[H8奮闘記 H8/3664F]
何気なく本屋でトラ技を見てみたら、H8/3694F なボードが付録で付いていました。
非常に小さなボードですが、MSXなんかより高速に処理してくれます(比べるな(笑))
で、購入してきたのは良いのですが、以前、秋葉原の秋月さんで H8/3664F なボード
と16x2キャラクタ液晶モジュールを購入してほったらかしだったことを思い出しました。
スペック的に 3694F と近いのと、3664の方はマザーボードを作成済みだったので、
トラ技の方はまだ開封せず、3664ボードの方で少し遊んでみることにしました。
電源は 9V電池なのですが、電池では実験しづらいので電池ソケットを切り離し、ACア
ダプタ用プラグを取り付け、ついでに液晶モジュールも 8bitモードで接続してみました。
早速、液晶表示のファームウェアを作成して書き込み。
液晶表示してるところ。
もう少し苦労するかと思っていたのですが、液晶モジュール自体がインテリジェント(?)
なおかげで、簡単に表示できてしまいました。
これに気を良くして「電子工作を始めよう」と部品箱をあさってみると、MSX用の似非
RAMディスク
(*1)を作ろうとして購入した 512KB-SRAM が見つかりました。H8/3664F
の内蔵RAMは 2KB なので、かなりの大容量です。
つなげてみたいと思ったのですが、H8/3664F はアドレスバスとデータバスが外に出
ていないため、プログラムをおくような RAMとして接続するのは無理なようです。
調べてみると、3664 は Tiny と呼ばれるタイプで、ワンチップで使うことを目的に規模
を抑えたモノらしく、3048 等の標準的(?) な H8 ではアドレスバス・データバスも出て
いるとのこと。
秋月さんのキットには、3048 もあります。せっかく気力が出たので、H8/3048F を購入
してみることにしました。
続く...
*1:似非RAMディスク
ROMカートリッジの中にバッテリーバックアップされたRAMを搭載して、RAMディスクとして使うモノ。
MSXのメイン記録媒体はフロッピーディスクなので、それに近い容量で高速読み書きできる似非RAMは
当時非常に魅力的でした。ゲームカートリッジを1つつぶして作るのですが、制作に失敗したまま放置
してました。
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