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ピグマリオンを知っていますか?

彫刻家でありキプロスの若き王でもあったピグマリオンは、ある時理想の女性を大理石で彫刻するうちに、その彫像に恋をしてしまいます。
女神アフロディテはピグマリオンの願いを聞き入れ、彫像に命を与えます…
ギリシャ神話の有名なエピソードです。
大理石ではなく、象牙の彫刻だったという説もあります。
「プリティ・ウーマン」の元になった「マイ・フェア・レディ」の元になったバーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」の、さらに元となっているのがこの神話です。
そして、通っている人形教室の名前も、この神話が元になっています。

ブーシェ「ピグマリオンとガラテア」

2012年11月にエルミタージュ美術館で見てきたフランス、ロココ時代の画家フランソワ・ブーシェの「ピグマリオンとガラテア」です。
何枚か写真に撮ったのですが、光が反射してこのような構図になってしまいました。
234p×400pということなので、かなりの大作です。
ジャン=レオン・ジェロームのピグマリオンも有名です。
興味がある方は、自分で調べてみましょう。

エルミタージュ美術館に行った日は、日本での週間天気予報では曇りか雨とのことでしたが、日ごろの行いがいいせいか、一日いい天気でした。
そのせいか、絵の写真はほとんど窓からの光が反射してしまい、散々な結果に。
日頃の行いがいいのも善し悪しということですか?
ほとんどの日本人観光客が訪れるという3階の印象派以降のフロアはスルーで、主に彫刻とか建築とか内装とか、あと彫刻とか内装とか見て歩きました。
それでも、全然時間が足りなかったのですが。
開館が10時半なので、散策がてら徒歩でエルミタージュ美術館に向かいました。
サンクト・ペテルブルクの中心地は徹底したヨーロッパ風の街並みとロシア風の聖堂や寺院で、散策にはうってつけです。
ちなみにロシア正教の聖堂と寺院、どう違うのかわかりません。

街並み

サンクト・ペテルブルクは運河の街なので当然橋も多いです。この橋には欄干の両端にスフィンクスがいます。
他にもライオンとかグリフィンとか。
橋巡りもまた楽し。

橋

橋。

橋

そして、また橋。

ロシアのからすは黒くない

カラスです。ロシアのカラスは黒とグレーのモノトーンです。
白夜に真っ黒なカラスでは目立ってしまうからでしょうか。

ニコライ聖堂

ニコライ聖堂。

ニコライ聖堂

白と水色のコントラスト、細部まで手の込んだ優雅なたたずまい。

すべり台

近くの公園の遊具も寺院を模しています。

青い橋

幅が100メートル近くという冗談のような橋もあります。

美術館

そしてエルミタージュ美術館。

美術館

写真ではわかりにくいですが、すごく大きいです。

大使の階段もしくはヨルダン階段

中に入ります。

大使の階段

階段です。

大使の階段

各国の大使を迎えたことで「大使の階段」とも呼ばれるエルミタージュで一番有名な階段です。

元帥の間

The Field Marshals' Hall 元帥の間。

紋章の間

The Armorial Hall 紋章の間。

パビリオンの間

The Pavilion Hall パビリオンの間。

孔雀の時計

パビリオンの間にある孔雀の時計。よく見ると丸い籠の中にはフクロウと木の根元にはキノコにリス。
そして、ニワトリを従えています。
この部屋から眺める空中庭園がたいそう美しいのでございます。
なんという贅沢。

パビリオンの間から空中庭園を臨む

階段

開いたドアから見えるのはレンブラントの「放蕩息子の帰還」

廊下

いくつもの扉を抜けると

レオナルドの部屋

The Leonardo Room レオナルドの部屋。
もちろん、ここに飾られているのはダ・ヴィンチの絵画なのであります。
写真はありません。撮ったんだけど、ガラスに光が反射して失敗したので、upできません。
ドアの装飾もすごいです。

渡り廊下の向こうには

アーチの上の渡り廊下の先にある建物がエルミタージュ劇場です。行ってみます。

劇場入り口

渡り廊下がこの幅。残念ながら何かの上演の時しか入れません。左右の扉はスタッフルーム。

回れ右

渡り廊下を通って戻ります。

渡り廊下から

渡り廊下から見る眺め。下は運河が流れています。
この時、渡り廊下でシャガールの企画展をやっていました。
美術館のいたるところで企画展は行われていますが、撮影禁止のことが多いです。

廊下

廊下

The Raphael Loggias ラファエロの回廊です。

あの有名なカノーヴァの彫刻は次回。
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