USBスピーカー サンワサプライ MM-SPU2SV (2004年9月14日購入・2005年5月23日公開) 我が家のノートパソコン「LavieM LM500/4E」はディスプレイ下にスピーカーが内蔵されているが、このスピーカーの調子が良くない。ディスプレイの角度を変えると、ザザザというノイズとともに、音が聞こえなくなることがあるのだ。角度を変えればすぐに聞こえるようになるので、たいした問題とは思っていなかったのだが、だんだんと調子が悪くなってきた。角度を調整しても、なかなか音が聞こえるようにならないのだ。内蔵スピーカーをこのまま使い続けるのは難しいので、イヤホン端子に外付けスピーカーをつけることにした。しばらくはそれでも問題なく使えていたのだが、それも難しくなってきた。というのは今度は音量調節ダイヤルを動かすとノイズが入り、音が聞こえなくなるのだ。これも音量調節ダイヤルを動かしていると聞こえる時があるのだが、聞こえるようになったと思ったら左右どちらかしか聞こえていなかったり、どちらかは小さくしか聞こえていなかったりしてなかなか難しいのだ。 内蔵スピーカーも、イヤホン端子も使えないとなるとどうなるのか。音声の出力はあきらめなければならないのか? そこで思い出したのが、USBスピーカーである。その名の通りUSBに接続するスピーカーで、音声は直接デジタル信号をUSBケーブルでスピーカーに送りスピーカー内でアナログ変換をおこなうため、パソコン内のさまざまなノイズの影響を受けることなくクリアである。また、USB接続であるため、イヤホン端子に接続する必要もなく、音量調節ダイヤルをさわって聞こえなくなることもない。しかも電源もUSBケーブルで供給できるので、コンセントに電源ゲーブルを挿すことなく利用できる点も楽である。 いろいろなメーカーからUSBスピーカーがでており、中には電源だけUSBから供給し音声はイヤホン端子からという製品まであったが、その中で選んだのが、サンワサプライの「MM-SPU2SV」である。いろいろなUSBスピーカーを聞き比べた結果音が一番よく感じたのである。また、USB経由での電源供給なので、出力はせいぜい0.5W+0.5W程度だが、このMM-SPU2SVは比較的大きな音を出す事ができる。また、安定感のある形状で、倒れたりしにくそうなのも気に入った。
価格はヨドバシカメラで1980円。何年か前にUSBスピーカーを買おうとしたときは1万円を超える製品しかなかったが、最近は安い製品も多くなりありがたいことである。早速接続してみる。特にドライバ等も必要なく、自動的に認識され、さらに自動的に出力デバイスが「USB Audio」になった。特に何をすることもなく音がMM-SPU2SVから出てきた。本体には電源も音量調節ダイヤルもないので、接続した以上は音の調整はWindows標準の「ボリュームコントロール」から行う。初期設定では音量はかなり大きく驚いたので、さっそくボリュームを下げる。接続する前に下げておいた方が良かったかもしれない。 早速、音楽を再生してみると、問題なく音が出てきたが、音質は「そこそこ」と言ったところだ。元々、音質よりも、手軽さとイヤホン端子を使用せずに音を出すために購入したので、問題ないレベルだ。それよりも、ボリューム調節をしても音が出なくなったりせず、ケーブルも少なくなったので、非常に満足である。 ノートパソコンの内蔵スピーカーの音質はそれほど良くないことが多いが、これを改善するためにこの製品を使うのは適切ではない。内蔵スピーカーでは音量があまり大きくできないとか、大きくすると音が割れるといった場合、又は内蔵スピーカーの調子が悪い場合などは、MM-SPU2SVは非常におすすめできる製品だ。 (H.Intel) ■今回の関係メーカー・ショップ サンワサプライ http://www.sanwa.co.jp/ |
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