(5)こませしゃくり釣法の応用
こませしゃくり釣法は、前述したように外道が豊富です。タイ類以外の釣り方
をここで簡 単に紹介しておきます。 イサキ釣り、、、、昔から魚皮のバケを使ったこませ釣りがありましたが、ウ ィリーバケ も魚皮に負けないほど有効です。併せて、しゃくり動作を加えることで、食い 渋り時の対 策としても効果があります。ハナダイ用の仕掛けも使えますが、ワンランク下 げてハリス 1.5号、ハリはチヌ鈎の1〜2号を使用するのが良いでしょう。しゃくり方 は、指示ダ ナより3メートルぐらい下げて、軽く短いストロークで、ゆっくりと指示ダナ の2メート ルぐらい上までしゃくり上げます。こませが効いてくると、イサキはタナが上 がって来ま すので、高い位置で食わせると大型が多く交じります。 |
イナダ釣り、、、、初期のワカシやイナダは、警戒心も薄いので、どのような
釣法でも釣 れますが、晩秋の1キロ級に育ったイナダは警戒心が強いのでしょう、数釣り はなかなか 難しくなります。そこでこませしゃくり釣法が威力を発揮します。 ハリスは3〜4号、ハリはチヌ鈎の3〜4号またはグレ鈎の8〜9号、ウイリ ーの配色は ハナダイに準じますが、蛍光色系を混ぜると良いようです。晩秋の40〜45 センチ級に 育ったイナダのタナは、海底付近から5〜10メートルぐらいです。ビシが着 底したら、 底からゆっくりしゃくり上げますが、こませを多めに出すようにしゃくりは強 めに、しゃ くり幅は短く、次のしゃくりまでのインターバルは5秒ぐらいと大きく取りま す。このイ ンターバルの間に、こませを啄むようなブルブルというアタリの後に、ギュー ンと引き込 むことが多いようです。 その他の魚種についてはまた別のコーナーで少し述べてみたいと思います。 |