紅葉紀行
会津朝日岳(あいづあさひだけ)

(1,624m、福島県)  164座

叶の高手から見た会津朝日岳


いわなの里〜会津朝日岳往復

【プロローグ】
 この山は3年前の秋に計画していながら登りそこね、その後も天気が悪くて登りそこなっていた。私は「この山は絶対に紅葉の時に登りたい」というコダワリがあり、その時をじっと待っていた。

 当初は週末に避難小屋泊まりで行く予定だったが、週末は天気が思わしくないことと、今年の紅葉は例年より早そうなので急遽日程を変更し、只見へ一泊して日帰りで登って来ることにした。
 これが大正解だった。全山紅葉、登山道は紅葉と黄葉のトンネルで感激! まずはこれをご覧下さい。


(登山道は黄葉のトンネル)

2008年10月20日(月)

自宅800−川越IC−小出IC−1400只見(泊)

 今日は只見の民宿へ泊るだけなので8時に家を出た。川越ICから関越に乗り、小出ICで降りた。
 六十里峠の紅葉が綺麗だった。山はちょうど見頃だ。田子倉湖はあと2〜3日後かも知れない。山がこれだけ紅葉していれば、明日登る会津朝日岳の紅葉も期待できそうだ。

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 只見町へ14時頃に着いた。早く着いたので、明日登る朝日岳の登山口を確認するため、「いわなの里」へ向かった。
 只見駅前から真っ直ぐR289(沼田街道)を走り、萬歳橋を渡らずに右折。橋に「会津朝日岳登山口」の標識が立っている。後は標識に従って行けばいい。

 「いわなの里」は駐車スペースも広いが、「登山者は駐車禁止」の表示。いわなの里を素通りして進むと、すぐに「会津朝日岳登山口」の大きな標識があった。しかし、ここは駐車スペースがない。そのまま100m位進むと広い駐車スペースがあった。

 車は2台だけ。今日は月曜日なので少ないのだろうか。ちょうど中年男性3人組が下山して来たところだった。早速、紅葉について聞いてみると、
「凄かった! とにかく凄かった!」と興奮ぎみに言う。
 私が、「山の中腹あたりが良かったんですか?」と聞くと、
「全部よかった! 私なんか300枚ぐらい写真を撮ってしまったよ!」、という。

 普通は、紅葉は山頂付近、中腹、山麓と降りてくるものだが、会津朝日岳は全山紅葉だという。明日が楽しみだ。
 今日は、登山者はこの3人だけだったそうだ。

 もう1台の車にいた方は営林署の方だという。熊について聞いてみると、「いることはいるが、登山道へ出たとは聞いたことがないですねぇ・・!」とのことだった。まずはホッとしたものの、
明日登るのは私一人かも知れないので用心しながら行こう。

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いわなの里

登山口駐車場

駐車場付近の紅葉