酒飲む

私も学生時代は仲間と酒を飲みながらよく朝まで語り合ったりもしました。でも今日はこれからクルマで帰るので酒は飲まなかったんですが、話に夢中になり気がつくと午前2時!山本さんは「ちょとなにか食べようか」と言って「にゅうめんがあるわ。それ食べよう」と台所へ向かいました。私もじっとしてては悪いので、何か手伝いましょうか?と言うと、じゃあこれたのむ、とソーセージとキャベツを渡され鉄板でいためました。思えば今朝起きたときは、自分がまさかその日の夜中に見知らぬ土地の廃校のなかで、鉄板で野菜をいためているとは想像もしていません。これだから旅はおもしろいです。人生、先が読めません。

素敵

山本さんはよくここで町をみながら酒をのむそうです。たまに学校で子供達に文字を書かせたりして地域の交流も深めています。子供が大好きな山本さんらしいです。でも周囲も最初から理解があったのではありません。
「素」で生きると山本さんは言います。虚飾を脱ぎ捨て、自分をさらけだし、決して自分を隠したりしない。障害をもった子は本当に純粋だと言ってました。でも、そんな生き方は同時に「敵」も作ります。自分も本当はそんな生き方をしたいのに実際、他人がそうしてるとうらやましく、うとましくなるのでしょう。
だから「素敵」な生き方なんだ、と言いました。

またホタルを見に来ます、といって握手して帰途につきました。夜道は暗かったけど、なぜか気持ちは晴れ晴れしていました。


「美しく星ふる郷」。今夜は満天の星は見れなかったけど星空よりも素敵な「人のこころ」に出会えました。ありがとう!山本さん!

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