっていた。ではPX-S06
その他、プリントの付加機能を見てみよう。自動両面印刷機能やディスクレーベル印刷機能は搭載せず、自動電源オフ機能を搭載、廃インクタンク(メンテナンスボックス)の交換に対応する点も同じだ。
続いて、スマホ・クラウド対応機能だが、この点も全く同等だ。写真、各種ドキュメント、Webページの印刷に対応し、メールプリントやリモートプリント等にも対応する。
インタフェースに関してはUSBと無線LANに対応しているのは同じだ。しかしPX-S06 電源は、PX-S05でも、付属のACアダプタ、内蔵バッテリーの他、USB充電器やモバイルバッテリーからの給電でも動作した。PX-S06 バッテリーによる印刷可能枚数だが、内蔵バッテリーの場合A4モノクロ文書なら100枚、A4カラー文書なら50枚であり、これはPX-S06 対応OSや耐久枚数に違いは無い。PX-S06 PX-S05でも、他社のモバイルプリンターと比べてバッテリを内蔵し、給電方式も複数用意するなど、完成度の高い製品だった。しかし、バッテリでの動作が主体の場合、印刷速度が半分に落ち、モノクロで100枚、カラーは50枚というのは心許ない枚数であった。USB給電が可能とはいえ、やはりプリンター単体でより印刷枚数が多くできる方が便利だろう。一方でバッテリ容量を増やすと重量やサイズの増加につながり、今度はバッテリでの動作はそれほど多くない人には使いにくくなる。そこで、外付けバッテリーという形での対応は、ベストな選択肢だったと言える。これでモノクロ740枚、カラー360枚と7倍以上の印刷が可能になっただけで無く、AC電源時と同じ速度で印刷できるようになった。また「外付け」であるため、複数用意しておけば交換してさらに印刷が可能だ。しかも、使い終えたバッテリは本体に装着しなくても、PX-S06 (H.Intel) 【今回の関連メーカーホームページ】 エプソンhttp://www.epson.co.jp/ |
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