[8bit game machine 魑魅魍魎]

面白いモノを入手したのでインプレなどをメモしておきます。
まず、ブツの写真。

部品面
部品面

半田面
半田面

何かの分解写真?と思わせるこのブツですが、別に分解したわけではなくありのままの姿を撮影したモノです。
ファミコンのパチモノで、\999(税込) でした。ACアダプター・コントローラーは別売りでしたが、それぞれ \180(税込) と非常に安価。変に自作するより安そうです。
組み立てキットではなく完成品です。このブツの名前は「魑魅魍魎」というようです。

〜造り〜
かなり荒っぽい造りで、写真を見てもらえばわかるとおり「手作りです」と言わんばかりの半田付けです。
弱そうな部分はホットボンドで補強されており、それがまたいい加減な付け方なので、ちょっとさわるとはがれてしまいます(笑)
しかも、ホットボンドの糸があちこちに付着していて汚いです。とりあえず、動作させる前にその糸を取り除きました。
写真は取り除いた後ですが、まだ少し残っているようです(掲載のために縮小したので見えませんが・・)。

コンデンサなどが奇妙な方向に曲がっていて、自身の両足が接触していたところもありました。
半田面に1つだけついているコンデンサなんかは、自身の足の他に基板側の接触の可能性もあるので 動作させる前に十分に接触確認を行った方が良いです。
変に接触していると、ブツが故障したり、電解コンデンサなら破裂するかもしれません。要注意です。

〜部品〜
基板は3つに分かれています。
電源やAV端子/RF端子などアナログ系の基板、中央のCPU基板、電源SW/リセットSW/コントローラ端子の基板。
これらの基板はフラットケーブルによって接続されていて、その接続部は非常に弱いです。
少し使っていたら、アナログ部基板とCPU基板の接続部分が接触不良になって音が出なくなってしまいました。

〜コントローラ基板〜
単純にスイッチ類を集めた基板で、スイッチしかついてません。
ケースを自作するなら、これも自作することになると思いますが、配線だけで済みそうです。
コントローラのコネクタのプラスチック部分にも半田がついていました、 半田が飛び散るほどの勢いで取り付けているのでしょうか (^_^;
とにかく非常に豪快な造りです。

〜CPU基板〜
CPU基板はわりとシンプルです。デジタル回路部と言ったところでしょうか。
クリスタルは 21.47727MHz のものが取り付けられています。
半田面の中央に樹脂封印された部分があります。おそらく、この中にファミコン相当の機能が入った ワンチップマイコンが入っているのでしょう。

〜アナログ系基板〜
RF端子・ビデオ端子・オーディオ端子(モノラル)・電源プラグが取り付けられています。
半田付け箇所の密集度の割に、半田がこんもり盛られているので、不要な部分が接触していないか 不安になります (^_^;

〜画質〜
ビデオ端子にて接続して動かしてみたところ、私個人的には充分キレイだと思いました。
ファミコン(初代, FFマーク付き共に)は RF接続だけで、にじみやノイズが多かったと思いますが、 ビデオと音声が分かれているだけあって、それなりにキレイです。
NEWファミコンのビデオ端子接続に近いですね(ちゃんと見比べてませんが (^^; )

参考にもなりませんが、テレビに映した絵を撮影してみたので掲載しておきます。
この画質はテレビやデジカメならびに私の撮影方法によるところが多く、 ブツの画質評価には使えませんのでご注意ください。念のため (^^;

スペランカー
ひ弱すぎる主人公で有名な「スペランカー」です。
主人公の左側に映っているのは、テレビに映りこんだ窓です (^_^;
絵がゆがんで見えるのはテレビモニタのブラウン管のゆがみです。

$袋
近寄って一部分だけ撮影してみました。
例によって、撮影している私自身が映りこんでいるのでご注意ください (^_^;

バベルの塔
今度は別のゲームです。かなり近づいてマクロ撮影してみました。

ご注意
入手方法などは YaHoo あたりで「魑魅魍魎 ファミコン」を検索してもらえば見つかると思います。
基板むき出しなので、おそらく個体差が大きいと思います。あくまで私が入手したモノに関する メモであることにご注意ください。
何かを保証するものではありません。

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