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岩元基の章
 

MOTOI2

向井覚著『建築家・岩元禄』相模書房p34の写真をスキャン

<説明>
 岩元基については,高橋英夫『偉大なる暗闇−師岩元禎と弟子たち』でもふれられているが,分からないことが多い.

例えば,

岩元基は,岩元清蔵の長子として弘化2年(1845)に生まれた(向井覚著p33).

と書かれているが,生年が直接に記載された資料は見あたらない.おそらく後掲する岩元基の明治十九年付けの履歴書が年齢四十となっているので, 逆算して弘化二年としたか,二才違いの実弟の平八郎が弘化四年生まれだから,ということだろう.ともかく,生まれてから明治六年四月までと明治十九 年十月以降,亡くなる明治二十八年までの記録がいっさい見あたらない.

妻 エイ

岩元基関連資料
履歴 本人自筆(コピー) 1頁 2頁  3頁 4頁 岩元基が士族授産事業に失敗した後、印刷局長一川研三宛に出した履歴書だと推測される
司馬遼太郎『翔ぶが如く』の「岩本基」 (準備中) 密偵野村綱が鹿児島城下に潜入しようとした船に、乗り合わせ助けを求められた、という場面で登場する。「野村綱」の取り調べ調書に出てくるのだそうだ。
二の丸購入予定者としての岩元基 (準備中) セル3:3

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