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自宅640−730相模湖IC−小淵沢IC−910観音平930〜1021雲海展望台1035〜1118押手川1145〜1323編笠山1330〜1354遠い飲み屋(青年小屋泊) |
9月になってもまだまだ暑い日が続く。 今日はバイトもないので「赤提灯」で一杯やろうと思い、朝6時40分に家を出た。それは「遠い遠い飲み屋」だからである。場所は八ケ岳南部、編笠山と権現岳の鞍部にある「青年小屋」である。 私はまだ編笠山も権現岳も登ったことがなく、今年の5月に登ろうとしたが、ギボシの鎖場が凍結していると聞いて諦めた。今回はそのリベンジである。雪山ではないが、逆に、このクソ暑い時に登って「遠い飲み屋」で冷たいビールなんて最高ではないか! そして、翌日は権現岳へ登り、三ツ頭を周って帰って来るという、ちょっと贅沢な山旅である。 |
(観音平へ向かう途中から見えたギボシと権現岳) |
(観音平の駐車場) |
(登山口には熊出没注意が!) |
(トリカブト) |
(大きな岩の間を抜ける) |
(雲海展望台) |
20分ほど登って少しなだらかになった所に、ポツンとベンチがあった。 そして、そこからすぐに岩がゴロゴロした登りになり、周りはいつの間にか原生林になって来た。 |
その原生林の少し開けた所が「押手川」の分岐になっていた。先客が4、5人いたが私と入れ替わるように出かけて行った。私はここで昼食にした。 ここは周りが薄暗い原生林なので、たった一人でいると気味悪い。近くの標識に、「編笠山の原生林」とか「やまなし森林100選」と書いてあった。 また、「押手川」の地名について、「昔、登山者が水を求めて手で苔を押したところ冷水が湧き出たことから、この名がついた」と書いてあった。 |
押手川からは、急登になって来た。岩と木の根の嫌らしい登りだ。いつの間にか空は白い雲に覆われ、まるで夕暮れのように薄暗い。 パッと見ではどこが登山道か分からないが、赤いリボンや緑のロープがあるので迷うことはない。しかし、このロープは登山者が道に迷わないためのものではなく、自然保護のため登山道の周りを踏み荒らすな、というロープである。 |
(梯子を降りる下山者) |
(ハイマツの中の急登) |
(冷たいビール、あったか〜いビール??) |
(山頂を右側から巻いて行く) |
(ウメバチソウ) |
(ハナイカリ) |
そして、なだらかになった所に標識があり、左手奥に山頂が見えた。 | |
13時23分山頂着。山頂には15,6人の先客がいた。 せっかく立った山頂であるが、ガスに覆われ何も見えない。本来なら権現岳や赤岳はもちろん、北アルプスから、中央、南アルプスまで見えるというから悔しい。 山頂では腰も下ろさず、立ったまま一服していると、ガスの中に冷たいものが混じって来た。急いで小屋へ向かって下って行った。 |
標識からはシャクナゲ街道になった。道の両側はシャクナゲだらけである。しかし、ここにも花芽がないと思っていると、ポツンと花芽があった。「あったゾ〜、ツボミがあったゾ〜!」
(写真右は少なかった来年の花芽) |
(編笠からゴ−ロ−を下って青年小屋へ) |
(ついに「遠い飲み屋」へ到着) |
(小屋からの編笠山) |
(まだ咲いていたヤナギラン) |
(小屋からのギボシと権現岳) |