会津朝日岳−2/3

2008年10月21日(火)

只見の宿520−542登山口600〜653三吉ミチギ700〜813人見の松820〜841叶の高手900〜936熊の平〜1041会津朝日岳1122〜1226叶の高手1235〜1318三吉ミチギ〜1358登山口

 只見の民宿を5時20分発。
 宿を出た時は真っ暗だったが、いわなの里へ近づくにつれ明るくなって来た。駐車場へ5時42分着。 しかし、車は1台も止まっていない。やはり今日も一人ぼっちのようだ。
 車から降りると寒くてガタガタ震える。ここまでヒーターをガンガン焚いて来たので、一気に北極へでも放り出されたような寒気に震える。

 昨日、サービスエリアで買ってきた「熊よけ鈴」をザックにぶらさげ、6時ジャストに出発した。
 周りもすっかり明るくなった。左手の山の紅葉がすばらしい。だが光線不足で写真は撮れない。

 荒禿沢を過ぎ5、6分も行くと左手の山全体が紅色に染まっていた。「すごいなあ・・・」と感嘆の声。まだ露出不足だが、かまわず写真を撮った。

 沢筋の道を登って行くと、今度は右手の山が紅葉しているのが見えた。しかも山頂部は朝日が差し込み、紅葉した山がオレンジ色や紅色に輝き出した。露出不足を承知でシャッターを何回も押した。

 登山道の周りは、360度が紅葉と黄葉に彩られる。こんな光景は今まで見たことがない。
 段々と登山道の周りが紅葉で綺麗になって来た。ダケカンバの黄葉のトンネルだ!

【拡大できます】

(朝日に輝く紅葉)

(ダケカンバの黄葉)

(ブナの黄葉)

 三吉ミチギへ6時53分着。
 ここで一服しながら周りの紅葉を眺める。「あ〜あ、仲間に見せてやりたいなあ・・・」

 ここは黄葉が多いので、もう少しモミジやドウダンなど赤い紅葉があるといいなあ・・・、と思っていたが、次第にモミジの赤が見られるようになって来た。

 すごい! 今度はブナの黄葉のトンネルだ。道も次第に急になって来たが、これだけの紅葉の中を歩くんだから苦にもならない。

 右の尾根が斜面いっぱいに朝日を浴び、紅葉で山が燃えているようだ。

 やっと登山道にも朝日が差し込んで来た。カエデの赤がまぶしい。黄葉のトンネルも最高だ!


(全山紅葉)


(登山道は紅葉のトンネル)

 登って行くにしたがい登山道も落葉が多くなって来た。「濡れ落ち葉!」、ではなく、紅葉のジュータンだ!
 真っ赤なナナカマドがあった。これほど紅いナナカマドは今年初めて見た。やはりナナカマドの赤はいい。


(ナナカマド)

(モミジ)

 急な斜面を登って行くと、危うく標識に頭をぶつけそうになった。その標識には「人見の松」と書いてあった。今は松の木は一本もなかったが、かつては松の木があったのだろう。
 ここは展望がいい。すぐ上に見えるのが「叶の高手」だろうか。紅葉が綺麗だ。早く行こう。


(人見の松)

(人見の松から「叶の高手」手前のピーク)