外付けハードディスクドライブ I・O DATA HDA-iU160 (2004年2月15日購入・2007年3月2日著)
デスクトップパソコンのPCV-RX66でテレビ録画を繰り返していると、ハードディスクがすぐに足りなくなる。そこで、ロードテスト第10回で120GBのハードディスク(内蔵)を増設し、合計240GBとなったが、この頃それでも足りなくなってきた。そこでさらなる増設を考えたのだが、3.5インチベイには余裕がない。つまりこれ以上のハードディスクの内蔵は不可能である。そこで、外付けハードディスクを購入することにした。 価格を見ると120GBの製品が14,800円前後、160GBの製品が16,800円前後、250GBの製品が24.800円前後である。120GBの製品と160GBの製品の価格差は小さいが、250GBの製品との価格差はそれなりにある事がわかった。容量あたりの価格で考えると、160GBの製品と250GBの製品は同じくらいだが、現実問題として25,000円近い金額を出すのは結構つらい。そこで、160GBの製品を購入することにした。各社の製品を調べたところ、価格や製品、サイズなどからI・O DATAの「HDA-iU160」を購入することにした。 HDA-iU160はUSB2.0接続のごく一般的な外付けハードディスクである。内蔵するハードディスクの回転数は5400rpmと標準的で、高速な7200rpmのタイプではないが、その分静穏性は高いだろう。また、アルミボディを用いることでファンレスを実現しているおり、この点もうれしい。実は、ずいぶん前にSCSI接続の8.4GBハードディスクを持っていたのだが、ファンの音がそれなりにうるさかったのを覚えているが、進化したものである。しかし他のメーカーでもファンレスの製品は多いので、特別この製品を選ぶ理由にはならなかった。ではなぜHDA-iU160を選んだのかというと、「i・CONNECT PLUS」端子があることだ。この製品は基本的にはUSB 2.0接続だが、i・CONNECT PLUS端子に専用のケーブルをつなぐことで、IEEE1394接続をしたり、ネットワークに接続したりできるようになっているのだ。現状ではUSB接続以外をするつもりはないが、他の性能が同じなら、コネクタがついていないよりは、ついている方が良いだろう。
ヨドバシカメラで16,800円(10%ポイント還元)であった。早速家に帰って取り付けてみる。パソコンとの取り付けは非常に簡単で、電源ケーブルとUSBケーブルをつなぐだけで、ドライバディスクなどを入れる必要もない。HDA-iU160は電源連動機能を搭載しているので、電源をONにしておけば、パソコンに併せて電源が自動にON/OFFされる。 ちなみに電源スイッチはONとOFFの2種類しかなく、ロードテスト第18回で紹介した外付けDVD±RWドライブDVR-iUN8にあったような「AUTO」はない。実際には、AUTOが無いのではなく、本機の「ON」がDVR-iUN8の「AUTO」に当たるのである。つまりDVR-iUN8の「ON」のような、パソコンの状態に関係なく電源をONにすることはできないようになっている。たしかに、ディスクを挿入して使うDVD±RWドライブなら、パソコンの電源を切った後で、中に入れたディスクを取り出したい場合などがあるが、ハードディスクドライブではそのようなことはないので、常時ONは必要ないのだろう。
さて、これで動作はするようにはなったのだが、このままでは使えない。フォーマットが必要なのだ。初回ということでクイックフォーマットではだめかと思っていたが、説明書を見るとどうやらクイックフォーマットで問題ないらしい。数分でフォーマットが完了し、使えるようになった。 実際の使い勝手はというと、非常に良いといえる。まず動作音だが、ファンレスだけ合って通常はほとんど無音である。ハードディスクにアクセスがあるときは確かにアクセス音が聞こえるし、パソコンに内蔵したものよりも外に近いためか若干音は大きいようだが、全く問題ないレベルだ。速度は、ベンチマークソフトなどで計測すると、内蔵のものより1〜2割ほど遅いという結果だったが、実際に使っていて遅いとは感じなかった。動作音・速度共に常用に耐えるできでであった。 HDA-iU160は、過去に8,4GBのハードディスクを使っていた頃に持っていたイメージを払拭してくれた。動作音も速度も内蔵ハードディスクに近いレベルになっていると感じたし、電源スイッチをONにする手間もなくなっている。ハードディスクは外付けでも問題ないと思える製品であった。 (H.Intel) ■今回の関係メーカー・ショップ I・O DATA http://www.iodata.jp/ |
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