ThinkPad560 で Linux

XFree86のインストール

   

Last Update: 1998.12.15.

XFree86 3.3以降では、TP560でも苦労することなく X が立ち上がるようになりました。

XFree86の設定

XFree86の設定は、システムに合ったサーバの選択と、その詳細な機能設定から成っています。TP560では、SVGAサーバ、すなわち XF86_SVGA を利用します。

Debianのパッケージからインストールする場合、xserver-svgaを選んでください。(前ページ参照)

XFree86のディストリビューションをそのまま利用する場合も、XF86_SVGAを選んでください。

XFree86の機能設定は、/usr/X11R6/lib/X11/XF86Configファイルで行います。まるっきり最初から設定する場合は非常に困難ですが、TP560をお使いのみなさんならその必要はありません。単に次のファイル:

XF86 SVGA 3.3 for TP560 configuration file (XF86Config)

をコピーすればよいのです。Debianの場合は/etc/X11/XF86Configに、それ以外の人は/etc/XF86Configにコピーしてください。

これだけです。(しつこい!?)

startxコマンドで X を起動してみてください。TP560なら動くはずです。もし動かなければ連絡ください!

いやぁ、昔は苦労しました。カーネルにパッチを当てたり、ドットクロック設定の外部プログラムを使ったり… 今となっては懐かしい。

ところで、XF86 3.3 からは、16bit color すなわち6万5千色表示をサポートしています。デフォルトでは256色表示となっていますので、これを変更してみましょう。

/usr/X11R6/bin/startx というファイルがありますので、これをエディタで開いてください。(シェルスクリプトです。)

先頭のほうに

serverargs=""

という行がありますので、これを

serverargs="-bpp 16"

に変更します。これならアイドル写真なんかもきれいに表示できますね。(^_^;

 

※ 800x600 で X11 を使う方法は、How to over 800x600 dots on LCD with X window systemのページが大変参考になります。新しいノートPCにチャレンジする場合は、まずここをチェック!

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キーボードの設定

ご存知のように、PCのキーボードでは一般に、[Ctrl]キーが配列の一番左下に配置されています。デスクトップならまだしも、狭いノートPCのキーボードでは、これは大変打鍵しにくい配列です。そこで私は、[Ctrl]キーと[Caps Lock]キーとを入れ替えて使っています。これは、X11のキーコードマッピングを利用するもので、xmodmapというプログラムによって行います。

実は、Xを起動したときに、「~/.Xmodmap」というファイルが存在すれば、それを入力としてxmodmapが自動的に起動されるようになっています。ですから、適当な「~/.Xmodmap」を用意するだけで、X起動時にはいつでも [Ctrl] と [Caps Lock] が入れ替わった状態で使うことができるのです。

私の「~/.Xmodmap」を以下に示します。

keycode 22 = BackSpace
keycode 37 = Caps_Lock
keycode 66 = Control_L
keycode 155 = grave asciitilde
keycode 161 = Meta_R
keycode 163 = Meta_L
keycode 49 = Control_L
keycode 131 = Control_L
clear lock
clear control
add lock = Caps_Lock
add control = Control_L
add control = Control_R
add mod1 = Meta_L Meta_R

これは、[Ctrl] と [Caps Lock] を入れ替えるほか、[無変換] と [前候補] を mule などのメタキーとして使えるようにしたものです。なお、私は日本語配列のキーボードでも、ブラインドタッチでASCII配列を使う人なので悪しからず。

さて、先日、某ショップ怪しいTP560用英語版キーボードを買ってきました。これは、TP560のキーボード部分をそっくり入れ替えるものです。ちゃんとIBMが作っていて、決して「怪し」くはないのですが、売り方が怪しかったりして。:-p

さっそく、ハードディスクを入れ替える要領で、キーボードを交換しました。スペースバーが長くなった分、[Alt]キーが押しにくくなったような気がしますが、普段打ちなれているASCII配列がそのままキートップになっているのは、気持ちいいもんです。こちらでも、同じように [Ctrl] と [Caps Lock] を入れ替えて使っています。

clear lock
clear control
keycode 37 = Caps_Lock
keycode 66 = Control_L
add lock = Caps_Lock
add control = Control_L
add control = Control_R

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XFree86 3.3.2 on TP560X/Z

国土地理院の原田さんから、ThinkPad 560X で XFree86 3.3.2 が動いたという報告と、性能に関する詳細なレポートをいただきました。ありがとうございました。

また、京都工繊大の山下さんから、ThinkPad 560Z でも XFree86 3.3.2 が動いたという報告をいただきました。ありがとうございました。

TP560X/Zでは、それ以前の機種(TP560,TP560E)とは全く異なるチップセット、NeoMagic NM2160が使われています。このため、XF86の以前のバージョンでは動作しませんでした。

以下に、原田さんから頂いたレポートを掲載します。

Xサーバーとコンフィグファイルは
http://www.mnsinc.com/js/Neomagic.html

から取って来ました。
XF86Config は
VideoRam 1024
の部分をコメントアウトしました。(2Mなので)
気になる描画スピードですが、
歴代のTP560の xengin の値を書きますと

TP560
53.04 BogoMIPS
XFree86 v3.3 800x600 8bpp 985rpm
XFree86 v3.3 800x600 16bpp 392rpm

TP560E
331.78 BogoMIPS
XFree86 v3.3.1 800x600 8bpp 1387rpm
XFree86 v3.3.1 800x600 16bpp 754rpm

TP560X
462.03 BogoMIPS
XFree86 v3.3.2 800x600 8bpp 2154rpm
XFree86 v3.3.2 800x600 16bpp 1076rpm

となり、とっても快適そうです。(自分でも欲しくなりました)

とのことです。ビデオチップセットが変更になって、ずいぶん高速化されてたようですね!

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Accelerated X

※ ここの内容はちょと古いですが、ご参考までに...


Accel.X 2.1を買ってきて試してみました。結論を申しますと、ThinkPad560 + AcceleratedX 2.1 で、65K色(or 32K色)出ます!

ただし、起動時/終了時に cy9382 というプログラムが必要です。

まず、 cy9382を入手します。 これは元々Valery Petrov さん@テキサス大のページからいただいたものですが、Cyber9382の 新しいリビジョンに対応するように修正してあります。 (Thanks to 内田さん@東京都精神医学総合研究所) ちなみにソースはこちらです。これをrootでセーブしてsetuidで実行可能にし、/usr/X11R6/bin/startxの中で xinit を実行している部分の前後に、以下のように追加します.

	cy9382 -b
	xinit $clientargs -- $serverargs
	cy9382 -s

情報を下さった石原さん@富山大ありがとうございました。

私の設定内容:

Graphics Board: Trident TGUI9660, 1MB
Monitor: SingleFrequency (800x600 @ 56Hz)
Colors: 65536 colors
Resolutions: 800x600
Desktop: Disabled
Visual: Default
EnergyStar/DPMS: On
Keyboard Layout: US
Mouse Type: PS/2
Mouse Device: /dev/mouse
Mouse Buttons: Emulate 3 Buttons
RGB File: /usr/X11R6/lib/X11/AcceleratedX/etc/Xrgb
Font Path: /usr/X11R6/lib/X11/AcceleratedX/fonts/misc/,/usr/X11R6/li...

65K色にお金を出せる人(1.5万程度)にはお薦めです。

その後、何度か試していると、Accel.X終了後に画面が真っ暗になることがあります。でもキー入力はできるので、めくら打ちでリブートしています。やれやれ。

Accelerated Xの開発元、Xi Graphics のページ (最新のバージョンは 4.1 らしい)

 

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