「さよなら、さよなら、俺・・・」
「さよなら、さよなら、私・・・」
別れのラストシーンがせつない大林宣彦監督の映画「転校生」の舞台、広島県尾道市を訪れました。
以前から一度行ってみたかった街でもあります。映画はもう20年も前に撮影されたので、果たしてあの独特のノスタルジックな雰囲気は残されているのかやや心配でしたが、街に近づくにつれそんな不安は無くなりました。
まさに映画の舞台そのままの街でした。こんなにセピアカラーが似合う街はあまり無いでしょう。
できれば、ショパンなど聞きながらゆっくりお楽しみ下さい。
ロープウエイからみた尾道市です。海をはさんで向島もみえます。無機質なビルはあまり無く、家々が雑多な感じですが、なぜか心が安らぐ眺めです。
尾道はご存知のように坂の街。山あいから港に向かって所狭しと住宅が建ち並び、その間を縫うように、細い坂道が通っています。
階段もあれば石畳の坂道も。いろいろな風情のある坂道が続きます。ちょっとした路地にもなんともいえない懐かしい感じがします。