5.最後に
上達のために何が大切なのかということの優先順位をつけますと (1)しゃくり動作 (2)ハリの大きさの選定 (3)仕掛けの枝間、ハリス長 (4)ウィリー配色 ということのようです。 また何故この釣りが面白いのかということを分析すると (1)攻撃的で研究熱心な釣り人に適しているので、熱中しやすい。 (2)奥が深く、研究の対象としても最適である。 (3)多彩な魚種が釣れる万能釣法である。 また、疑似餌を用いているところから最近流行中のルアーフィッシングやフラ イフッシン グの要素もあり、こませを用いたベイト(俗に言う餌釣り)フィッシングとが融合した釣 りともいえると思います。 魚を騙すおもしろさがありながら釣果が餌釣り並もしくはそれ以上というわけ です。 このように大変に興味深い釣りなのですが先人の知恵とは誤解されやすいもの で例えば短 竿で積極的にしゃくる釣り方を「引っかけ釣り」と非難されたり、また普通の 付けエサよ りも釣れすぎる現場を目の当たりにして「こませしゃくり釣りは禁止にしよう。」という 話が持ち上がったことがあったとのことです。 しかし最新釣法だけにこれから釣果をさらにのばす方法が発見されたりするこ とも多いと 思われ、関東近郊だけではなく全国的に広まっていくと面白いと考えてこのよ うにものを まとめてみたわけです。インターネットですから、日本全国ではなく世界のフ イッシング ポイントでこれを試されて衝撃的な釣果や事実が出ることを望んでやみません 。 |
参考文献:この文章は1994年1月16日にPC−VANのフィッシングネ
ットワー クのライブラリ上で発表された東京都江戸川区にお住まいのネットワークネー ム帆天天 さん(PC-VAN:TJD17937 / NIFTY:HFH00366)の「チダイ(ハナダイ)のコマセ シャクリ釣法」をご本人の了解を得て、改変、情報追加,図表とGIFアニメ の付加を行 ったものです。 1997年9月 |