漆 の 器
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 漆器は英語で「ジャパン」と呼ばれるように日本を代表する工芸です。
 縄文遺跡から発見された漆器をみると木の部分は腐食しても漆は原型を保っています。これは漆が持つ本来の堅牢さ、耐久性を物語っています。明治以前、庶民は日常雑器に漆器を使っていました。丈夫だからです。明治以降の工業化の波に乗って粗悪な漆器が量産されたために「取り扱いが大変だ」とのイメージが定着したことは漆器にとって不幸なことでした。

 一会で取り扱っている漆器は昔ながらの技法で作られているため驚くほど丈夫です。焼き物と同じ扱いで大丈夫です。漆は熱を伝えにくいため汁椀に最適です。
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中山次郎 作
山本進也 作